バッチ博士のフジフラワーエッセンス プロ養成講座 体験談
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  〜バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座を受講して〜
やとうげ えりこ
掲載日: 2004年 12月 17日 

 フラワーエッセンスと出会い、すっかりその魅力にはまり込み、「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」、「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」、「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」、と連続して受講させていただき、最後にこの「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」まで受講させていただく事が出来ました。本当にありがとうございます。
 今思うと、こんなにはまり込んでしまったフラワーエッセンスとの出会いは何だったのだろう?と自分でも不思議に思いますが、フラワーエッセンスとの出会いは本当に不思議で偶然なものでした。今から8年くらい前のことですが私がまだ大学生で雑誌の編集会社でカメラマンのアシスタントのアルバイトをしていた時でした。取材先に着くとなんだか病院とヒ−リングルームの合の子ような不思議な雰囲気。その当時はヒ−リングやスピリチュアルな事は全く知りませんでしたが、何だか分からないけれどワクワク。部屋に入りクライアントさんとセラピストさんのやり取りを終始見学。バッチ博士のフラワーエッセンスではなかったのですが、フラワーエッセンスの個人セッションの一種でした。当時はまだ何の知識もない私でしたが、自分が受けた訳でもないのに「これは凄い!!」と感激。その後友だちがそこでフラワーエッセンスのセッションを受けたのですが、これまた凄いことが起きてしまって二人でびっくりしていました。今は勉強して「あれは初期反応(浄化反応)で物凄い悪夢を何日も見たんだ」とか、「エネルギーが動いてああいう事が起きたんだ」とかはっきりと分かりますが、当時は本当にびっくりしました。フラワーエッセンスの存在や作用には絶大なる信頼を置いており、フラワーエッセンスやフラワーエッセンスの個人セッションを知り合いや友人には紹介したりしていた割に、自分では大きな悩みがあまりなかったのでフラワーエッセンスは「今の自分には必要無い」と思い込んでいた私は、その後4〜5年後まで自分でエッセンスを摂る事はありませんでした。
 しかし、あるきっかけにより、その後自分で体験してみて尚さらその素晴らしさ、繊細さ、優しさ、その働きかけのすごさを実感し、はたまた感動してしまいました。最初のエッセンスを飲んでから1年ちょっと、「自分でフラワーエッセンスを勉強してみたい」と思うようになりハートサポートシステムさんにて初めてフラワーエッセンスを学ぶことになり、今に至りました。

 最初に「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」に通いはじめてから、1年以上が経ちました。エッセンスに触れ、エッセンスを摂りながら日々、生活して来た訳ですが、本当に沢山の気づきを頂いたように思います。特に講座受講中の一週間は毎週毎週とても早く過ぎ、あらゆる事がいっぺんに起こるように感じました。時が経つのが本当に早く、この1年間フラワーエッセンスの勉強をきっかけにして、これまで興味を持っていた様々事に挑戦したり、勉強したり、体験したり。とても凝縮された、また沢山の気付きのある充実した1年間でした。

【バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座】
 「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」では心理カテゴリーごとに、毎週自分に必要なエッセンスを自分又はペアを組んだ人と選ぶという形だったと思います。自分の心の傾向を選ばれたエッセンスから知るという感じでしたが、特にすごい初期反応(浄化反応)もなく、淡々と過ぎて行ったように記憶しています。

【バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座】
 「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」では、学んだ理論と技法を使って、ペアの実技でお互いのテーマを明確にしてエッセンスを選んでゆくのですが、私の場合「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」を受けたのは1年前でその間に「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」と「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」を受けていましたので、正直、カウンセリング理論と技法をどの程度覚えて身に付けているのかが不安でした。「カウンセリング理論の講義を復習がてら再履修すればよかった。。。」とかなり後悔しつつもペアを組み、お互い現在のテーマを明確にし、エッセンスを選んでゆきました。マウントフジフラワーエッセンス講座の時もそうだったのですが、カウンセリングをしてテーマを決めていく時にいつも私には「これといったテーマがない(?)」ので、「何をテーマにすればよいのかで悩んでいる」というのをテーマにするべきなのか、はたまた「テーマがない。と自分で思い込んでいるだけで自分を深く見ようとしていないのか?」と言う事がいつもいつも最初に一番引っ掛かる所でした。しかし毎回毎回選ばれるエッセンスと選ばれたエッセンスについて受け取る気付きやサポートが、テーマに添い、相当早いスピードで起こり、はっきりと自覚出来たので、基礎講座の時とは違い、結果的にはかなり大きな気付きが得られました。
 
 第2回目の時に嫌だなあと思っていたエッセンスが2つも出てしまい、がっくりしてしまいましたが、「嫌だと思うものは何でも自分の鏡」「自分の投影」という講義の内容を思い出しました。自分の見たくなくて見られなかった部分に出会ってしまった気分でした。今まで1年以上エッセンスを長期的に摂って来た結果として今、玉ねぎの皮むき現象が起こっているようにも思いました。バッチ博士のフラワーエッセンスは一般的に私達のネガティブな感情やバランスを崩している感情に働きかけるといいますが、表面ではなくその下というか奥の方に隠されていた別の層の感情に出会ってゆく感じがしました。変化のプロセスは本人の準備の出来ている事柄から起こるともいいますが、やっとその自分の奥の方にある感情というかパターン(?)に向き合う準備が出来はじめていたのかも知れません。
 
 毎回毎回ほぼ同じ事をテーマにして選んでいたのですが、出てくるものや気付きはそのテーマやその時の状況にぴったりで、本当に驚きます。そしてエッセンスの素晴らしさはもちろんですが、改めてペンジュラムの凄さにも感動しました。私のテーマの設定でカウンセリングだけでエッセンスを選んでいたら、このようなエッセンスは選ばれないだろうというようなものばかりでした。ペンジュラムでエッセンスを選ぶ事により、テーマのより深い部分に気付いたり、また、自分では気が付かないような違った角度から見る事ができる機会を与えていただいた気がします。ペンジュラムを使った選び方は本当に深い結果や気付きを与える素晴らしい選択方法だと再確認することができました。
 
 そして何と言っても講師の方によるフルセッションのデモンストレーションが本当に素晴らしく、非常に勉強になりました。もちろん全て参考になるのですが、私にとって特に参考になったのは選ばれたエッセンスの説明でした。講師の方が最初にお花の性質や植生などに触れ、それから出来るだけポジティブもしくはニュートラルに受け取れる表現を使い、ネガティブと思われるストレートな表現は、クライアントさんのお話しの中からクライアントさんのおっしゃった言葉の中から関連付けて丁寧に説明されている点に特に深く感心し、とても勉強になりました。チェストナットバットが出た時に、私なら何と言うだろうか?「同じ失敗を繰り返してしまう」というマイナス表現しか頭に浮かびませんでした。が、講師の方は「これは正にパターンに働きかけるものなんですね」とおっしゃっていました。はたまた感心。またその後の他の植物についての説明やカウンセリングの進め方からも、新たな視点を与えて頂けるような所が数々ありました。「講師の方はフラワーエッセンスの本当の本質というか、その植物1つ1つの中に秘められた真髄に触れ、感じて理解されているのだな」と深く感動すると同時に、本に書いてあることだけではなく、そのお花の持つエネルギーや特性について少しでもその真髄のようなものに触れてゆけるうになりたいと思うようになりました。
 
 また、講師のお二人によるフルセッションのデモンストレーションと共に、私にとってかなり勉強になったのは、ロールプレイの実技でした。ロールプレイでの様々な役割は、こういう機会以外ではあり得ない事なので非常に参考になりました。その中でも特に勉強になったのは、やはり自分がセラピスト役をした時とクライアント役をした時でした。
 セラピスト役をした後、自分という人間がどういう癖を持っているか、と言う事が良く分かりました。セラピストの役割はあくまで媒体であり、あくまでお花のエネルギーの橋渡し役なんだと言うことを意識していたつもりが、「クライアントさんに何かをしてあげよう」とか、そのセッションの中で「クライアントさんが何かに気がつくきっかけを与えなければ」とか、「クライアントさんがそう言う風に考えるようになったきっかけは何故なのだろう?」などなど。さらにセッションの手順を進めて行くことで精一杯で、クライアント役の方の気持ちに共感することが足りなかったように思います。終了後、こんなにも自分の心の癖があったのかー。とかなり呆然自失になりました。「もっと『自分』を入れないで中立な透明な空気のような存在になりクライアントさんを受け入れるスペースをしっかり確保した上で、クライアントさんと花のエネルギーの橋渡し役になる」そして「共感しつつももっとセンタリングする」と改めて考えさせられました。受講生の方々からは指摘されませんでしたが、進行役としてアシスタントの方を交えてのシェアリングの中で、「クライアントさんがそう言う風になったのは何でなんだろう何なんだろうと考えてしまった」という事を自分で話しているうちに、アシスタントの方から「原因は何なのだろうと普段から考える癖はありますか?」と質問され、「そういう癖が相当あるなー」とさらに自覚しました。また表面的には出ていなかったのですがクライアントさんのお話を聞いている中で、内心相当慌ててしまっていて、「全体像が見えなくなり、部分的な見方になっていたなあ」とか、「常に自分の内面がセンターに在ることを心がけていたつもりが散々だったなあ」など、帰りの電車の中でもいろいろな自分の傾向についての気付きがありました。  
 またエッセンスの説明ですが、その時に2つ選ばれていたのですがエッセンスのネガティブな指標を言うのに抵抗が相当あったようで、かなり噛み砕いた表現になってしまい、「クライアントさんにそのエッセンスの意味が伝わりきれなかったのでは?」とすこし残念に思いました。「クライアントさんのお話の中でご本人の言われた言葉などと関連してもう少しエッセンスの意味を伝えられたら」とも思いました。結果的には選ばれたエッセンスを摂って行く中でその花のエネルギーから受け取るものやクライアントさん自身から生まれる気付きがあると思うのでそれはそれでOKなのだと思うのですが、実際に現場でセラピストという立場になる前に、これら全ての基本的であり、かつ重要なことに気が付けて本当によかったと思いました。

 そして、セラピスト役と同じくらい、クライアント役をさせていただいた事も深い自分のパターンに気が付く、とても大きなターニングポイントになったのですが、セッションを受けてみて、これが「自分でテーマについて頭の中で考えているだけ」の状態と「セラピストさんと場を共有してテーマに取り組む」という事の違いなのだなあという事がはっきりと分かりました。クライアント役を終わってみると「自分で考えて自分でまとめていたなあ」という感じだったのですが、「これこそ正にセラピストさんが『自分』というものを出さずに中立な立場を守り、クライアントが自ら気付くのをサポートしていたからそう感じる事ができたのだ」と思い、終了後とても感心しました。「自分で考えて自分でまとめたつもりがいまいち良く分からない」という状態で選ばれたエッセンスの説明を聞いたのですが、「今まさに自分に必要なものだ」と理解する反面、自分の話したテーマとは関わりがないようにも思えてしまい、終わった後も「テーマとはどう関連しているのだろう?」とそればかりを考えてしまいました。
 選ばれたエッセンスはウォーターバイオレット・ウォールナット・クラブアップルでした。セッション中の事ですが、ウォーターバイオレットがペンジュラムで選ばれる直前、「あっ。最近周囲の人と距離を取っていることを話すのを忘れた」と思い苦しくなり、またペンジュラムで3本目に選ばれたエッセンスが出る直前くらいからその苦しさが更に強まり、最近エネルギーに敏感になっている自分がいることも思い出しました。そしてセラピスト役の方から選ばれたエッセンスに対応する花カードを掲示されると、クラブアップルの写真が普段はとても見た感じが好きなお花にも関わらず、エネルギー的にとても苦しく感じてしまい、一時かなり大変でした。まるで白い光の光線のようなものが自分の身体に向かってくるような感じがしてカードを直視出来ない時もあり、自分の顔が歪むのも感じました。この時に苦しさを感じながらも、勉強しているときには何も感じなかった花のカードでも自分のテーマを決めて話しをした後だからなのか、同じ写真なのにエネルギーをかなり強く感じている事に驚くと同時に、長く見ているのがしんどい感じがしました。
 エッセンスによるヒ−リングの時には、きらきらと輝く白い純粋なエネルギーと頭から噴水のようなかんじでゴールドの光が出ている感じがしました。今思うとこれもセラピストさんがあくまで植物とクライアントとの仲立ちをしっかりと勤めることが出来ていて、ヒ−リングの時も守られているような感じを与えてくれることが出来たからだと思います。終了後のシェアリングの時にアシスタントの方に「クラブアップルのエネルギーを感じていたのかもしれませんね」とおっしゃっていただき、帰りの電車の中で「あー。あのきらきらしていたのはクラブアップルのエネルギーで噴水のようなゴールドの光はウォールナットのエネルギーだったんだな」と感心しました。そして帰りの電車の中でクラブアップルの説明を読み、改めて納得しました。エネルギー的に敏感になると同時に細かい事にこだわり過ぎて全体像が見えにくくなってしまっている事にも気が付いたのです。「そんな単純な事にも気がつかない程細かい事に目を奪われていたのか」と思うと何だか笑ってしまいました。
 クライアント役をした事によるより深い気づきはその後2週間くらいの間に起こりました。以前から若干気がつきながらも、なかなか直視出来ない、自分の中で最大と思われる奥の奥の方にあるマイナスな考え方に気づかされるような環境に遭遇し、その自分のマイナス面を再確認する事が出来たことです。そして私の持つそのマイナス面と真逆の性質を持つ母を通し、そのマイナス面と戦うのではなく、マイナス面と思われる性質と括抗する性質(母の本来持つ、私の中にもある調和したプラスの面)を伸ばしてゆこうとはっきりと、意識的に決心し、更にすぐに行動に移してゆけるようになったのです。これは本当に自分にとって、大きな大きなターニングポイントだったと思います。奥にありすぎて気づかない、そして自分と一体化しすぎていて、見えなかったものに本当に気付き、変えて行く事が出来るようになったのです。クライアント役をする事により、最終的にはテーマとは関係のない、(深い所では関係無さそうでいて関係していたのだと思うのですが)もっともっと重要な事に気がつくことができたのです。延期延期の再延期にして来た、私の魂のもつ大きな課題というかパターンにエッセンスのサポートを得ながら辿り着いた。そんな感じがしています。本当にありがたいことです。
 
 そして、以前にも感じた事ですが、植物の仲立ちとなる私達の気付きや、それぞれの持つ傷がまず癒え、その個人個人の持つ本来の魂の輝きを花開かせる事の大切さを改めて感じました。バッチ博士のおっしゃられていた「私達の悩みは全て自分自身と全ての人々が大いなる源と切り離されていると感じる事が原因である。」という事もたびたび思い出されます。
 この講座で学ばせて頂いた事は本当に沢山あったのですが、その1つ1つをこれからじっくりと見直し、それらをしっかりと踏まえて、自分のものとして吸収して行きたいと思っています。
 そして、これからもフラワーエッセンスを通じ、自分と向き合い、気づきを得たり、日々成長し、全ての存在に対し敬意と愛情を抱きつつ、植物からの恩恵、メッセージをみんなと分かち合い、感謝し、共に喜び、そして楽しんでゆきたいと思っています。

 最後になりましたが、講師の方々、アシスタントの方、素晴らしい講座をありがとうございました。講師の方々からセラピストとしての姿勢を本当によく学ばせていただいたと思います。本当に本当にありがとうございました。そしてまた、講座で出会った同期の方々、沢山の学び・気づきの場を共有する事が出来ました。本当に本当にありがとうございました。そして私の周りの家族や友人たちにも、この時間を作れた事、そして数々の気づきを
与えてくれた事など、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。