マウントフジフラワーエッセンス 基礎講座 体験談
直線上に配置

花の唄 フラワーブーケ
2011年8月期マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を終えて

T. N.
掲載日: 2011年 10月 21日


(弊社注)
かなり長文の力作です。
エネルギー的にもカットしない方がいいので、行替え等も出来る限りそのままにして、全文を掲載させて頂いております。


●2011年8月18日 第1回目・・・第1身体とチャクラ

・アカツメクサ
・クサボケ
・マルバルコウ
・イカリソウ
・マツヤニ

自分でリーディングしたボトルは5種類。
講座中にこの日のテーマ、第1チャクラに対応するマウントフジフラワーエッセンスを数滴飲む。

講座は進み、自己紹介で受講の動機等を話す。一人ずつ順番に話が始まる。
頭で色々と話す事を組み立てる。

エアコンの風が当たるのか、背中がピリピリする。呼吸が荒い。苦しい。
肩甲骨がバリバリと言う。今から羽が生えてくるかの様だ。

自分の番が来た。冷静さは何処かへ消え、心臓がバクバクと脈打つのを感じながら、
「何となく、興味と時間が有ったので」と、「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」を受けるきっかけを話す。

たった数的舌下にマウントフジフラワーエッセンスを垂らしただけで、こうも体が反応するのだろうか?
こんなに不自由に?

そうだ、アルコールに弱かったのだ。お酒も注射の消毒液もダメだったのだ。
きっとマウントフジフラワーエッセンスに入っているアルコールに反応して酔っているのだ。

講座は終了して、帰宅へと急ぐ。講座会場から自宅までは、ドアートゥードアーで30分の距離だ。

しかし、マウントフジフラワーエッセンスの作用が現れたのか、体はまるで酔っ払いの様にふらつき、
フワフワとおぼつかない。体は重いのに、軽い。説明が難しい。酔っ払いのごとく数歩足を運ぶと、時々体が固まる。

一体どうしてしまったのだろう?

最寄り駅につき、買い物をしようとスーパーへ寄る。品物を持って売り場で固まる。
まるで、不審者だ。
ラーメンの5個入りパックを持って、微動だにしないなんて、怪しすぎる。(ウゴケ、ジブン)

かろうじて、重い体を動かしレジへ通り品物を袋に詰める。袋を提げて、切花のコーナーにさしかかる。

様々な色と形の切花が置かれていて、普段は綺麗だなぁ〜と通り過ぎる所だ。
しかし、今夜は違う。

花の色が眼に飛び込んでくる。
極彩色。
毒々しい。
眼が留まり、足が止まる。
(何て、キレイなのだろう)感動して体が固まる。
サイケデリック マジック

フーッと息を吐いて、気合を取り戻す。(ガンバレ、ジブン)
夜11時近いとはいえ、外はまだまだ残暑。歩くと汗だくになりながらも、何とか足を進める。
こんなに歩いている事を意識するなんて…

あと2,3分もすれば自宅だ、
ふとそう思った途端、
‘世界は美しい’
そして
‘世界は美しい物で溢れている’

そんな想いがやって来て、歩きながらその想いに浸る。

10分後、体の重力を感じながら歩いていると、
‘世界は恐ろしい’
‘世界は恐怖で満ちている’
と、想いがやって来る。

さっきまで、世界は美しいと浮かれていた心が、一気にトーンダウン。
もう少しで自宅だから、良い気分で帰りたいのに!
何故、こんなネガティブな想いがやってくるのだ!

両極端な感情。重さと軽さ。
パンドラの箱を開けてしまったのか?

はぁ、こんな事になるなんて。いくら私がアルコールに弱いとは言え、そして、今日の講座で、エネルギー酔いする人もいますよ、と説明があったとは言え、こんなに身も心もガクブルになるなんて!こんなに敏感に反応するなんて心の準備がなかったヨ。

あるタイミングの時に自分の呼吸を意識するように、との宿題が出されたが、私はただただ酸欠の金魚の様に口をパクパクさせて、息をする事自体に必死で、心に余裕がなく眠りに就いてしまったのだった。

その後、1週間、今回の第1チャクラミックスを飲んだり、スプレーしたりすると、

頭が痛い
眠くないのに、一瞬睡魔に襲われ、まぶたの裏に複数の白い螺旋状の帯が右から左へ流れていく映像が見え、その後パッと目を覚ます
体は重く、動作もひどくゆったり
頭の中がモヤモヤして集中出来ない
背中や手の平がピリピリと痺れた感じになる(背中のピリピリは、思わず振り返ってしまう位の違和感)
など、いろんな体感が有った。

「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」を受けるかどうか迷っていた時に、起きた時から寝るまで手の平が痺れていた事があった。もし、数日痺れが続く様なら、病院に行って診て貰おうと考えていた。痺れは1日か2日で消えたように思う。
あの痺れと、マウントフジフラワーエッセンスをスプレーしたり、服用したりした後に来るピリピリ感は似ている。
(アノ ピリピリ ハ ナンダッタンダロウ)

体感する事の方が多い。頭痛は台風が通過し、気象性の頭痛を訴える人が多いと、テレビで知る。

マウントフジフラワーエッセンスの書籍「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界―花の"Being"―」や、貰った資料に目を通して勉強したいのだが、集中出来ないのは参った。
何ともモドカシイ。

今までの、普段の自分とは違う。
今までの普段慣れ親しんだ自分は何処に行ったのだろう。
私の知っている身体は何処に行ったのだろう。


●2011年8月25日 第2回目・・・第2身体とチャクラ

講座に出ると、大抵次の日は夏の嵐だ。
嵐が何度かやって来ては、夏が終わる季節の変わり目。
去年と違うのは、今週も先週も地震が止まない事。
3.11に体感した、あれ程のレベルではないにしろ、少しでも揺れると、何も出来ない自分の不甲斐なさが一層際立つ。

日常が戻ってきても、一見平穏に見える暮らしも、一瞬にして崩れ去ってしまう事もある。
残るのは身一つの自分。
結局は自分自身なのだと痛感させられる。

弟2チャクラにリーディングしたマウントフジフラワーエッセンス

・ヤマツツジ

スプレーすると肩や背中にフワァ〜とした暖かさを感じた後、胸から何やら出ている感じがする。
チャクラが何たるかも知らず(見事に忘れていた)、普段日常でチャクラが〜、と言う会話をした事がないので、若干の抵抗が有るのだが、

ハートチャクラからの放出を感じる
ハート(胸)が温かい

と表現した方がピッタリなのだ。

そして手の暖かさやハートの温かさを感じられて良かった、と思う。肉体が有って良かったとも。
背中のビリビリとした感じも、日が経つとビリビリがピリピリになり、荒い感じがよりキメが細かくなり、一回目の時とは又違った感覚になった。感じた事を表現するのに、ピッタリした言葉を見つけるのに苦労する。

午前中は晴れていた空が、午後になると一変し、先ほどポツポツと雨が降り出したかと思うと、
見る見る内に激しさを増して、窓の外は真っ白になった。

雷が鳴る。
光の後にバリバリと空が鳴る。
集中豪雨。

窓際に立ちながら、網戸越しに白い雨を見る。

(キブンガ カワッテ ヨイノダ)

コロコロと変わる天気と感情。
移ろいやすさ。

そうか、自分の心もお天気と同じで、変わって行くものなのだ。
変わって行って良いものなのだ。

マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受けようかどうか迷っている時に、二つの夢を見た。
どちらも起きてすぐに紙になぐり書きする程、リアルな夢だった。寝ぼけた起き抜けの頭なのに、体にはっきりとした感触を感じる、その位現実味の有る夢だった。
普段、滅多に夢を覚えていないので、余計に気になる。

鎌倉に関係するのが分かったので、鎌倉駅まで行き、観光案内でお目当てのお寺の事を伺うが、あと10分で終わってしまうと言われる。バスで行くと10分で、徒歩だと20分かかるらしい。
間に合わない。
明日、又リベンジすれば良いので、散策がてら歩いて行って見ようと思い立つ。

鎌倉八幡宮を抜けて、お目当てのお寺まで来る。場所が分かったので、明日は迷わずに来られる。
そう安心して、また来た道をそのまま逆に駅まで向おうと、鎌倉八幡宮に入ると、「あっ、さっきの人、お寺は分かりましたか?」と、呼び止められる。
よくよく見ると、駅の観光案内所で、お寺への行き方を教えてくれた女性のガイドさんだった。
「はい、また明日来ようと思います。」そう答えて、偶然とガイドさんの気遣いに嬉しくなる。
優しさ。
一期一会。

翌日、昨日と変わらない暑さの中、鎌倉へ向かう。昨日は全く気付かずにいたのだが、大船駅付近になると巨大な観音様が電車の窓から見られる。大船観音と言うのらしい。

鎌倉に着き、今度はバスに乗りお目当てのお寺へ向かう。拝観料を払い、奉られているある木像を見る。
中年のお坊さん。あぁ、ちゃんと晩年まで生きていたのかぁ、などと思う。
この木像、目の疾患を治してくれるご利益があるのだそう。有難や。

そして、建長寺へ歩いて向かう。暑さと坂道で結構キツイのだが、何故だか心も体も軽い。
建長寺に入り、中を散策し、庭へと足を運ぶ。
無料で毎週座禅会も開かれている建物の回廊を曲がると、そこに庭が現れた。
禅庭だ。

緑のグラデーション。
さざめく池。
目の前に広がる山。

山から風が吹き降ろし、池の水面を撫で、空にはトンビが舞っている。

全てのタイミングで全てが完璧だ。
(シムラ ケンのバカ殿じゃなく、マツダイラ ケンの殿様がいたら、もっと完璧だ。そんな光景だ。)
余りの景観の美しさに圧倒されてしまい、思わず備え付けの木製のベンチに腰をかける。
目を閉じて、しばし風を感じる。
澄んで柔らかな風に包まれると、体が無くなりそうな気がしてくる。
こんなに心地良い風を感じるのは久しぶりだ。
オーストラリア、ブリスベーンの手前の海岸で感じた風と一緒だ。
バイロンベイの海辺の砂浜で座った夜も同じだった。
体が無くなる様な一体感。
(キモチイイ)

花が開いているのと、
花が閉じているのと、
人が生き生きと輝いて笑顔が眩しかったりする時と、
人が悲しみに暮れて涙を流す時と、
なんだか似ている。

朝晩、光を受けて花々が開閉する様と、人の心の有り様が重なって見えてくる。

これもマウントフジフラワーエッセンスを飲んでいるせいなのだろうか。


●2011年9月1日 第3回目・・・第3身体とチャクラ


第3チャクラにリーディングしたのは

・キショウブ
・オオキンケイギク
・セイタカアワダチソウ
・イヌキクイモ
・ヤマブキ

5種類。ボトルをリーディングした時に花びらが視えたのだが、どのボトルか限定出来なかった。
第1回目で、ボトルを自分でリーディングした時は、

・持った時にズン!とした重さ
・脈打つ感じ
・流れる感じ・湧き出る感じ
・白い煙のような光
・雲の隙間からの太陽の光

と、ボトルによって違いがあった。
自分がそういう風に感じる事に、正直、自分でも驚いた。
そんな風に物を選んだ事があっただろうか?(→イイエ、アリマセン)

そして先週からずっとボーッとする。集中出来ない。心ここに在らずとはこういう状態だ。

選んだ第3チャクラマウントフジフラワーエッセンスミックスを使用すると、より一層ボケボケな状態に。

寝ても眠い。時間・空間・曜日の感覚が無くなる。困ったものだ。

そして、ささいな事、今までは見過していた事が、実は意味が有る事なのではと言う思いに至る。
日頃の忙しさにかまけて、通り過ぎてしまうような事が、気のせいだよ〜と常識で追い払ってしまう様な出来事が。

フラワーマウントフジフラワーエッセンスと付き合っていると、そういった微妙な事が気になり、気になるから焦点が合ってくるようになると思う。まるで誰かの眼鏡を借りて、違った世界を見るように。

手に取る物や、口に入れる物や、自分が入るお店などの空間に敏感になってきた。
古本屋で買った本はページをめくったら気持ちが悪くなってきたし、自宅で眠っている本を開いたら、考えていた事の答えがあったり、理解出来ないと諦めていた事がすんなりと理解出来たり、洗ったばかりのガラスのポットが割れると、付き合っていた彼の腕時計のガラスも割れたり、とにかく色々起きて忙しい。

頭の中はボンヤリしているのに!

何だろう、このアンバランスさは。


判断をなくせ 本質を見抜け

3年前に転職に失敗してから、無職の生活を続けているので、外出は買い物や友人と会う時と講座に行く時位なのだが、電車に乗ると普段は滅多に会わない様な人と乗り合わせる機会が増えた。
車内で、一人立って何やら呟く人、私の座っている席が二つ空いて、その人が隣に座る。
男性でスーツを着ているのだが、意味不明の呟きをして、頭を抱えている。車内に戦慄が走る。
車内の空気がフリーズしている。
次の駅で人が乗って、空いている席に座るのだが、彼の異変を察して席を立ってしまう。電車が駅に止まる度にそんな事が繰り返される。
私も彼の様子を伺いながら、席を一つずらす。危険な目に遇ってはたまらないと警戒してしまう。
幸い、彼は意味不明の言葉を吐き出しながら、頭を抱えているが、他人に危害を加える様子はないようだ。もし、何かされるなら、はっきりと止めて下さいと言おうと思う。そう思うと、腹が据わったのか、安心出来た。そして、私が降りる駅まで、何も起きなかった。

ある時は、同じ車両の斜め前の座席から、聞いた事のない音がする。男性が座っていて、その奇妙な音は彼が発している。アトピーなのだろうか、皮膚が赤黒く目深に帽子を被っているので、顔が見えない。同じ車両の人がチラチラと彼に視線を送る。私も見てはいけないと心で思いつつも、目が彼を追ってしまう。
目線が合わない事を良い事に、注意深く観察していると、彼が呼吸する度にいびきの様なすさまじい音が車内に響く。眠っている様子はないので、それが彼の呼吸なのだろう。眠っている時のいびき音ならともかく、明らかに寝ている様子はないので、どうしても注目してしまう。
彼の座席隣は二つ空いているのだが、誰も座らない。そして私が降りる駅まで、いびき音は続いていた。

またある時は、正面に座った男性の顔に違和感をおぼえた。何故だろうと、よくよく見ると顔の左右で造りが違っている。右側と左側が極端に違うのだ。最初に気付かなかったのは、彼が正面を向いていなかったからで、彼が正面を向くと、いやがおうでも視界に入り、見てしまう。人の事をジロジロ見るのはいけません、と母親の様な声がする。そりゃそうだ、誰だって好奇の目で他人から視線を浴びたくないはず。社会のマナーで一つのルールだ。それなのに
気になって見てしまう自分がいる。マナー違反イケナイ!そう心では思うのだが、無意識に見てしまう。

ハンダンヲ ナクセ
ミヌケ
ホンシツヲ ミヌケ

そんな声がする。
(そうか、そういう事だったのか。)
人を外見で判断しない心。
当たり前だけど、忘れていた事。

偏見や奇異の眼差しを向けていた訳ではないが、時にはその視線が傷をつけてしまう事もあるだろう。体に傷が有る人は、心にも同じ様に傷を抱えてしまうのだろうか。
他人の視線にさらされて傷付いてしまうのではないだろうか。

他人に優しくありたいと心では願っていても、無意識に傷を付けてしまう事もあるのだ、
そして、私はそれをやってしまった。

後悔の念に苛まれる。

未熟な自分が浮き彫りになる。


●2011年9月6日

夢を見た。
本棚に本が並んでいる。
本の奥の方に落ちている本がある。
並んでいる本の奥が気に掛かる。

11人の頭の良い人。

頭の良い人?
賢者?
11人?
キリストの使徒?
足りない気もする。

何だろう。

「補助講座」で、講師のサンバドさんから夢日記の話が出た。個人の夢を一般的な知識で判断するのは良くないそうだ。
夢日記をつけても、何かあった時は精神科医の門を叩く覚悟で、と云われた。

それでも、見た夢の意味が分かれば何か分かるのにと思う。
パズルの1ピースみたいに、カチッとはまって、今まで分からなかった事が理解出来れば良いのにと願う。


●2011年9月8日 第4回目・・・第4身体とチャクラ

今回はペアーを組んだ人にマウントフジフラワーエッセンスをリーディングしてもらう体験だった。
リーディングされたのは

・シキザクラ
・シャクナゲ(ピンク)

人にリーディングして貰うのは、気楽で楽しい作業だった。
マウントフジフラワーエッセンスを飲むと、何だか楽しい気持ちになった。

そして、先週から今週にかけて友人と会う機会が多く、気分が良い日が続く。
ボトルが増えて来たので、寝る前にボトルを各チャクラに置いてみた。
目を閉じるとエネルギーがワンワンとしているのが分かる。
自分が超音波を発するコウモリにでもなったかの様。

とても気持ちが良い。

ボトルに入っている花が総動員して、助けてくれている実感があった。
頑張って働いてくれて、ありがとう!

不眠症で寝付きが悪いのに、この日はあっと言う間に眠りに落ち、次の日はスッキリとした爽快感で目覚めた。

これからが楽しみだぞ。飲んだりスプレーしたりしているけれど、こんなお楽しみを見つけてしまったのだから。

眠るのが怖くない。


●2011年9月15日 第5回目・・・第5身体とチャクラ

今回もペアーを組んでボトルをリーディングして貰う体験だ。
リーディングされたマウントフジフラワーエッセンスは、

・リンドウ

講師のパビットラさんが、各マウントフジフラワーエッセンスの説明をしてくれた際に、例を挙げて説明をしてくれたマウントフジフラワーエッセンスがリンドウだ。俗に言う、ピュアーで変人のマウントフジフラワーエッセンスなのだそうだ。

自分に合うマウントフジフラワーエッセンスを選んでもらった時に、絶対にリンドウだ!リンドウしかない!と確信が有った。そしてやっぱりリンドウだった。
花のマウントフジフラワーエッセンスに呼ばれたのか、自分が呼んだのか。きっと私だろう。
ピュアーかどうかは判断しかねるが、変人だもん。個性が強いと言う別の言い方もある。

幼い頃、犬のおっぱいを飲んで親に叱られた事がある人は、どの位いるのだろう。
鳥かごを被って遊び、道に飛び出して自転車に轢かれて脳震盪を起こした事がある人は、どの位いるのだろう。
手の中で子猫が息を絶えて、ショックの余り仕事を休んだ事がある人は、どの位いるのだろう。

ちょっと思い出してみても、変人エピソードが満載だ。
今だって、「変人さん、いらっしゃ〜い」、とリンドウが呼ぶ声がする。

花屋で、ラッピングされたリンドウを見つける。
閉じた花のリンドウ。

あぁ、やっぱり私はリンドウだ。
リンドウが好きだ。

閉じていても開いていても。


●2011年9月20日

真夜中に失恋した。
ショックで眠れない。
泣きはらす。

夜が明けて、午後に用事が有るので代々木に向かう。用事を済ませ、隣の駅(原宿)に明治神宮があった事を思い出す。普段は表参道付近で用を足すので、すっかり存在を忘れていた。

行ってみよう。
駅から明治神宮に向かい、鳥居を抜けて参道を歩く。さっきまで泣いていたので、目と鼻が赤く、頭が痛い。地に足がつかない。フワフワだ。

ボーっとした意識で歩いていると、清正の井戸の案内所に人が吸い込まれていく。
ちょっと見てみよう。
案内所まで来ると有料だと分かる。一瞬、躊躇したが、500円ならと支払いを済ませる。
行ってみよう。

小雨が降って曇り空なのに、観光客やら男女のカップルやら人の波は止まない。

池が出てくる。ハスの花が咲いている。お天気ならもっと綺麗に池に写るはずだ。
カラスが目の前の柵に止まる。止んでいた雨が降り出したので、目的の清正の井戸へと歩く。
お目当ての場所まで来ると、先客が居るので順番を待つ。

ひっそりと佇んでポツンと井戸はあった。

心の緊急時なので、何の御利益が有るのか確かめもしなかったが、井戸の水を飲みたい衝動に駆られる。いっそ体ごと漬かりたい。
飲用禁止、と無常にも立て看板が立ちはだかる。そりゃそうだ。井戸水とはいえ、雨水も入っているし、放射能の危険性もある。ノンデハ イケマセヌ。
人の居なくなったのを確認して、持っていたスポイトボトルに水を入れる。理由はないけれど
とっさに入れる。
清正殿、頼む! 何をどう頼むのか訳が分からないが、藁にもすがりたい時の行動とはこういうものだ。

そして、リンドウ+清正公のマウントフジフラワーエッセンスを持ったら、途端に頼もしくなった。井戸の写メを撮るのも抜かりなく行う。笑みがこぼれる。次の人がやって来たので、帰り道を急ぐ。衝動が抑えきれなくなり、スポイトから一滴、ミラクルリンドウ清正スペシャルを垂らす。
ノンジャイケナイのに!
帰り道の案内が出ていたので、道標通りに歩くと、ちいさな木の枝のアーチが現れた。
(このアーチをくぐったら生まれ変れる)やっぱり何の根拠もないけれど、そんな気がした。
一つ深呼吸して、アーチを通り抜けようと真ん中にさしかかると、
(ヒトリジャナイヨ)
「えっ!?」
(ヒトリジャナイヨ、イツモイッショダヨ)
と声がする。
「いつも一緒にいてくれたんだ!(涙)」
(ウン、イツモ イッショニイタヨ)
(コレカラモ イッショダヨ)
(ヒトリジャナイヨ)

そうか、独りじゃないんだ。
いつも見守ってくれていたんだ。
忘れていてごめんね、ありがとう。
これからもよろしくね。

ほんの1メートルにも満たないアーチ。
時間にしたら30秒もかからない会話。

アーチを通り抜けた私は元気になっていた。
小さな緑のアーチの中で、イツモイッショダヨの存在に会えた。勇気と元気が出てきた。
さっきとは違う笑みが浮かぶ。
アリガトウ

出口を出て、参道を歩き鳥居を抜ける。数歩歩いた所で、肩からズンとした重みを感じる。こんな事は初めてだ。体への重力を感じたからこそ、中にいる間中、体も心の痛みも軽くなった事に気が付く。
毎週、エネルギーワークをしているからといって、実感が沸かなかった。何らかのエネルギーの伝達があるとパンフレットに有ったけれど、それをこうして実感するなんて。

帰宅し、ミラクルリンドウ清正スペシャルをお風呂に入れて眠る。
翌朝、痛みや悲しみが消えていた。

代わりに怒り、後悔、自己憐憫やその他もろもろドロドロのネガティブな気持ちの波がやってくる。
プロセスだと頭では分かっていながら心が追いつかないので、以前の私なら、どっぷりと波に溺れて溺死状態だ。でも、今回は波に飲まれる事なく波に乗れた。水の如く流せる自分がいた。

失恋ドラマ。
溺れる事のない感情のサーフィン。

アリガトウ キヨマサ
アリガトウ リンドウ


●2011年9月22日 第6回目・・・第6身体とチャクラ


リーディングされたマウントフジフラワーエッセンス

・ガマズミ
・オオイヌノフグリ
・アイリス
・フジ

花の説明で、アイリスの花に魅かれる。選ばれたマウントフジフラワーエッセンスにアイリスが入っているので嬉しくなる。ヒレハリソウやリンドウと同様に、とても馴染みがある。

前半はパビットラさんの講義で、当日のテーマに該当するチャクラや関連した資料のプリントに沿って話しが進むのだが、途中で部屋に白い物が飛んでいるのに気が付き、目で追い、気になって手を伸ばして掴んでみた。そうっと閉じた指を開くと、小さな白い羽根があった。

あぁ、こんな所に羽が。。。とボンヤリと思う。この所ボンヤリが増えてきている。
その後に天使の絵を見せられても、何故か羽と結びつかなかった。

翌日はとても眠い。昨夜は頭がボーっとした状態で講座を終えた。質問や疑問が有るのだが、自分の状態が何とも形容しがたい、経験した事のない心地に有るので、上手く表現出来ない。
朝、目覚めても、そんな何処かへ旅行して帰って来た気持ちが残る。

近くのコンビニに行った帰り、道で犬を連れた老女と出会う。
老女が連れた犬が野良猫に威嚇する。
「猫はダメよ!」と老女が犬に言う。
犬は聞かずに、攻撃態勢をとる。

猫に一瞥した次の瞬間、老女が倒れる。
手から犬の綱が外れる。

私はコンビニの袋と買い物袋を両手に持っていたので、とっさに犬の綱を足で踏み付ける。
そこに青年がやって来て、大丈夫ですか?と、老女に声を掛け、体を起こそうと手を差し伸べる。
私はあっけにとられて、声を掛けられずにただ立ちすくんでいた。

犬はよく見ると可愛い目をした柴犬で、私に牙を向けることもなく、飼い主を見ている。
さっきまでの臨戦態勢は解かれ、大人しく立っている。

老女は青年が声を掛けて、手助けしようとしているのにもかかわらず、まるで誰もいないかの様に、のろのろと起き上がる。起こしてくれた青年に礼を言おうともしない。
じれったいほどゆっくりと起き上がると、

「猫はダメよ!」と、最初の時と同じ調子で繰り返し、カートを押しながら歩き出す。
どうやら私も無言で、犬の綱を手渡していた様だ。

全身の毛を逆立てて犬を牽制する猫。
老女の手から離れる綱。
勢い余って倒れる老女。
綱を踏む私。
駆け寄る青年。

あっと言う間の出来事なのに、まるで映画かテレビの演出のスローモーションの様に全てが動く。

これで2度目だ。目の前で人が転ぶのは。
そう2度目なのだ。

鎌倉に行った時の事。あれは台風が去った後の蒸し暑い日だった。
蝉の声。虫の声。蒸した熱気。

学校があって、その角を曲がると平衡間隔に車の足止めのブロック体が並んでいる。
金髪の中年女性が歩いてくる。手には地図。私と同じ観光客だ。
次は曲がり角という場所で、その金髪の外人女性は足元のブロックにつまずき、あっと言う間に倒れてしまった。見えていなかったのだろう。ふいをつかれ、無防備に倒れる。

道の向かいにいた私は、倒れた彼女に駆け寄り、
「Are you O.K. ? 大丈夫ですか?」と声を掛ける。
「O.K.」そして「Thank you」と答える彼女。

ドイツかヨーロッパの人なのだろうと、英語の発音から察してみる。
倒れた側の腕は赤く擦り傷になっていて、しきりに傷についてしまった砂や砂利を払い落としている。お互いに無言のまま、立ち去る。
歩き出す私。バッグの中をまさぐる。何か役に立つ物を持ち合わせていないだろうか。
駅で手渡された無料のティッシュしかない。それでも役に立つのならと、傷を気にしながら歩く彼女に近づき、
「You can take it.これ、どうぞ」とティッシュを渡す。
「Thank you」とニッコリと笑い、受け取る彼女。
ポップなイラストと原色の色使いで 一日体験大募集! と書かれたティッシュも、日本語が読めなければ、「Oh, Japanese Anime, Cool 日本のアニメかっこいい」と日本の文化の橋渡し的効果が望めるかもしれない。
再び歩き出す私と彼女。進む方向は一緒だ。
そうだ、オーラスプレーもあったのだ。アルコールが入っているから、消毒になるはず。でも出血はしていないから、大丈夫かなぁ、そんな事を考えている内に、彼女との距離が開き、振り返ると彼女の姿はもうそこにはなかった。

どこまでもお節介はいけないなぁ。でも大した怪我でなくて良かった、と安堵する。
あの残暑の鎌倉。
そして昨日の帰り道。

目の前で倒れる人。

同じ様な事が二度もあるものだなぁ。

偶然に起きた事に意味はあるのだろうか。

意味を求める事に意味はあるのだろうか。


●2011年9月28日

今日は心理学・カウンセリングの「補助講座」だ。
駅からの行きしな、マンションの前にある小さな貯水所で水に浮かぶカナブンを見る。
帰り際、気になって覗き込むとカナブンと白い羽が浮いていた。まるで花びらのような羽。
そしてとても小さい白い羽。


●2011年9月29日 第7回目・・・第7身体とチャクラ
弟7チャクラ

今回もペアーを組んで行うワークだ。
リーディングされたのは

・ウメ
・ボタンヅル
・スピリッツ

前回の講義の時に、部屋に白い物が浮かんでいて、掴んでみたら白い羽だった。
ペアーを組んで実習をした人の絵に天使が描かれていた。
その時は気が付かなかったが、白い羽があった事を彼女に伝える。
羽が有ったのに、何でピンとこなかったのだろう。

今日のワークは長くて実践的だった。ペアーを組んだ人と帰りが一緒になり、羽の話で盛り上がる。彼女の方がずっとそういう事に詳しい。私はこれまでも、何度か落ちているカラスの羽を見たり、小銭を拾ったり、良く拾い物をするので、拾った物(ショール、ボールペン、財布)の事を思い出していた。
羽は‘Yes’と言う、肯定のサインらしい。
物事が上手く行っている印なのだと。

そしてもうすぐ駅の改札だ、という所で空から白い羽が降ってきた。
まるで初雪のひとひらの様に。
ひらひらと舞って落ちてきた。

「ほら〜」と一緒に帰って来た彼女に声を掛け、白い羽を掴む。
「ほらっ」と、掴んだ白いフワフワを見せる。

白い羽はいろんな所にあるらしい。
電車に乗って、最寄り駅で下車し、階段を下ると足元にカナブンがいた。
カナブンとシロイハネ。ナンダロウ。


●2011年9月30日

回が進むに従って、たまたま読んだ新聞の記事や本の内容が次の回の講座に関係する事が多くなった。
買った本や貰ったチラシ、友達と会って話題に上った事柄、そうした自分が見聞きした事が
翌週現れる。予習をして講座で復習をしているような気にさえなる。

先週まで自分が知らなかった事や馴染みのない言葉が、講師のパビットラさんやサンバドさんの口から出る。
初めてではないので、理解する事が容易い。上手く表現出来ないが、スーっと体に入る感覚だ。

それでも、空っぽさにくつろぐ感覚や、答えを求めない沈黙の感覚とはどういうものなのか
なかなか掴めない。

心が上の空で頭がボーっとするのは得意なのだけど。


●2011年10月6日  第7回目・・・女性性/男性性

今回のマウントフジフラワーエッセンスは、身体の特定の部位を使って選ぶ体験をした。

・イタドリ
・シロバナタンポポ
・マツヨイグサ
・メイゲツソウ
・キリ
・マルバアオダモ

欲張りミックスだ。1種類とてもパワフルに感じたボトルが有ったのだが、忘れてしまった。
マウントフジフラワーエッセンスを楽しみに選んだのに、講座会場に忘れてきてしまった。
この所、自分でも嫌になる位、頭の中でボケ度が加速している気がする。

久しぶりにボトルを各チャクラに置いて眠る。


何となく、と始めたマウントフジフラワーエッセンス基礎講座だったが、講座初日にガツンと頭を殴られたような衝撃があった。
のっけからこんな調子で、この先どうなってしまうのだろうか、と不安がよぎることも、講座が進行するにつれ、エネルギーの感じ方が違い、こんな自分で良いのだろうかと疑問を持つ事も多々あった。

何となく、と答えた動機だが、実際は何となくと複数のきっかけと過去からの疑問があった。
その疑問全てに、答えが用意されている訳ではない。

人生でこんなに沢山の種類のマウントフジフラワーエッセンスを飲んだ事もない。
毎週毎週が自分のドラマ、自分チャンネルだ。
主人公は私で、観客も私だ。だから目まぐるしく忙しく、日々変化していく。
今も進行形。
マウントフジフラワーエッセンスを飲み続ける限り、フラワーチャンネルのドラマは展開して行くのだろう。

悩みが解決したのか言うと、解決した訳でもない。
解決しなきゃいけないって思わなくても良いじゃない?と囁く自分が出来たのだ。
今日は雨でも明日は晴れる、という視点が増えたのだ。
停滞していた気持ちが変わり、働きたいという意欲が沸いて来た。

それだけでも、私にとって大きな進歩だ。
昨日と違う自分がいるのだから。

マウントフジフラワーエッセンスを手に取る日も、取らない日も、緑のアーチで出遭ったイツモイッショダヨと同じように、花達の存在を、花達の煌きを、花達の奏でる歌を忘れない様に生きて行きたい。

好きな花を摘んで花束を作るように。

自分だけのフラワーブーケ。

花達はただそこにいて、

咲き誇り、

私もただ、

ここにいる。