バッチ博士のフラワーエッセンス 基礎 通信講座 体験談
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和矢
掲載日: 2008年 5月 26日



 私にとって、フラワーエッセンスの学習をしている半年ほどの期間は、時間を飛び越えたような、不思議な時期でした。
 本来ならば、何年もの時間と様々な経験を通じて気づき、学んでいくであろう事を、ほんの数ヶ月でばたばたと片付けた、そんな感覚を感じています。
 正直なところ、はじめは「フラワーエッセンスの作用を体感するためとはいえ、具体的な問題もないのにフラワーエッセンスを飲んで、変化がわかるものだろうか」という気持ちもありました。
 ですが、それぞれのカテゴリーごとに選ばれたフラワーエッセンスは、不思議と自分の性格上の問題や、その時々の状態に合っていて、様々な気づきや変化をもたらしてくれました。
 私の場合、テキストを読みながら「いるいる、こういう人。こういうタイプ、苦手なんだよなー」と苦笑してしまったようなフラワーエッセンスが再三選ばれ、戸惑う事がよくありました。自分の中の嫌っている部分、抑圧している部分だからこそ、そういう部分を見せつけてくれるような人物が現れると苦手意識を抱いてしまうという事だったのでしょう。
 また、自分はこういう事を恐れていたんだ、という事に気がついたら、次の単元ではうまい具合にその恐れを解放してくれるようなフラワーエッセンスが選ばれる、といった事もあり、まるでフラワーエッセンス同士がうまく連携プレーをしているように思えました。

 特にそういった事が顕著に現れ始めたのは、「孤独」のカテゴリーの頃からです。私にはウォーターバイオレットヘザーが選ばれました。
これまで他人に干渉されるのもするのも苦手だった私には、ウォーターバイオレットはしっくりくるものでしたが、ヘザーは全く正反対のように思えました。ですが、ミックスボトルを飲んでいるうちに、実は自分はとても寂しがりで、人に構ってもらいたい部分や注目されたい欲求がある事、それが拒絶されるのが怖いから、敢えて自分から人と距離を置いているという事を実感しました。また、自分から距離を置いているくせに、周囲から注目されなかったり評価されなかったりすると、取り残されたような孤独を感じ、その寂しさを怒りに転化するというパターンにも気づけました。
 確かに私は、人からどう思われているか、仕事の上でどう評価されているかを過剰に気にする傾向があります。結局、それは「よく思われたい、高く評価されたい」という気持ちの裏返しのわけですが、その期待が裏切られた時、私はそれを相手や環境のせいにして怒る、というパターンを繰り返していたのです。

 そして、次に学習したカテゴリーでは、まさに怒りを解放するためのホリーが選ばれ、さらにその次のカテゴリーで選ばれたウイローが、それは環境のせいではなく自分でそうしているのだという事を気づかせてくれる、といった具合でした。
 愛して欲しい、注目して欲しい、という気持ちは人一倍強いくせに、自分から愛して欲しいとは言えず、そのくせ放っておくとすねて怒る、扱いにくい子どもみたいな人間だったんだなぁと、我ながら思います。
 これまでの私なら、「そんな事はない、自分はそんな人間じゃない」と否定していたかもしれません。ですが、フラワーエッセンスを飲んでみて、「ああ、そういう事か」と、自分の内面にある否定したい部分を、ごく自然に受け入れる事が出来たのも、大きな変化でした。
 ホリーウイローの他に、ちょうどクッションの役割を果たしてくれるようなフラワーエッセンスが選ばれたのも、偶然ではなく、フラワーエッセンスが助けてくれているように思えました。

 フラワーエッセンスの働きかけは、よく「玉ねぎの皮をむく」と例えられますが、人間の心や感情というのは何層にもなっていて、表面の問題が解決したら、その原因になっていたさらに奥の部分が見えてくるものなのだという事、そしてフラワーエッセンスは、無理にばりばりと皮をむいていくのではなく、そっと気づかせてくれる物なのだという事を体感し、あらためてその奥の深さを、頭ではなく体験を通じ、心と体で理解できたように思います。
 今回、フラワーエッセンスを自分で飲みながら学習している期間は「傷つかないよう怒りで身を護るパターンを手放す」というのがテーマになったような気がしますが、その皮がむけたいま、次のテーマが現れてくることでしょう。
 それを楽しみにしながら、これからもフラワーエッセンスの学習を続けていきたいと思っています。

 最後になりましたが、フラワーエッセンスの学習を通じて、丁寧なアドバイスやサポートを下さった「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎通信講座」スタッフの皆様に心から感謝いたします。本当にどうもありがとうございました。