バッチ博士のフラワーエッセンス プロ養成 集中講座 体験談
直線上に配置

〜バッチ博士のフラワーフラワーエッセンスプロ養成東京集中講座臨床体験談〜
石井沙智

掲載日: 2009年 11月 11日 


(弊社注:掲載にあたり、クライエントからの許可を頂いております。ただし、クライエントが特定されぬよう、弊社サイドの判断にて、削除または曖昧にしている部分があります)

【事例1*クライエントA】
性別:女性
年齢:30代
職業:医療関係
健康状態:問題なし
個人セッション・ワークショップ等の経験:前世療法


カウンセリング 
<現在について>
ここ数ヶ月で引越し、職場での異動(もともと希望していた部署への配属)、飼ったばかりのペットが数ヶ月で亡くなる、などの変化があった。ペットの突然死ではとても落ち込んだが、現在気持ちは少し上向きになってきていると話した。
<過去について>
「特にはない」と最初話した。その後「やはりペットの死がショックであった」と話す。その話のあと、「そういえば裏切られたような思いになったことがある」と話しはじめた。
異動する前の部署で仲良くしていた人に突然避けられるようになった。原因はなんとなく自分でもわかっている。その人から全てを否定されるようになった。自分の仕事に対する姿勢、やり方全てを否定されるような感じで、その人にそうされるようになってから部署内の誰ともうまくいかなくなった。それ以来、自分は間違っているのか、何が正しいのかわからなくなっている。
<家族について>
「至って普通だと思う。父親とはうまくいっていないが、それも普通の範囲だと思う」と話した。父親の職業柄、逆らえない環境で育ったと話している。

* カウンセリング中には出てこなかったが、普段の話の中で子どもの頃からヒーラーに興味があり、そのような漫画や本をよく読んでいた、と言っていた。友人にもヒーラーになった人がおりその人から刺激を受けていると話している。医療関係の仕事をしているが、植物療法の学校に今通っており資格をとろうとしている。私の方から、ヒーラーになったほうが良いのではないかと話したことがあるが、「現実を考えると今の職業をやめられない」と話していた。
* クライエントの顔色が土気色でぼんやりした様子であった。セッション前のメールなどのやりとりでは返信がなかなか返ってこなかった。

クライエントのテーマ・問題
現在問題となっていること、希望することとしてまず「気持ちが楽になりたい。すっきりしたい」と言った。その後、「自分はこれで良いのだって思いたい。自信をつけたい、取り戻したい。」と話した。
「自信を取り戻して、自分らしく元気になれるようなフラワーフラワーエッセンス」をテーマにリーディングを行うこととなった。

リーディングの内容
第1チャクラCerato  Cherry Plum
第2チャクラGorse
第5チャクラRed Chestnut  Mustard
リーディングの中で、Gentianはペンジュラムが「わからない」と最初に示したが、ミックスの中には入れなくて良いという結果が出た。

*クライエントの状況(引越し、職場の異動、飼っていたペットの死など)から、変化の時期にいると思われる。そのため、変化の時期に必要なCherryPlumやMusturdが必要となっているのではないかと捉えた。また、今回のカウンセリングでは出てこなかったが、子どもの頃からヒーラーに興味があるが医療従事者として働いているという話もあったため、これから本当にやりたい仕事へと向かっていくような気がした。それもあってCherryPlumやCeratoは必要になったのではないかと考えている。
以前の職場の人とのかかわりで落ち込み、自信を無くしていることからその傷を癒す必要があり、人との関係性を表す第2チャクラにGorseが必要となっているのではないかと感じた。

エネルギーペネトレーションペンダントによるヒーリング
・エネルギーペネトレーションペンダント(以下EPP)を使ったヒーリングでは、Cherry Plumはやわらかな大きな円を描くようにが動いた。
・ヒーリング中、第2チャクラに選ばれたGorseに関してはEPPの動きが速く感じた。時間をかけたほうが良いと感じ、選ばれたフラワーフラワーエッセンスの中で最も時間をかけて行った。
Gorseでヒーリングを行っているとき、クライエントの呼吸が深くなり手指がぴくぴくと動いた。

シェアリング
◎クライエントが花カードを見た印象・感じたこと。ヒーリング中に感じたこと。
・ 一番気になるのは、Gorse。ヒーリング中に思い浮かんだのがオレンジ色の光だったため。ヒーリングを受けている最中、自分の顔が思い浮かんだ。
・ ヒーリングがはじまってすぐは、喉のあたりがつまる感じがあって苦しかったがヒーリングの最後になると楽になった。これまでもいくつかフラワーエッセンス以外のセッションを受けたことがあるが、いつも喉がつまる感じがあった、と話した。
・ Ceratoは、きれいだなと感じる。

◎ フラワーエッセンスの説明
(講座テキスト「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」/フレグランスジャーナル社刊を参考に)
・ クライエントが一番気になる、と話したGorseから説明した。
前回の職場で人から否定されるという体験から、自分の自信を無くしているという状態が続いているため長期的な落ち込みに良いフラワーエッセンスであることを説明した。どんな状況であれ、絶望的な状況にあっても再び希望と強さを与えてくれる。悪循環から自分自身へ戻ることを助けてくれる。肯定的な結果を信頼し、望んでいることを実現するため新しい方法を試してみる気持ちにさせてくれることを説明した。
人との関係性に関わる第2チャクラに選ばれていることを伝えた。

・ 次に「きれいだ」と感じるCeratoについて説明した。
否定され続けることによって自信を失っているため、直感や判断に自信が持てなくなっているだろうと感じた。そのため自分の判断にいつも疑問を感じ、迷っていて他の人のアドバイスを求めている人に役立つ。深いところでは自分のやりたいことがわかっているが、自分自身の直感や判断力に自信がもてない。自分自身の直感・内側の声を取り戻し、自分自身の直感や判断を信頼しそれによって行動するようにサポートしてくれる。Ceratoのエネルギーがプラスに表現されると、情報を得た後に他の人々と分かち合うことができるようになる、ということを説明した。

・ Cherry Plumに関しては、恐怖に関係しているフラワーエッセンス。コントロールを失ってしまいそうなほどの脅迫的な恐怖に良い、ということを説明した。またクライエントが、全ての事柄を内側に抱え込んでしまう人、に思えたため、このような人が陥りやすい、ということを伝えた。また、クライエントが変化の時期にあること、これから変化していくのでは、(おそらく本当にやりたいヒーラーとしての仕事へ)と考え、ターニングポイントや何らかの大きな体験をした時に一時的に起こる状態でもあると説明した。ハートはそのことに全面的にOKだが思考が今までのパターンにしがみつき、ハートと思考が自分の中で争い始める。人生における飛躍的な成長のきっかけとして使いことができることを説明した。

・ Red Chestnutに関しては、他の人、家族や友人の心配をしすぎることで結果的に自分自身を犠牲にしてしまっている人に役立つことを説明した。現在の職業が医療従事者でもあるため、関係性を観る時にも役立ち、他の人々のケアをする援助職の人を助けることを説明した。自分自身の内側と深くつながりながら他の人々と関わることを、純粋な愛を与えることをサポートしてくれる、と伝えた。
・ Mustardに関しては、わけもなく憂鬱や絶望感に支配されているときに良いフラワーエッセンスと説明した。クライエントが話す「すっきりしない状態」にあてはまりそうな、動作はゆっくりとなり精神的に何かをしたいという動機がわいてこず、霊的にもエネルギー的にも低い状態になっている、ということを伝えた。成長や自己確立の過程において新たな段階へと至るために通り抜けるプロセスとしてこの状態になることがある。このような状態になっても、距離をもってみることができるようになり、暗闇に光を持ち込み、軽さを与え、幸福感・喜び、信頼、安定感を与えてくれる、ということを説明した。

花の説明を受けた後のクライエントの感想
すごいなって思います。どれも自分にぴったりだなって思います。最近、自分の直感が働かなくなっているのを自分でも感じていました。

使用方法や注意点についての説明
・ フラワーエッセンスは、基本的に、起床時、毎食前と寝る前に使用すると花のエネルギーが感じやすく良いことを説明した。必要だと感じるときはそのときに使用して良いし、フラワーエッセンスを飲むことを忘れるようであれば、それはそれで必要がないということであるため構わないことを説明した。
・ ボトルのスポイト部分が体に触れないよう扱うことを説明した。
・ 初期反応(浄化反応)として、一見マイナスに思えるような出来事が起こるかもしれないこと(熱・下痢、悪い夢を見る、悪い出来事が立て続けに起こる、など)、しかしそれも必要だからこそ起こるため、あまりひどくないようであれば続けて飲んでもらうと良いこと、あまりひどい状態が起こるようであれば連絡をください、と伝えた。


* セッション中から、セラピストである私自身がぼんやりするようになった。そこからずっとぼんやりする状態が続き、目の前がよく見えなかった。花カードで一度Clematisが選ばれ、使用したが若干良くなったもののやはりすっきりはしなかった。自分としても夢見ているような感覚はなく、ただ目の前がぼんやりするような感覚だった。もう一度花カードで好き嫌いからフラワーエッセンスを選びなおし、好きの中でStar Of Bethlehemが選ばれた。使用した翌日の朝すっきりと目覚め、目の前がよく見えるようになった。もしかすると、次のフォローアップでクライエントに、Star Of Bethlehemがリーディングされるのではないか、と感じた。

フォローアップセッション(2週間後)
◎ セッションを受けた後に起こったこと。フラワーエッセンスを飲んでいて変わったこと。
(クライエントからの感想)
大きく変わったことはないが、なんとなく楽になりました。人と接することが楽になってきています。良い方向に向かうよう意識しながらフラワーエッセンスを飲みました。自分の発する言葉で他の人がどう感じて影響し事が流れていくかを常に考えていくと、今までマイナスに感じていたことやなぜ悪いことばかり起こるのだろうと思っていたことが自分に原因があるんだと数日後に感じるのではなくすぐに感じることができ対応できるようになった気がします。
関係ないかもしれませんが、飼っていたペットの死で落ちこんでいましたが、ようやく次の子が決まりそうです。自分から連絡すればよい状態ではあったのですが、先日連絡して日取りが決まりました。
また、車を買い替えようと思っていたのですが、ちょうど良い中古車が入ったと連絡があり、車を買い替えることになりました。
  
(セラピストから見たクライエントの印象)
顔色が良くなった。色白ではあるが普通の色白さで頬がうっすらピンク色だった。
フォローアップセッション前のメールでのやりとりでは、メールにかわいらしい絵文字が入るようになり返信が早く必ず返ってくるようになった。

(セラピストがクライエントの感想を聞いて感じたこと)
人との関係の中で自分に対する自信を失っていたがその点に関しては前回のセッション(Gorseによるヒーリング)で癒されているようにと感じた。
前回選ばれたRedChestnutによって、人との関係性を観ることができるようになっているのではないか、と感じた。
Mustardを使用することでエネルギーが流れるようになり、メールの返信が早くなる、次のペットを飼う日取りを決める、など行動できるようになってきている、と感じた。
私は、第5チャクラのある喉のつまり感が気になっていたため、フラワーエッセンスを飲んでいる最中に喉に何か反応はなかったか尋ねたが、その点については何も反応はなかったと返答があった。
また第2チャクラの部分も気になったため、下痢・便秘などの反応がないか尋ねると「いつごろからかわからないが便秘があり常に下剤を使用している」と話した。今回のフラワーエッセンスの使用中は特に変化はなかったと話した。

カウンセリング
まだ同じようなテーマでセッションが必要だと感じた。クライエントがもっと変化を求めているように感じた。そのため、「同じテーマでも良いですし、何か別のテーマでも、なにかあればまたセッションします。」と伝えた。
クライエントは、「テーマ・・・・やっぱりテーマって自分らしく、生き生きしたい。こういう自分も自分なのかなとは思うんですけど。TVで『ここにいる自分が自分』というのが印象に残っていて。本当の自分って何なんだろうって思うんですけど、考えていると辛くなります。自分らしくっていっても、自分らしいって事がなんなのかよくわからないんですけど。これで前回と違うフラワーエッセンスが選ばれたり、また同じフラワーエッセンスが選ばれたりしても面白いですよね。」と話した。
カウンセリングの最後にクライエントへ「本当の自分って、きっと生き生きしたものだと思いますよ。」と伝えた。

クライエントのテーマ・問題
自分らしく生き生きできる

リーディングの内容
第1チャクラ Wild oat
第2チャクラ Oak Elm Agrimony Mimulus
第5チャクラ Star Of Bethlehem

人との関係性を表す第2チャクラに、Oak Elm Agrimony Mimulusが選ばれた。人との関係の中で自分がどうあるか、ということをサポートしてくれるフラワーエッセンスが選ばれているのが印象的であった。周りの期待に応えるため、周りの人にどう思われるかではなく、本当の自分らしい自分をサポートしてくれるフラワーエッセンスが選ばれているのではないかと思う。第1チャクラのWildoatに関しては、やはりクライエントが本当にやりたいこと(おそらく今の職業ではなくヒーラーなのではないか?と私は捉えている)ができるようにサポートしてくれるのではないかと思う。
前回のセッションで話していた第5チャクラの喉のつまりが私としては気になっているが、Star Of Bethlehemが選ばれていること、またMimulusが選ばれていることからバーストラウマが関わっているのか?と思った。
前回は自信を取り戻すために過去の傷を癒すという形であったものが、より細かく「自分らしい」ということに向かっていくような気がした。

エネルギーペネトレーションペンダントによるヒーリング
第1チャクラのWild oatによるヒーリング始めてすぐに、クライエントはいびきをかき眠っているのがわかった。ヒーリングが終了するとともにいびきが治まり普通の呼吸になった。
その後、第2チャクラのOak Elm Agrimony Mimulus によるヒーリング関しても、同じようにヒーリングを始めるといびきをかき眠るようになり、ヒーリング終了とともに普通の呼吸にもどることを繰り返した。
ElmでのヒーリングではEPPが大きく反応し下腹部で腸がグルグル動く音がした。
Agrimonyでも、大きくEPPが動いたが、このフラワーエッセンスに関しては特に時間をかける必要があると感じ最も時間をかけて行った。
Mimulusでは、私自身が黄色い小さな花のイメージが頭に浮かび、そのイメージの中ヒーリングを行った。
前回のセッションで、喉のつまりをクライエントが訴えていたため第5チャクラのStar Of Bethlehemでは、何か大きな変化があるのではないかと思いながらヒーリングを行ったが、クライエントに大きな変化はみられなかった。

シェアリング
◎クライエントが花カードを見た印象・感じたこと。ヒーリング中に感じたこと。
体が軽いです。意識が遠のいた感じがします。眠っていましたよね?
喉はなんともありませんでした。つまる感じもありませんでした。
なんか軽い感じです。
ヒーリング中、小さい花のイメージがわきました。今回は、淡い色の感じ。白っぽいイメージがありました。

◎フラワーエッセンスの説明
・ クライエントは、一番気になるのはヒーリング中イメージしたのが小さい花だったからAgrimonyだと話した。そのため、Agrimonyから説明した。
外側を楽しむことに問題はないが、自分自身を楽しむことが出来ない人によいフラワーエッセンス。親切で明るく、みんなの人気者で中心的存在。しかし、このタイプの人は人から離れているという感じを持っている。内側に不安や恐怖があるのに何も問題がないように見せる。自分の心配や恐れを社交的で陽気な仮面の中に隠し、理想的な人を演じてしまう。本当の自分より幸せそうに見せて、またそのほうが人から愛されると思っている。
私は、クライエントが繊細なように感じたため、自分の感受性や敏感さを抑圧してしまっている。外側の顔と内側で自分が感じていることがあまりにも違うので苦しむ、ということを伝えた。また、クライエントの家庭環境にあてはまると思い、上流階級や厳格な家庭で育った場合に多く、「あなたがいい子だったら愛するわ」というような家庭環境で育った人に多いことを説明した。このフラワーエッセンスは、自分の問題を正直にみつめる質を育んでくれ、あるがままの自分を愛せるようにサポートしてくれると伝えた

・ 次に気になるのは、Oak。「一体、これはなんだろう?って思います」と話した。そのためOakについて説明した。花ではなく、木のフラワーエッセンス。このフラワーエッセンスは、この木のように強く、逆境にもギブアップせず物事をやり続ける人によいフラワーエッセンス。何かが起こったときに壁に頭を打ち続け、もがくことによってそこから出られると信じているタイプ。周りの人から、決して不平を言わない強い人のため信頼できると思われる。このような性質が体にも影響し、体が硬く柔軟性がない人もいる。「ここにいる自分が自分」という言葉が印象に残っている、とカウンセリング中に話していたため、瞬間瞬間を遊びに満ちて楽しむ質、喜び、自然さを育んでくれるフラワーエッセンスであることを伝えた。
  クライエントは「確かに体が硬いです。眠るときにも体に力が入っているような感じ  
  で、歯を食いしばって眠る癖があります」と話した。

・ 他に特に気になるフラワーエッセンスはなく、第2チャクラ部分のフラワーエッセンスからの説明してほしいと話した。

Elm:理想主義と関係があり、何事もベストであろうと考える。一時的にバランスを崩し仕事をこなすことを負担に感じるとき、プレッシャーで自信を喪失しているときにこのフラワーエッセンスが必要になる。たくさんの仕事を抱え、それを達成しなければならないと考えているが疲労と自信喪失でどうしようもないと感じている状態。このフラワーエッセンスは、自分自身への自信と信頼を与えてくれる。バランスをとって理想的なリーダーへと変容してくれる。また、ゴールに到達することだけでなく、プロセスを楽しむ質を育んでくれる。

Mimulus:理由のある恐怖に良いフラワーエッセンス。人が怖い、狭いところが怖い、人混みが怖い、など。Star Of Bethlehemも選ばれているため、このタイプの恐れはバーストラウマと関わっていることを説明した。赤ちゃんは生まれたときに強い衝撃を受ける。このときに感じた恐れを持ち運んでいる。肉体を持って現実世界を生きることが重荷に感じる。内気でシャイ、穏やかでデリケート、感受性が豊かで内側がとても穏やかなアーティストタイプ。このような繊細な感受性をポジティブな形で役立てていくことをサポートしてくれるフラワーエッセンス。

Wild oat:たくさんの選択肢の中からどれをしたら良いか迷っている人に良いフラワーエッセンス。いろんなことをこなす才能があるが、それゆえに何をしたら良いか迷ってしまう。エネルギーは流れているがあちこちをウロウロしてしまい、エネルギーが分散してしまっている。
本当にやりたいことを知り、方向を定めて集中できるようにしてくれる。魂の本当の目的を知り、真実の道を歩むこと、自己実現を達成することを助けてくれるフラワーエッセンス。

Star Of Bethlehem:このフラワーエッセンスがリーディングされるのは、現在ショックを受けているが過去にショックを体験していた人、と言われている。感情・精神・肉体・霊的などあらゆるレベルでショックを受け、あまりの強烈さに感覚がなくなったようなときに使用すると良い。ものが見えるのに見えないような状態。ほとんどの人は出産時のショックを持っており、喉の症状が出る場合出産時のショックとつながっている場合がある。ショックを受けたときのエネルギーが意識では気づいていなくてもいつまでの残り何らかのブロックになる場合がある。ショックの影響で、感覚が鈍くなることがあり、弱弱しい話し方になる、動作がゆっくりになる、半分眠っているようなマヒ状態、魂の抜け殻状態のようになる。大きなショックが残っていると、精神的・霊的な成長が難しくなるためショックな状況を思い出すときはそれを観ることが大切になる。このフラワーエッセンスはそのプロセスをサポートしてくれる。エネルギーの混乱を解放しクリアにする。半分眠ったような状態から抜け出て、平和と明るさを取り戻させてくれる。

クライエントは「ショックについては思い当たるところがありません。両親の話では小さい頃、身体のある部位に青いあざがあってそれを消すのにドライアイスをじゅっとつける治療をしたそうです。これ以上やると、記憶に残るほどのショックを与えるからというので、そのぎりぎりのところで治療をやめた、と聞いています。自分ではまったく覚えていません」と話した。

花の説明を受けた後のクライエントの感想
「今回は、前回より狭くなったっていうか絞られたっていう感じがします。」と話した。

使用方法や注意点についての説明
前回と同様の内容について、説明した。





【事例2*クライエントB】
性別:女性
年齢:20代
職業:アルバイト
健康状態:問題なし
個人セッション・ワークショップ等の経験:内観療法

カウンセリング 
<現在について>
特に何もないとのこと
<過去について>
ショックな体験はあるが話すことはできない。嘘をつかれたことだが、今は自分の中に引っかかりはない。去年その出来事があってから人が怖くなった。しかし、今年はじめに内観療法を行い考え方が変わった。相手が悪いと思っていたが自分が悪いことがわかり楽になった。
<家族について> 祖母・両親・姉・兄・本人
言葉にするのが難しいが、家の中の空気が嫌。以前よりぜんぜん良くなったがまだ嫌だなと感じる。空気というのは、関わらないようにしている空気、嫌なことには目をつぶる空気。もっと平和で無関心になったらいい。
祖母が認知症で、それを介護している父・母の態度がひどいように感じる。母親の自分に対する態度はぜんぜんこれまでと変わらないが、先日、母親が祖母にがーっと怒鳴っていた。自分がやはり将来認知症の親をみることになったらそうなるのだろうか?と思った。両親が祖母の認知症を影で一緒に笑っているのをみると、ひどいなと感じる。
*今回のカウンセリングでは出ていないが、もともと母親には、優しい、愛情深い、など肯定的なイメージを持っていた。

*セラピスト側から見たクライエントの印象だが、「嫌々やっている」印象を受けた。
話すのが面倒くさいような印象だった。

クライエントのテーマ・問題
問題がありすぎる、と話した。とりあえず全部話してみようということになり、「自分を好きになる」「人に関心を持つ」「やる気が出る」ようになりたいと話した。自分の嫌なところとして「面倒くさがりなところ」「臆病なところ」「気分屋でその日によって態度が違うところ」と話した。普通に人と話すことができるがそれ以上にはならない、ということも話した。
最後に「ちょっとのことで喜べるような人になりたい。いろんなものを見れる余裕がほしい。素直な人になりたい。」と話した。
テーマは「ちょっとのことで喜べて素直で自分のことを好きになれるフラワーエッセンス」となった。

リーディングの内容
第1チャクラFive Flower (緊急時用エッセンス) Heather Holly
第3チャクラ Red Chestnut Crab apple
第4チャクラ Centaury

*正直、「素直で自分のことを好きになれるフラワーエッセンス」というテーマで考えてもなぜこれらのフラワーエッセンスなのかよくわからなかった。カウンセリング中、家族について気にしている様子があることから関係性をみるためにRedChestnutは必要になっているような気がした。またクライエントはこれまで肯定的なイメージを持っていた母親が、介護で祖母に対して辛くあたるような姿をみて嫌な感じを受けている。そのため、相手が完璧であることを求めているように感じた。そのためCrab appleが選ばれているのではないかと感じた。
Heatherに関してはクライエントの印象とまったく違っていた。(どちらかというと同じ孤独ならWaterVioletのような気がしていた。)
Five Flowerは、他のフラワーエッセンスの作用のサポートに必要なのかと思った。
チャクラとの関係はまったくわからなかった。

エネルギーペネトレーションペンダントによるヒーリング
・ HeatherとCentauryでは、深い呼吸がみられたが、そのほか大きな変化は感じなかった。
・ ヒーリングを施しているセラピスト自身はこめかみや後頭部の痛みを感じた。

シェアリング
◎クライエントが花カードを見た印象・感じたこと。ヒーリング中に感じたこと。
・ヒーリングを終え「疲れた」と話した。一番気になるのは、Five Flower。そのほかは何も感じないと話した。

◎ フラワーエッセンスの説明
説明を行うときにクライエントにどう合わせて説明したらよいかわからず、「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」に書いてあるフラワーエッセンスの説明をそのまま行った。
Five Flower:五種類のフラワーエッセンスが入った緊急時用のもの。5種類入っているがこれはこれで1本とみなす。緊急時、面接時、出産時など様々な特別な状況で使用される。ショックを受けたときに、ショックが肉体へ与える影響を回避してくれるフラワーエッセンス。
Centaury:自分の意思を表明できない人に良いフラワーエッセンス。シャイで温和な性格。お人よしでいい子。他の人を喜ばせることに熱心で嫌だということができず働きすぎで疲れてしまう。自分が持っている能力よりも多く与えすぎてしまう傾向がある。自分が本当は何を欲しているのかに気づくことをサポートしてくれるフラワーエッセンス。
Red Chestnut:他の人、家族や友人の心配をしすぎることで結果的に自分自身を犠牲にしてしまっている人に役立つ。自分自身の内側と深くつながりながら他の人々と関わること、純粋な愛を与えることをサポートしてくれる
Crab apple:浄化と関係のあるフラワーエッセンス。自分は清潔ではないという感じを、肉体的・心理的・霊的あらゆるレベルで持っている人に。自分自身、周りの人々や環境が潔癖でなければならないと思っている。自分自身がそうでない場合、罪悪感やストレスを感じる。人々と接触せず孤立しがち。細かいことに病的にこだわることをやめてもっと大きな視点で物事をみられるようにしてくれるフラワーエッセンス。自分自身を理解し受け入れられるようにしてくれる。
Heather:自分のことをさびしく感じる。あまり重要ではない問題に巻き込まれてしまう。また、巻き込まれていることに集中しすぎる傾向にある。通常はまったくこのタイプでなくとも、大きな出来事があったときに一時的にこの状態になる。あまり自分を責めすぎないことが大切。このフラワーエッセンスを使用することで他の人々の必要性を理解する質が生まれる。深い交流を促しより満たされた気持ちにしてくれる。
Holly:クリアな愛を必要とする人が使用すると良いフラワーエッセンス。判断・比較・競争のスペースにいるときに。このフラワーエッセンスはハートをオープンにさせ、愛と許しを与えてくれる。自分自身、他の人々への理解を深めてくれる。

花の説明を受けた後のクライエントの感想
なんかあまりピンとこないっていうか、いろいろなところに広がっているっていうか、いろんなことを言ったからこうなったのかなって感じる。

使用方法や注意点についての説明
事例1と同様の内容について、説明した。

フォローアップセッション(2週間後)
フォローアップセッションを電話で行った。
(クライエントより)前よりも人といれるようになった。これまでは遊んでもすぐに家に帰っていた。家に帰って一人になりたいっていうのがなくなった。
母の祖母に対する態度は変わらないが、兄と話をして「今、父と母がうまくいっているのは祖母のおかげかもしれない」と兄が言った。「確かにそうかも」と自分も思い前よりも楽になった。これがフラワーエッセンスのおかげなのかそれとも兄のおかげなのかはわからない。
家の中の空気が普通に感じるようになった。最近、母親が怒ったりしていないように感じる。今は嫌だとは思わない。
仲がよい人(彼氏)にはちょっと素直になれるようになった。素直でいられる。無理をしないで。セッション前彼氏と長い時間一緒にいられなかった。内観療法を受けた後は、彼氏と何時間でも夜中の3時4時まで話しこむことがあったが、最近はそれがなかった。彼氏にも「あのころは長い時間一緒にいられたのに」と言われていた。今日、彼氏が「疲れた」というくらい居座った。居心地がよかった。
最近はフラワーエッセンスを飲まなくなった。フラワーエッセンスを飲み始めて1週間くらいから両頬ににきびができるようになった。それがフラワーエッセンスの影響かどうかはわからない。
自分を好きになるということに関してはまったくできていない。やはり、人と常に比較しているし、自分を好きになることができれば人と比較することもなくなるんじゃないかと思う。ちょっとのことで喜べるというようにもまだなっていない。

(フォローアップセッションを行ってセラピスト側として感じたこと)
母親と祖母の問題に巻き込まれ、家の中の空気を嫌な空気として捉えていたがフラワーエッセンスを使用することで巻き込まれる感じがなくなっているのではないかと感じた。
これまで愛情深く・優しいと思ってきた母親に対し、母親の祖母に対する態度がこれまでのイメージと違い嫌悪感を持っていたがその嫌悪感が和らいでいるのではないかと感じた。両頬に吹き出物ができたと話しているがさほど気にしている様子もなく、これらに関してはCrab appleの作用ではないかと感じた。同じようなテーマでまたセッションが必要なのではないかと感じ、クライエントと話をし、もう一度セッションをやるか尋ねると「やる」という返答があった。「似たようなテーマになるかもしれないが、今度は違う言葉になりそうな気がする」とクライエントが話した。