バッチ博士のフジフラワーエッセンス プロ養成講座 体験談
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瀧口 智子
掲載日: 2007年 7月 6日


 私がフラワーエッセンスを知ったのは昨年の事だった。フラワーエッセンスに出会ってからまだ一年ちょっとばかりであるにもかかわらず、もう何十年もずっと付き合ってきたような感覚である。
 趣味でしていたアロマセラピーのショップで偶然、講師の方の書いたフラワーエッセンスの本(後に講座でテキストとなる)を手にとって読んだ瞬間に、とても分かりやすい内容だったため、すぐに購入した。その後そのままフラワーエッセンスの世界へとのめり込んでいった。

 昨年の夏、本の巻末に記載されていたハートサポートシステム(有)に資料請求し、次の講座開講の三ヶ月以上前から「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」受講の申し込みを行った。「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」の開講する秋までの期間は、毎日フラワーエッセンスのことばかり考えていて、とても待ち遠しかったのを覚えている。

 昨年は今まで上手く付き合っていた上司と複雑になってしまった人間関係を理由に、自分の天職だと信じていた仕事から転職せざるを得ない予想もしていなかった出来事に、希望を見失いかけていた。そんな中、フラワーエッセンスに出会ったのだった。
 新しい職場は偶然にも講座会場から徒歩圏内のところにあり、当時仕事第一に考えていた私でも、両立してフラワーエッセンスを学ぶことができた。当時のことを今振り返ると、すべての出来事には意味があることを実感させられたと同時に、まるでフラワーエッセンスから呼ばれたような導きさえ感じた。
 新しい職場での環境は決して恵まれたものではなかったけれど、それでも乗り越えることが出来たのは、フラワーエッセンスがあったお陰だと思う。「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」が始まると、毎週持ち帰るボトルを飲むたびに、いろいろな気付きや発見、変化があった。
 いくつかある体験の中から特に三つあげるとすれば、まず一つ目は、新しい職場での上司との人間関係や業務内容を通して、前職でいかに自分が先輩たちから守られ、恵まれた環境にいたかに気付き、当時の些細なことに感情的になっていた自分を反省し、過去に感謝する気持ちが持てたこと。
 次に二つ目は、サプリメントが手放せないほど風邪を引きやすい自分の体質の原因が、食品添加物にまみれたずさんな食生活であることに気付き、食習慣を変えられたこと。そして結果的に、例年冬場になると2ヶ月おきに引いていた風邪を、その年の冬は一度も引かずに過ごせた。
 三つ目は、トラブル続きだった新居探しにおいても、フラワーエッセンスを飲んでいたことで最後まで諦めない勇気をもらえたこと。そして最終的に素敵な物件(現住居である)にめぐり合えたことである。
 そのほかにも、日常生活の小さなネガティブな出来事(電車を乗り間違えたり、渋滞にぶつかったりなど)に対しても、ポジティブに考えられるようになったり、上手にその場を流せるようになった。このことで、些細なことで揺らされていた不安定な感情が、とても安定したように思う。
 これら体験から分かるように、「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」を受講する前と修了した後の自分は、精神面から肉体面まで大きく変わっていた。これを通して私は、たとえセラピストを目指さなくても、自分自身の内面と向き合うために、この「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」を受講することを知人や家族に勧めたいと思ったくらいだった。

 そんな「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」では、自分自身の内面での気付きや変容、発見の連続であったのに対し、「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」では、自分自身ではなく相手自身のことを受容・共感していく練習を学ばされたと思う。
 まずこの「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」の講義に私が信頼性を抱けた点は、セラピストというカウンセラー的立場につく人間としての、基本的な心理学から学習できたことだった。私は正直、ペンジュラムを使ったエネルギーワークだけの講義には抵抗感が少なからずあった。なぜなら、私は看護師として医療現場で働いているせいか、全て科学的根拠の成り立つ医療行為に携わる人間が、花のエネルギーといった目に見えない成分であるフラワーエッセンスを仕事にしていくことに不安があったからだった。
  しかし、「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」では、講義では説明しきれなかった心理学の深い部分についても、参考書紹介をしてくれるなど、技術面だけでなく学術的な面でもサポートしてくれている感じを受けた。また、カウンセラーとしての基本的知識や姿勢から学べたことは、私が今まで勉強してきた分野と重なる部分があり、とても入りやすかったのだ。
 実際に講義がはじまると、今まで知らなかったことが次々と出てきて、大変驚いた。中でも、私は「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」を受講するまで、カウンセラーとアドバイザーをイコールのものだと考えていたことだった。
 私が職場で患者さんに薬や症状の経過について質問される時、私は今まで習得してきた知識や経験をもとに情報提供するのに対し、カウンセラーはただ相手を受け止め、相手の気持ちに理解を示し、相手が自分で解決策を見出せるよう、相手のペースに合わせて引き出していくという技術であった。
 私はこれを知ってから、今まで患者さんに対して情報提供してきた場面の中で、一方的な姿勢になっていたことがあったのではないかと反省させられた。看護師という忙しい業務に追われる時間の中で、症状や疾患に不安に感じている患者さんの気持ちを軽視していたことに気付いたのだった。
 これをきっかけに私は、まずは自分の目の前にいる患者さんを相手に、受容・共感していこうと考えたのだった。

 カウンセラーとしての姿勢を意識しながら患者さんと接しはじめてから、ある女性患者さんに出会った。彼女ははじめ「薬が全く効かない」と言って怒っていたが、私が黙って相槌を打ちながら受容・共感の姿勢で聞いていると、だんだん落ち着きを戻して「もう少し様子をみてみます」と言って、その日は帰院された。数日後、彼女の症状は落ち着いていて、私のもとへ来て「おかげさまで良くなりました。どうもありがとうございました」と言って清清しそうな表情で帰られた。私はその時、症状について何の知識の提供もアドバイスもしていない状態で彼女の力になれたことに、改めて相手の気持ちを受け止める必要性を感じたのだった。

 ロールプレイでの実技が本格的にはじまると、受講生の方のいろいろなロールプレイを見学しながら、セラピストとしての様々な個性や人間性が見受けられ、カウンセリング技術だけではなく様々な面でも勉強させられることが多くあった。
 セラピスト役には話をよく聴く人や、セッション中に質問ばかりをしてしまう人、穏やかな人や、口調の強い人までいて、セッション終了後にクライアント役が感じたことや見学者が感じたことをシェアリングの時間で共有する。そして小グループになって振り返りをしていくことは、人の数だけ色々な感じ方や考え方があって、とても勉強になった。
 自分が見学をして第三者の立場に立っていると、何が良い点で何が見直す点かに気付くことができ、シェアリングで講師が言うことにも理解・納得はできるものの、実際に自分がセラピスト役を実践すると、とても難しいものであった。カウンセラーのスペシャリストでもある故河合隼雄さんが言っていた「カウンセラーはいつも初心忘れべからず」という言葉を思い出し、ベテランカウンセラーでもこのようなことを話すという事実に、カウンセリングの難しさを改めて実感させられた。
  私がセラピスト役でロールプレイをしたときに、講師の方に、もう少しカウンセリング時間を長くして、クライアントさんの気持ちを引き出していくようにとご指導をいただき、セッション中の沈黙の間も待ち、相手の気持ちを掘り下げていく必要性を感じた。
  また、セッション中に使うひとつひとつの言葉もネガティブなものにならないよう注意することや、クライアントがセッション中に何度も繰り返すテーマを、見立てやヒーリングに繋げていくことをご指摘くださり、私の今後の課題となった。
  事前に何回かイメージトレーニングをしただけであって、自分の中では失敗に終わったロールプレイではあったが、この経験を無駄にすることがないよう、まずは家族や友人など身近な人のカウンセリングで練習していき、セラピストとしての技術を極めていきたいと思う。

 今回、私が「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」から「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」を通したことで、私がこのフラワーエッセンスの世界へと導かれたことに対して、ようやく確信が持つことができたと思う。
 正直のところ、「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」受講中の私は、何か自分がオカルト的な世界へ入ってしまって、選択を間違えたのではないかという不安感があった。  しかし、「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」開講までの間に様々な本に触れ、様々なフラワーエッセンスとの付き合いにより、この世界を感覚ではあるが理解、認識し、自分の選択に自信が持てたような気がする。実際に、「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」の同期の受講生何人かから、「表情が変わったね」や、「ハートがオープンになったね」と声かけられることがあったのだった。  
この「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」を通して今まで感じてきた気持ちと体験を勇気にして、最後の目標であるセラピスト認定試験に挑んでいきたいと考えている。