*虹の七色のエネルギーを中心に*
レッド*オレンジ*イエロー*グリーン*ピンク*ブルー*ヴァイオレット
*ホワイト *ブラック

〜メルマガに連載中の過去の原稿から〜

直線上に配置


《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第8回目の原稿より
 今回から、虹の7色を中心に、対応するフラワーエッセンスをご紹介していきます。扱うフラワーエッセンスは、日本の霊峰富士とその周辺に咲く花達のエネルギーから生成された「マウントフジフラワーエッセンス」を中心に、その時々でご紹介していきたいと思っています。

 まず、第一回目は、レッド、赤です。

【エネルギーと熱意のレッド】
 可視光線の中で最も波長が長いレッドは、大地の色、肉体の色です。この色は、私達を肉体とつなげ、この現実世界に、しっかりと錨をおろさせてくれます。
 三次元世界、現実世界でたくましく生き延びていくには、生きる事への熱意や情熱が必要です。実際的で現実的な対応、自他を活かす健全な野心、能力や才能を伸ばす術、現実世界での成功や勝利といった、物質界での創造や表現や活動、これらを喚起してくれるのが、レッドの振動。そして、それらをしていく上での器となる肉体もまた、レッドのエネルギーが関係しているのです。

 例えば、芸術等の創造的活動をしている人、リーダーシップのある人、大きく改革していく人、これらの人々は、レッドの恩恵を受けています。家族愛や愛国心、そして、革命や改革といった集合的な創造にも、レッドが関わっています。
 レッドのエネルギーは、それを創造的に流し、表現していく事が大切です。とてつもないレッドのエネルギーの流れを留めてしまうと、いつかそれが暴走し、暴力的で傲慢な形での表現となってしまうかもしれません。

 また、レッドのエネルギーが不足していると、地球にグラウンディングし、しっかりと肉体にいる事が困難となります。物質世界から逃避しがちになり、他者から傷つけられたとか、無視されたといった気持を持ちやすくなります。五感が低下し、肉体的にも気力的にも、様々な活動が難しくなります。この世界で自分の才能を自他の為に活かし、豊かさや成功を受け取る事から、遠のいていくのです。
 そんな状態の時、レッドのエネルギーが役立ってくれるでしょう。

【レッドの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスから、レッドの特質を持っているフラワーエッセンスを、いくつかご紹介しましょう。
●クサボケ
 このフラワーエッセンスのキーワードは、《生の肯定》
 着物に使われているようなこの花の朱赤色は、古い時代の日本とつながっている色です。
 クサボケは、働く事の喜びとつなげてくれるフラワーエッセンス。
 また、簡素でシンプルである事、身体とこころが寄り添っている幸せを刺激してもくれます。

 現実的で実際的な生活の活動をしていく中で、仕事や家事等の労働に意欲のわかない時、楽しめない時には、クサボケの喜びのエネルギーをもらいましょう。労働と喜びに橋を架けてくれます。
 簡素さとつなげてくれるクサボケは、例えば、衝動買いや買い物依存、コレクター癖のある人にも有効です。なれないものになろうとして苦しんでいる人にも。素のままの自分、現実生活を受け入れる事、内側の満足とつなげてくれるでしょう。
 また、物事を複雑で困難にする哲学者さんにも役立ちます。意味や答を考える事は脇に置き、ただ、生そのものを楽しむ事。世界が神秘に満ち、体験には答がない事にくつろがせてくれるでしょう。
 クサボケは、お腹が空いた時に食べ、用を足したくなったらトイレに行くといった事が自然に流れている瞬間の、何となく幸せな感覚、あたりまえのものとして慣れ親しんでいる日々の幸せの尊さに、意識を向けさせてくれます。

●ワレモコウ
 キーワードは、《ワイルドチャイルド》。
 チベットのお坊さんの僧衣と同じこの花の赤、マルーン色は、霊性と物質世界が出会い、高みへと導いてくれる命の色です。
 基本的な生と向き合う事をサポートしてくれるワレモコウは、古い感情の傷を解放し、変容していく為のフラワーエッセンスです。お母さんのお腹にいる頃や幼少期に体験した生の基本的な問題、サバイバルに関するトラウマの解放に役立ちます。
 保護してもらい、安全であるはずの人や場所が痛みに満ちたものであった時、小さく純粋な魂は、自らが根付くこの世界を信じられるでしょうか。彼等は、自らの力で愛や幸せを勝ち取っていくという、大いなる潜在性を携えてきた魂です。彼等の潜在性、可能性を、ワレモコウは刺激します。
 元々宇宙とひとつだった私達は、魂の深い部分では、誰に頼る事なく、何の経験による事なく、たった独りぼっちで、既に完璧な愛を知っています。そこへと結び付けてくれるのが、ワレモコウの役割です。

●マツヤニ
 キーワードは、《豊かさ》。
 松の樹脂のエネルギーから作られているマツヤニは、大地の至福、地上の豊かさを与えてくれるエッセンスです。
マツヤニには、否定的なエネルギー、邪悪な力を取り除いてくれる働きがあります。また、天の神聖なエネルギーを、日常とは離れた神秘的な場を通して、大地に降ろす働きがあります。ヒーリングの時、儀式の時等に使用するといいでしょう。
 豊かさと関わるマツヤニは、物質的な豊かさとスピリチュアルな道を対極のものとして分断しがちな人にもいいでしょう。お金もモノも、元々は中立なもの。そこにそれぞれの人がどんな固有の色合いを付けるかで、固有の性質が付加されていくのですから。
 内側にとらわれのない自由さを養ってくれるマツヤニは、霊性に根ざしたビジネスを目指す人、ビジネスを始める時にも役立つでしょう。

〔レッドの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの使用例〕
 *メルマガの連載では、ポマンダーやクイントエッセンスの併用として、ご紹介しています。このまとめでの転載では、混乱が起こらないよう、フラワーエッセンスを主体とした使用方法として、ご紹介しています。
 飲む以外に、オーラ用スプレーとしても使用出来ます。
 100円ショップ等で売っているスプレーボトル等でOKです。ミネラルウォーターを入れて、そこに、使いたいマウントフジフラワーエッセンスを、ストックボトルから7滴入れます。

 下半身を中心に、オーラフィールド全体にスプレーして下さい。深い呼吸をしながら、フラワーエッセンスのエネルギーが、呼吸と共に、身体の内外に広がっていくとイメージするといいでしょう。
 お部屋等、空間用スプレーとしても使えます。

 衛生上、涼暗所で保管し、1〜3日で使いきって下さい。
 また、スプレーボトルは、入れたフラワーエッセンスの波動を帯びてきます。同じ溶液のスプレー専用として、お使い下さいね。
(つづく)


《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第9回目の原稿より
 前回は、レッドについて書かせて頂きました。
 今回は、その大地のレッドに光のイエローが出会う事で、変性を遂げたオレンジという色。プラーナの「光」、エーテル体の「水」、「過去の浄化」に縁のあるオレンジの振動について、ご紹介しましょう。

 オレンジと聞いて、ぴかぴかのおいしそうな果実を思い浮かべてしまうのは、私だけでしょうか。レッドの赤の大地の創造的なパワーが、黄色の光のサポートで、大地の創造物としての実りとして表現されたオレンジ……。
 ジューシーでクレイジーでチャーミングなオレンジの振動に同調したなら、じっくりとお部屋で勉強したり、深刻に考えたりする事なんて出来ません。感受性と官能性豊かなこのエネルギーは、誰かをもてなす事が大好きです。「私と一緒に来て。もっと世界をこの身で感じて、体験しましょうよ。楽しくダンスしたり、動いたりしましょう!」

【ショックやストレスから回復してくれるオレンジ】
 オレンジは、ショックやトラウマによるエネルギーの滞り、過剰なエネルギーや毒素をリリースし、回復させてくれる色。過去のショックをインプットし、肉体と密接に関係するエーテル体に作用し、ヒーリングを加速してくれます。
 オレンジのエネルギーが不足すると、感じる力がなくなって、無感覚、無関心、無気力になります。ヴァイタリティや集中力がなくなり、怠け者にも。性的に不感症気味になったり、過去を向きがちにもなったり……。
 そんな時、私達は、無意識にエネルギーを活性化しようとする事があります。身体や心に優しくない、五感を強くゆさぶるものを求めるのです。でも、ジャンクフードや刺激的な映像等にいつもいつも頼るよりは、オレンジのサポートで、意識的にエネルギーを動かして解放した方が、より健全ですよね。

 今回は、オレンジのように、健康的に私たちを刺激し、毒出しし、エネルギーを広げてくれるフラワーエッセンス達をご紹介しましょう。

【オレンジの特質に役立つフラワーエッセンスの例】
今回は、マウントフジフラワーエッセンスフラワーエッセンスオブザブッダフィールドから、オレンジの特質を持っている種類を、いくつかご紹介しましょう。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●ヤブカンゾウ
 キーワードは、《ショックの解放》。
 夏に花咲くヤブカンゾウは、濃いオレンジ色の花。古より、嫌な事や憂いを忘れさせてくれる花だと言われています。
 あらゆるレベルでの麻痺状態、停止状態に働きかけてくれるこのフラワーエッセンスは、ショックやトラウマを解放するのに有効です。ショックを受けてから、落ち込み、無感覚、無関心、無気力状態へと進んでしまった時に、新鮮さと活力を取り戻させてくれます。
 長期間の抑圧状況、強いストレスが日常的になっている場合には、ヒレハリソウを併せて使うのもいいでしょう。
 また、ショックが過去世や家系と関係している場合には、ヒレハリソウとサオトメカズラを併用するといいでしょう。
 ヤブカンゾウは、エネルギーが動かない状態、再び動く事を恐れている時にも有効です。例えば、何年も社会から遠ざかっている、硬直した関係性から抜け出せない時等に。
 麻痺状態に動きを呼び起こしてくれるこのフラワーエッセンスは、感受性を抑えている人、分析優位で体験に入っていけない人にもいいでしょう。頭から身体へとエネルギーを戻し、笑い、喜び、高揚感を喚起してくれます。官能性を刺激する事から、性的感受性を高める為にも役立ちます。
 様々な、依存的なパターンにも。食物、ショッピング、ギャンブル、煙草……何であれ、止められないものがある人に役立ちます。
 また、引きこもりと闘争等、動きのない状態と動きのある状態を、ネガティブな形で行き来しがちなパターンにも有効です。ネガティブな形でバランスを取るやり方を、楽な別の方法へと変容してくれるでしょう。

●ヤマツツジ(コーラル)
 《与える事》がキーワードのヤマツツジ。
 晩春から初夏の山を彩り、愛の喜びを歓喜してくれるコーラルレッドの花。
 愛を与えていく質を開いてくれるヤマツツジは、気持であれ、エネルギーであれ、言葉であれ、行為であれ、モノであれ、何かを媒介として愛を与える事への理解をもたらしてくれるフラワーエッセンスです。
 ◎愛を与える事に消極的な人に……優しい保護の感覚を与えてくれます。繊細で傷つきやすく、気持を伝えるのが苦手で、くつろいで他者と関われない人に。声がうわずったり、手が震えたり、汗をかいてしまう傾向にも。他者と向き合う事への恐れから、明るくオープンな人を演じてしまう人、理論的、批判的になりすぎてしまう人にもいいでしょう。
 ◎与えすぎてしまう人に……自分を愛せない、あるいは他者を失う事への恐れ故に、必要以上に与えてしまう人にいいでしょう。自他を愛するバランスを整え、まずは自分自身を大切に出来るよう助けてくれます。
 このフラワーエッセンスは、恋愛やパートナーとの問題にも役立ちます。共依存等、バランスを欠いた依存関係のパターンにいいでしょう。
 また、人間関係と関わる過去を癒してくれるヤマツツジは、性的な傷、虐待等によるトラウマにも有効です。護られている安心感、穏やかなハグの感覚を取り戻させてくれるでしょう。

〔フラワーエッセンスオブザブッダフィールドから〕
●オレンジ
 オレンジは、《潜在意識》がキーワード。
 潜在意識を刺激し、抑圧された感情や信じ込みを浮上させてくれるフラワーエッセンスです。集合的な状況におけるヒーリング、気づきのサポートとしても役立ちます。
 共依存等の関係性の問題、セクシャリティの問題にも有効です。
直感の開発にも。
 潜在意識とつながる事から、夢のワーク、ヒプノセラピー等に使うのもいいでしょう。

〔オレンジの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●過去や過去世のショックやトラウマに

 過去のショックが留まっている、エネルギー身体の調和の為に。
 30ミリのミネラルウォーターに対してヤブカンゾウを1〜2滴たらして、ミックススプレーを作ります。
 肉体から4〜10センチあたりのエネルギーフィールドに、噴霧するといいでしょう。深い呼吸を意識して、エネルギーが身体の内外に広がっていくのをイメージしましょう。

●光のエネルギーの吸収に
 食欲や食べる事と関係する事でも、よく知られているオレンジ。オレンジの光は、エネルギーレベルの栄養であるプラーナの吸収をよくしてもくれます。
 晴れた早朝に、ヤブカンゾウをスプレーでオーラに噴霧した後、輝く朝日を浴びてプラーナを頂くのもいいでしょう。朝日の下で、気持ちよく腹式呼吸してみましょう。エーテル体を健康にしてくれます。

●クリスタルのケアに
 ヒーリング等で使ったクリスタルを浄化し、活性化する方法です。
 ヤブカンゾウのスプレーを、クリスタルのオーラフィールドに噴霧し、朝日にあてましょう。解放すべき磁力を浄化してくれるでしょう。

●依存関係や性的な問題、感受性の開発に
 依存関係の問題、性的な感受性の問題には、ヤマツツジ1〜2滴をたらしたミックススプレーを、オーラに噴霧します。

●今年前半の切り替えに
 ヤブカンゾウ、オレンジを各1滴たらしたミックススプレーを、オーラに噴霧するといいでしょう。スプレーしている時、今年前半に蓄積された、手放してもよいエネルギーが、霧と共に浄化されていくとイメージしましょう。

(ミックススプレーについて)
 *文中のフラワーエッセンスの滴数は、30ミリのミネラルウォーターに対してです。
 *スプレーボトルは、100円ショップ等で売っているもの等でOKです。エネルギーの保持という点からは、茶色の遮光ガラス製が最適です。
 http://www.floweressence.co.jp/shop/cgi/list.cgi?ctg_id=GD 
 *衛生上、ミックススプレーは涼暗所で保管し、1〜3日で使いきって下さい。夏場の場合は、毎日作り直すほうがいいでしょう。
 *スプレーボトルは、入れたフラワーエッセンスの波動を帯びてきます。同じミックス液のスプレー専用として、お使い下さい。
 *オーラだけでなく、お部屋等、空間用スプレーとしても使えます。
 *フラワーエッセンスのブランドによっては、香との混合で波動が低下するものもありますが、ここでご紹介したブランドの場合は、併用可能です。相乗的に働いてくれるでしょう。
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第10回目の原稿より
 前回は、大地のレッドと光のイエローの融合、凍りついたエネルギーを溶かし、感じる事へと開いてくれるオレンジについて書かせて頂きました。
 今回は、オレンジに含まれている光の要素、イエローについてご紹介しましょう。

 イエローは、光の色。
 晴れた日に明るい光の下にいると、太陽に生かされている事の幸せを感じて、「今日も頑張ろう!」という希望に満ちてきませんか。太陽が最も天高く在る時の光のエネルギーであるイエローは、私達に内在する明るさ、喜びを喚起してくれます。

 イエローの振動を持つ第3チャクラは、肉体レベルでは太陽神経叢と関係していますが、その名称は、神経の束が太陽と光に見えた事から。
 また、光の色イエローは、視覚的にも私達の感受性を刺激し、最も注意を向けさせてくれる色でもあります。

【光のイエロー】
 様々なイエローの働きの中でも、ふたつの側面を意識してみましょう。

 ひとつめは、知性、知識、論理、明晰さ、明確さ、客観性、判断力、分析力、識別力、思考、意志。斬新なアイデアを出したり、勤勉に研究をしたり、規則や秩序を定めたりしていく上で、イエローが持つこれらの特性が役立ちます。イエローは、脳を活性化し、知的パワーをもたらしてくれるのです。
 心理的な領域でイエローのエネルギーが不調和になると、分析的なマインドが勝り、気難しい人、神経質な完ぺき主義者のように。プライドの高い自己チュー、変わり者とみなされてしまう事も。

 ふたつめは、楽しみ、笑い、喜び、希望、幸福感、満たされた感覚、陽気さ、快活さ、親切心、こだわりのなさ、ユーモア。感情の領域でイエローのエネルギーが足りないと、これらの特性が、心配、不安、恐れ、混乱、自信喪失等として現れ出てきます。それには、ひとつめの質である、知性や知識のエネルギーの欠如が関連しています。知識やアイデア、それを活かせる知性がない事で、不安や混乱といった感情が呼び起こされるのです。

 そして、明晰な知性と前向きな感情を育成するイエローのエネルギーは、冒険心や好奇心、意欲や向上心、実行力や行動力を喚起します。イエローのエネルギーが活性化している人は、目標を持って前へと進み、現実化していく力を持っています。そんなふうに、自分の思いに従い、自分の能力をポジティブに使い、人生を切り開いていくには、健康的なエゴの確立、自尊心、自信が大切です。
 そして、自分に自信を持ち、価値を認め、尊重出来る能力は、幼い頃、近しい大人達から、ありのままの個性の表現を受けとめ、認めてもらう体験を通して育まれていきます。
 私達は、自信のある自分もない自分も、行動的な自分も引きこもる自分も、強い自分も弱い自分も、その光と闇の両方を許す事で、あらゆるものがありのままでいてもよいのだと、全体性を抱きしめる事が出来るのです。

【イエローの特質に役立つフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスから、イエローの特質を持っている種類を、いくつかご紹介します。
●オオキンケイギク
 つややかに輝く光のような花弁を持つ、華やかで目立つ花。観賞用として栽培されていたのが野生化し、河原や土手で群生しています。
 オオキンケイギクのキーワードは、《ゴールデンライト》。
 オオキンケイギクが持つ光のエネルギーは、自分自身である事での喜び、幸福感を拡大してくれます。
 このフラワーエッセンスは、常識や他者の目を気にして、自己表現する事や自由である事に対して、罪悪感がある人に有効です。わがまま、迷惑、他者の目に映る自分を考え、表現を我慢してしまいます。
 それとは反対に、自分と違う意見やものの見方を受け止めない、折れない、好戦的な人にも、このフラワーエッセンスは働いてくれます。その強さの背後には、挫折へのもろさが隠されている事も。
 優等生、トップである事の自己イメージを、なかなか手放せない人にも役立つでしょう。自分をキラキラと輝く枠の中にはめ込み、その範囲でだけ行動するように、エネルギーをコントロールに使っているのです。
 いずれの場合も、自然で自由な自分を許す事がテーマ。オオキンケイギクは、抑えられた感情を解放し、生き生きと喜怒哀楽を感じ、それを表現する事へとエネルギーを向けてくれます。エネルギーを止める事への努力から、エネルギーが流れるままにする努力のなさへと……。

●ヤマブキ
 一重のヤマブキで、イエローの花を平開して咲かせます。古くから、日本人に親しまれてきた花です。
 《ありのままの自分》にくつろぐ事が、キーワードのヤマブキ。
 柔軟性と調和をもたらすヤマブキは、人々の中で、自分の自然な内面を許す事に恐れを抱いている人に有効です。軽さやユーモアの感覚を育み、深刻になる事なく、ありのままの自分自身を尊重する在り方へといざなってくれます。
仕事であれ、恋愛であれ、人間関係であれ、自分の信念、やり方、人生観を崩す事が難しくなっている時にもいいでしょう。
 オオキンケイギクが、対人面での自由で柔軟な表現を刺激するという外側への流れをもたらしてくれるのに対し、ヤマブキは、自由で柔軟である自分自身を認め、許す事に焦点が合わされています。それも、深刻さではなく、ユーモアを携えて。ケースによっては、このふたつのゴールドのエネルギーを同時に使うのもいいでしょう。

●キショウブ
 池、川、湿地等で、直径8〜10センチ程の鮮やかなイエローの花を咲かせます。
 キーワードは、《挑戦》。未知なる体験へとジャンプする勇気、決断力、実行力をもたらしてくれます。
 生きていく中で、ここ一番というチャレンジの場に出くわした時―戻るか、進むか、避けるか、挑戦するか―リスクを負っても行動したい時、そんな時には、このキショウブのエネルギーが役立ちます。大小様々なチャレンジの場面で、決断し、それを誰かに伝え、実行に移す時、支えやサポートとして働いてくれるでしょう。
 思いは、現実を作ります。このフラワーエッセンスは、チャレンジのプロセスであなたが求める思いに同調し、必要なものを呼び込む磁力を作ってもくれるでしょう。
 また、そのままの気持や欲求を言葉として表現しない為に、様々な決断や未知なる体験に閉ざしてしまっている人にもいいでしょう。
 その時々をトータルに生ききり、存分に燃焼する事で完了させ、次なる段階へと進んで行けるよう、このフラワーエッセンスはサポートしてくれるのです。

〔イエローの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの使用例〕
●外側からの刺激による緊張に・実行の時に
 イエローの振動を持つ第3チャクラは、外側からの印象や情報をまっさきに受け取る場所。だからこそ、ストレスやショックの影響で、緊張しやすい部位です。「胃はこころの鏡」と言われるように、ストレスが胃の不調として出て来る事も。
 また、イエローのエネルギーが不調和になると、筋肉も緊張しがちになります。
 繊細で緊張しやすい人は、香水用の小ビン等にヤマブキ原液を入れ、ひもかチェーンをみぞおちあたりに小ビンが来るくらいの長さにして、首からかけるといいでしょう。エネルギー身体の緊張や萎縮をほどき、柔軟にチャクラが活動するようにしてくれます。
 何かの実行、行動にチャレンジする時には、香水用の小ビンにキショウブの原液を入れ、みぞおちあたりにくるよう首から下げましょう。言葉を通して何かを伝える時にも、この小ボトルが役立ちます。

●エネルギーの活性化に
 何となくくすんでいる、暗い、翳っている、こういった感覚のある身体の部位やチャクラがあったら、光のエネルギーを受けましょう。
 30ミリのミネラルウォーターに対してオオキンケイギクを1〜2滴たらして、『ミックススプレー』を作ります。そして、気になる部分の周辺に、スプレーします。肉体から40〜50センチあたりのエネルギーフィールドに、噴霧するといいでしょう。
 スプレーの後は、そこを伸ばすように、ストレッチしましょう。両手でパタパタと、優しくはたいてみるのも。
 その後は、その部分にゴールド〜イエローの光が拡大していくイメージ、ゴールドやイエローの花が開いていくイメージ等を、送ってあげましょう。光、または花がクリアなゴールドやイエローになる迄、イメージを続けて下さい。
 太陽の光をあびながら、これらを行ってもいいでしょう。あなたの内なるゴールドやイエローのエネルギーを、相乗作用で活性化してくれるでしょう。
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第11回目の原稿より
 今回は、グリーン。

 グリーンというと、まず多くの人が想像するのが、植物、自然。
 森林や野原のグリーンの中にいると想像するだけで、ホッとして、広がりを感じませんか。草木達に抱かれながら、その滋養に全身を開いて、ゆったりホワンとくつろぎたくなります。
 伸び上がる草木の、生き生きとした成長の色でもあるグリーンは、私達をリフレッシュしてもくれます。

 フラワーエッセンスと関わっていると、大地に根付く植物達の強さと柔軟性を、とても近くで感じさせられます。
 戦後、人々の力で日本が立ち直っていったように、植物もまた、再生の力を持っています。崩壊した土地に最初に根付いた植物は、その土地で自分自身を広げていく事で、次の植物が根付ける大地を用意してくれます。そんなふうにして、グリーンがなくなった大地は、長い時をかけて、やがては草原へ、林へ、森へと、広がり成長していくのです。
 8月に、調和、平和、協力の色でもあるグリーンをイメージした時、ふとその事を思い出しました。

【調和と平和のグリーン】
 太陽の7色、その真ん中の波長に位置しているグリーン。だからグリーンは、とてもバランスのとれた色。私達を平安にし、ニュートラルな状態を保ってくれます。
 グリーンは、7色の真ん中にあって、全ての色を見渡し、配慮します。対立するもの、対極のものを調和し、お互いが助け合うようにも作用してくれる、「平和の使者」なのです。

 思いやり、ケアするといった奉仕の気持を養ってくれるグリーンは、私達の無条件の愛の座でもある第4チャクラ、ハートチャクラの振動とも関係しています。それと共に、ニュートラルである事をサポートしてくれるので、セラピスト、カウンセラーをはじめ、援助職の人々の助けともなります。

 また、前回ご紹介したイエローは、注意を向けさせてくれる色。それに対してグリーンは、目に負担がかからない、穏やかな色。この穏やかなエネルギーは、興奮や痛みを、穏やかな状態へと調和してくれます。

 自分の価値を認められず、周囲に影響されて比較したり、羨ましく感じてしまう時にも、グリーンは有効です。他者との関係をスムーズにしてくれるグリーンは、協力しあう時、仲直りの時にも役立ちます。

 転職、別離等、環境を変えたいと感じていたり、選択する必要性のある時にもいいでしょう。

 ここでご紹介しているフラワーエッセンスは、自然界からのギフトであり、私達を助けてくれている存在です。
 世界的に環境破壊が進んでいる今、自然との協調、共生、調和について見つめていく必要性を、様々な領域で、多くの人々が伝えています。草木の色グリーンは、私達が自然界の一部である事、この地球と調和した生き方をしていく事について、想い起こさせてくれます。
 周囲と調和して平和に生きる事、自分自身の内なる平安とつながる事、それが、グリーンのエンジェルからのメッセージです。

【グリーンの特質に役立つフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンス、リビングライトエッセンスから、グリーンの特質を持っている種類を、いくつかご紹介しましょう。
 リビングライトエッセンスは、花のエネルギーではなく、鉱物を基盤に、色や大天使のエネルギーがインプットされています。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●霊性と物質世界を統合する

 喜びを持って毎日を過ごしたい気持が、スピリチュアリティの探求へと向かわせたのに、スピリチュアリティへのこだわり、スピリチュアルな事と現実生活の分断が、かえって生きづらくなってはいませんか。模範的な人にならねばと自分を強いたり、ありのままの自分でいなくちゃとかえって緊張したり……。
 「霊性と物質世界を統合する」は、現実世界と霊的世界をつなげてくれるボトル。日常の中に、霊的世界を具体化していく為のボトルです。それは、世間で生きる事を瞑想にしていく在り方だとも言えるでしょう。
 スピリチュアルな世界への偏りと執着、物質世界からの逃避や抵抗に。スピリチュアルな世界で自分を認めさせようとしたり、他者を支配したがる傾向にもいいでしょう。
 このボトルは、セラピストやヒーラーが、ワークやセッションの前後に、自分自身とヒーリングスペースに使う事も可能です。自分自身、空間のエネルギーを持ち上げると同時に、大地とつなげ、調整してくれます。

●自己肯定と許し
 自分自身が不完全で罪深い存在であるという認識は、時には、私達の人生を、複雑で、困難で、痛みのあるものにしてしまいます。「自己肯定と許し」は、自分自身の喜びと、素直につながっていく事をサポートしてくれます。
 会社、学校、家庭、地域等で、私達は、様々な役割を引き受けています。このボトルは、何かをしたから価値がある、何かをしていないから価値がないといった、役割や行っている事に同一化しない柔軟性、気づきとつなげてくれます。
 他者との比較による自己嫌悪、劣等感、焦り、嫉妬、充分持っていないという欠乏感にいいでしょう。失敗や争いによる自信喪失、敗北感、自己憐憫にも。
 自分を好きになれない時や、そのままの気持を表現する事が許されない時の苦しさにも役立ちます。
このボトルは、無邪気に人生を楽しめるよううながしてくれるのです。

〔リビングライトエッセンスから〕
●セイクレッド・エメラルド

 エメラルドの振動が入った「セイクレッド・エメラルド」は、バランスの回復、ストレスの解放といった、癒しに携わるエッセンスです。
 日常の中でストレスを受けた時、極端な反応をしてしまう傾向にいいでしょう。内なる調和と均衡を取り戻し、穏やかで静かな本質が表現されるようサポートしてくれます。
 平衡感覚、バランス感覚にも働きかけてくれます。
 また、あらゆる領域で、対極のバランスをとってくれます。内面の相反する気持、不安定さ等にいいでしょう。男性性と女性性、陰陽のバランスをとる為にも。
 対極の性質のコミュニケーションを復活させる目的にも使えます。
 また、愛に関わるハートの傷、とりわけ、顧みられない、ケアされない、無視されている、忘れ去られているといった感情の癒しにも役立ちます。

●大天使ラファエル
 ラファエルは、癒しの大天使。このエッセンスは、全体性、内なる完全性、統一感とつなげ、エネルギーを回復してくれる振動を持っています。
 「大天使ラファエル」は、過去の傷の癒しに大いに役立つエッセンスです。過去の傷によってバランスを崩したエネルギーを統合し、修復し、よみがえらせてくれるのです。
 関係性の修復、復活にも。可能であるなら、双方が同時にこのエッセンスを使用するといいでしょう。
 心の傷とは、過去に受けた痛みの結果。場合によっては、同じくリビングライトエッセンスの「大天使ザドキエル」を併用する事をお勧めします。

〔グリーンの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●スピリチュアルと現実の統合に

 スプレーボトルに、「霊性と物質世界を統合する」のオーラスプレーから5分の1、ミネラルウォーターを5分の4入れます。
 現実的な事柄を行う時、とりわけ面倒だなとか嫌だなと感じる事の前に、オーラフィールドにスプレーしましょう。
 ★深呼吸のポーズで両手を広げて動かし、ゆったりとハートを開いて深く呼吸します。
 その後、ハートに両手をあてます。頭頂からは天のエネルギーを、足の裏からは地球のエネルギーを受け取り、ハート一杯に吸い込みましょう。ハートがグリーンの光で満たされ、やがてその光は、全身をすっぽりと包むほどに広がっていきます。そして更に、部屋全体へと、グリーンの光は拡大し、満たしていきます。
 ☆グリーンの光と共にいる時、もしそうしたかったら、シンプルなアファメーションを声に出して言うのもいいでしょう。(例:「私のハートは、喜びと共にあります。」、「私は、天と地の間で調和しています。」等)
 グラウンディング(地に足を着ける事)が弱い人は、大きな木になったとイメージして、両足から伸びた根っこが、大地深く根付いていると感じるのもいいでしょう。

●自分自身にYESを言ってあげたい時に
 スプレーボトルに、「自己肯定と許し」のオーラスプレーから5分の1、ミネラルウォーターを5分の4入れます。
 オーラフィールドにスプレーしたあと、グリーンの光で包まれているとイメージします(上記の★マーク部分参照)。
 そして、自分自身を抱きしめてあげましょう。グリーンの光が、調和のエネルギーで癒してくれているとイメージして下さい。
 その後、自分自身にねぎらいの言葉をかけてあげたり、アファメーション(上記の☆マーク参照)を言うのもいいでしょう。

●調和的な空間作りの準備に
 「セイクレッド・エメラルド」と「大天使ラファエル」を各30滴、その日に使う量の蒸留水かミネラルウォーターにたらしたものを、スプレーボトルで空間に噴霧します。空間にこれらのエッセンスの特質が拡散する事で、調和のエネルギーが浸透します。
 例えば、恋人や親子といった親密な人との深刻な話し合いの場、重要な会議、ワークショップ等で、事前に空間にスプレーしておくといいでしょう。関わる人々が互いを思いやり、調和的な雰囲気でいる事をサポートしてくれます。
 また、事前に全員で空間とオーラフィールドにスプレーし、瞑想するのもいいでしょう。輪になってスプレーを受けた後、両手をつないで、エネルギーフィールドを感じましょう。何であれ、その後のワークがスムーズになる手助けをしてくれます。
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第12回目の原稿より
 前回は、草木の色、グリーンについて書かせて頂きました。
 グリーンは、ハートチャクラの色。平和、調和、バランスのグリーンは、自分自身のスペースにくつろぐ事をサポートしてくれます。
 ハートチャクラというと、もうひとつの色、ピンクを思い浮かべた人もおられたかもしれませんね。
 休息のグリーンに対して、ピンクは、与える事と受け取る事といった、ハートのアクティビティと関わる色です。今回は、愛を行為にしていくピンクについて書いていきましょう。

 虹の基本7色には入っていませんが、やはりピンクははずせません。
 色とは、光が現象化したユニークさです。より繊細に見てみると、光と水が織り成す虹の7色の中にも、微妙な色合いが。また、この地球上には、1800万色が存在すると推定されていますが、それでも、私達が色として感じ取れる振動は、太陽からの光のほんのわずかなのです。

 ピンクをイメージするだけで、優しく穏やかな気持になりませんか。
 もし、今現在、あなたと敵対したり喧嘩している人がいたり、強く嫉妬を感じる人がいたり、行き違いや誤解で嫌な思いをしたばかりだとしたら、ピンクを思い起こしてみましょう。争いや揉め事を溶かしてくれるピンクのエネルギーとつながるだけで、少し心が穏やかになるかもしれません。
 ピンクは、否定的な気持や考えを、優しく中和してくれるのです。

【愛と自己受容のピンク】
 ピンクは、能動的な、あるいはネガティブに表現された時には攻撃的にもなるレッドのエネルギーに、浄化のホワイトが出会った色。レッドの能動性にホワイトのエネルギーが融合すると、無条件の愛のピンクへと変性するのです。
 また、霊性のヴァイオレットと物質界のレッドが出会い、地上で愛を行う姿として表現された色でもあると、見てとる事も出来るでしょう。

 ピンクは、我が子を慈しみ、無条件の愛を与える母親を象徴するような、包み込む愛情、幸福感と関係する色。母性、女性の特質である、穏やかさ、優しさ、思いやり、共感の気持を刺激してくれます。
 女らしい可愛い人、純情な少女、お姫様、愛されている妻といった、幸せな女性像がイメージされる色だとも言えるでしょう。
 また、お叱りを受けるかもしれませんが、「やっぱり女は……」と否定的に表現する時によく使われる、依存的、甘えている、未熟、計算高い、おせっかいといった状態は、ピンクのエネルギーのバランスの崩れで起こります。

 肉体レベルでは、ブルー系の色が男性ホルモンの分泌に作用するのに対して、レッドと同様、ピンクは、女性ホルモンの分泌に作用する色。子宮の色でもあるピンクは、婦人科系、生殖器系の問題に有効だと言われています。美しさや若返り、恋愛にもよいとも言われ、多くの女性に好まれている色、ピンク……。
 女性性と関わるこころの傷で、自らの女性性を否定している人が、自分自身の女らしさを受け入れ始めると、今迄嫌いだったピンクを身につけるようになる事も。
 母性的な癒しの色でもあるピンクは、トラウマ、こころの傷を優しくほどいてもくれます。

 愛情と関係するピンクは、自分自身を慈しむと同時に、他者に優しくもなれる色です。また、護ってあげたい気持を刺激する色でもあります。
 共感する能力を引き出してくれるピンクは、自分自身、あるいは自分と他者との分離感や葛藤を、一体感や結ばれている感覚へと溶かしてくれます。
 そう、ピンクは、この地上において与えたり受け取ったりする、愛の行いの色なのです。

【ピンクの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスとフラワーエッセンスオブザブッダフィールドから、ピンクの特質を持っている種類を、いくつかご紹介しましょう。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●シャクナゲ(ピンク)
 深山に生え、濃いピンクから淡いピンクの花を咲かせます。「花木の帝王」と言われるシャクナゲは、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパで流行し、現在は、たくさんの交配種が存在します。
 《この世の楽園》がキーワードのシャクナゲ(ピンク)は、今ここに在る事の喜び、ハートの全面的な「イエス!」とつながり、体験そのものを楽しむ為のフラワーエッセンス。
 シャクナゲ(ピンク)は、何かに失敗したと感じた時に使用するとよいフラワーエッセンスです。後悔、罪悪感、自己嫌悪といった、マイナスに向かっている意識を転換し、あらゆる体験を受け入れる前向きさ、生には失敗はないのだという理解へと、持ち上げてくれます。
 また、恋愛のサポーターでもあるシャクナゲ(ピンク)は、成功や失敗といった結果や相手の反応を考えるあまり、気持を抑えてしまう傾向にもいいでしょう。初めての、あるいはスタートしたばかりの恋愛関係にも。素直な表現へと開いてくれるでしょう。

●ミゾソバ(ピンク)
 水辺に群生する一年草で、白、淡いピンク、紅色の小さな花が、コンペイトウのように集まって咲きます。水辺に地下茎を伸ばして繁殖する彼等は、柔軟であると共に、簡単に水には流されない強さを持っています。
 キーワードは、《ハートスパーク》。
 ミゾソバ(ピンク)は、人々と調和していく為のサポーターです。自分自身の感じ方や認識の傾向に気づき、素直で安定した愛の表現を後押ししてくれます。
 このフラワーエッセンスは、他者といる時、明確な理由もなく、否定的な考えや感情に翻弄される人に有効です。例えば、皆が楽しそうにしている中で不機嫌な気持や落ち込みがやって来たり、孤立感やズレに陥ったり。その事で誤解を受けたり、コミュニケーションが消極的になっている人にも。
 自分を上手く表現出来ず、周囲から浮いてしまう人にもいいでしょう。コミュニケーションのズレ、行き違いが大きくなり、どうしようもない時のサポートとしても役立ちます。
 恋愛においては、本当に好きな相手に素直になれない、自分に愛を与えてくれない異性ばかりを好きになってしまうといった傾向にいいでしょう。

●モモ(ピンク&ホワイト)
 魔除、繁栄、長寿等、古より、様々な霊力があると言われているモモ。
 このフラワーエッセンスには、ピンク、白、そしてピンクと白の八重の花を咲かせるモモの振動がインプットされています。
 キーワードは、《分かち合い》。与える事と受け取る事の循環、誰かに手を差し伸べたり、誰かから差し伸べられた手を受け入れる事が出来るような、愛を行動として表現していく為のフラワーエッセンスです。
 たくさんの人々と関わる時、何かを一緒に行う時に、このフラワーエッセンスは役立ちます。とりわけ、気持の上での深い交流が必要とされる集団活動にいいでしょう。
 また、モモは、他者のケアに携わっている人の、ハートのケアをしてくれるフラワーエッセンスでもあります。事務的、機械的になってきたと感じる時、微妙な傲慢さに気づいた時等に役立ちます。

〔フラワーエッセンスオブザブッダフィールドから〕
●ジェトロファ
 《直感、普通であること、親密さ》が、キーワード。
 表現する力を必要としている、内気でシャイな人に。
 ジェトロファは、自分の生来の存在の飾り気のなさ、普通さにくつろぐことをサポートし、柔らかさ、繊細さ、愛らしさ、優しさの質を高めてくれます。自分自身をもっと愛し、傷つきやすさと感じやすさを許して、自分自身や他の人との親密さに開いていけるよううながしてくれます。

〔ピンクの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●開放的な場作りに
 30ミリのミネラルウォーターに対して、シャクナゲ(ピンク)、モモを各1〜2滴たらして、『ミックススプレー』を作ります。
このエネルギーを拡散させたい部屋全体に、丁寧に右回りにスプレーしていきます。
 自分自身にも必要と感じるなら、手をピンと伸ばしたくらいの距離、身体から1メートル前後のエネルギーフィールド全体に、ふんだんに噴霧するといいでしょう。
 シェアリング、ミーティング等で、お互いのハートをオープンに表現し合っていく時に役立ってくれます。大切な人と話をする時にも。

●ハートの保護に
 30ミリのミネラルウォーターに対してミゾゾバ(ピンク)を1〜2滴たらして、『ミックススプレー』を作ります。
 そして、ハートチャクラ周辺を中心に、全身にスプレーしましょう。他者が近づいて来た時にストレスを感じる距離よりひとまわりからふたまわり外側、身体周囲のエネルギーフィールド全体に噴霧するといいでしょう。
 護られている感覚が必要なら、ガラス製の小ビン等に、ミゾゾバ(ピンク)の原液にポマンダーのピンクを1〜2滴たらしたものを入れ、ハートあたりに小ビンが来るくらいの長さにして首から下げたり、ポケットにしのばせておくといいでしょう。同時に、ピンク色のものを身につけるのも。下着、衣類、ネイルカラー、ジェムストーン等、肌に直接触れたり、目にしやすい部分に、ピンクを取り入れましょう。

●ボディワーク、手を使ったヒーリングに
 30ミリのミネラルウォーターに対してモモを1〜2滴たらして、『ミックススプレー』を作ります。
 ワークの前に、ハート、腕、手の周辺にスプレーした後、両手をハートの前で重ねます。ハートを感じて、深い呼吸を意識しましょう。ハートのスペースが、水平にも垂直にも拡大していくのを感じましょう。
 手の平のチャクラは、ハートの癒しの通路。ハートの癒しのエネルギーが、手へと流れるよう刺激してくれるでしょう。
 準備が出来たら、心の中で、ワークをスタートする宣言をしましょう。

●リラクゼーションに
 30ミリのミネラルウォーターに対してジェトロファを7滴たらして、『ミックススプレー』を作ります。
 様々なレベルに深いリラクゼーションをもたらし、肉体に近いレベルを柔らかくしてくれます。入浴後、ボディワークを受ける前等に、身体の周辺にスプレーするといいでしょう。
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第13回目の原稿より
 今回は、ブルーについてお伝えしましょう。

 ブルーの振動と関係する第5チャクラにチューニングを合わせると、下位のチャクラとは違った質がある事に気づきませんか。霊的世界に関係する最初のチャクラである第5チャクラは、下位のチャクラの監督者。第5チャクラにある信じ込みは、下位のチャクラをコントロールするのです。下位のチャクラを癒し、信じ込みがもたらすパターンから自由になるには、この部分にワークしていく事が大切だと言えるでしょう。
 ブルーの振動が持つ適応、規制、抑制の作用は、身近なところでは、学校、公的な職業(お巡りさん等)の制服に活用されています。そう、喉のチャクラは、ブルーの制服を着て、その制服が持つ役割から、下位のチャクラを見ているのです。
 私達が、より高い意識に焦点を当てていくと、制服を着た個は、全体性へとオープンしていきます。喉のブルーは、私達個が、個を超えた大いなる意思といつもつながっている事へと開いてくれる可能性でもあるのです。その時、私達は、特定の制服の制限から、自由になっているかもしれません。

 また、第5身体(スピリチュアル体)は二元性という概念がなくなる層であり、ある意味、ここから瞑想というものがスタートするとも言えるでしょう。マインドの複雑な知識やサイキックな現象は、この層には届きません。もしもそれらに執着するなら、邪魔にすらなるかもしれません。オカルティックで興味惹かれる情報や神秘体験はゴールではなく、魂の成長のプロセスで出会う副産物にしかすぎない、と気づいていく領域です。
 エネルギー解剖学的に見ても、霊的領域の最初の層であるブルーには、とりわけ多くの作用があると言えるでしょう。

【空、海、地球の色ブルー】
 ブルーが持つ様々な質の中から、今回は、どの切り口から書きましょうか。フラワーエッセンスのコーナーである事から、やはり、自然界とのつながりから紐解いていきましょう。

 ブルーといえば、空の青、水の青、地球の青が、思い浮かびます。
 私達の惑星地球は、それをとりまく大気中の粒子によってブルーの光が錯乱し、あの美しい青に輝きます。海の青も、また同じ……。
 大気がない宇宙では、光は錯乱せず、暗闇の世界に。大気中でブルーの光が散りばめられた地球は、宇宙の暗闇の中で、ひときわ美しくブルーに輝くのです。
 また、ブルーの光の反応量の絶妙なバランスは、紫外線が地上に届かないようにしてもくれています。私達の惑星は、ブルーの光のベールによって、紫外線から護られ、命が育まれる温度を保っているのです。私達を含む全ての生き物が、このブルーの保護によって、この地球上で生きていけるという、何という偶然!宇宙の中に存在する命のブルー、「地球」……。このかけがいのないブルーは、光、大気、水といった自然界からの育みによって誕生しました。

 地球の子供である私達の保護オーラのベールも、地球の保護オーラと同じブルーをしています。
 そして、「魂の青写真」という言葉もあるように、ブルーには、私達を、宇宙や天の意思とつなげてくれる特質があります。それは、宇宙と融合し、個としての意志を大いなるものに委ねる事です。と同時に、天に高く飛びたいと焦がれる事は、内側の海へと深く潜る事でもあります。大宇宙の意思が、私達の内なる小宇宙に既に内在している事に、ブルーは気づかせてくれるのです。

 また、ブルーは、流れる水のように、あらゆる領域で、留まっているもの、集中しているものを流し、元の状態へと戻してくれる浄化の作用を持っています。例えば、火のエネルギーが溜まったような状態(それが肉体レベルであるなら炎症や発熱、感情レベルであるなら怒りや欲求肥満の蓄積、エネルギーレベルであるなら硬直や緊張等)に対して、流れを作ってくれます。

【ブルーの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスとリビングライトエッセンスから、ブルーの特質を持っている種類をご紹介しましょう。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●リンドウ
 リンドウは、日本特産の多年草で、日本の秋の代表的な花のひとつ。丁度今頃、青紫や紅紫の凛とした美しい姿を見せて、秋の野山の風景を彩ってくれています。
 リンドウは、隠された可能性が表面に現れる事をサポートしてくれるフラワーエッセンスです。自分の性質や才能等、信じ込みの中に埋もれてしまっている宝、問題のすぐ側に隠れている本質的なよさを見つける手助けをしてくれるのです。
 リンドウを使用すると、いつも引っかかってしまう部分にこそ自分自身の学びがあり、同時に、内側に種として眠っている素晴らしい特質をも表現してくれている事に気づかされる事もあるでしょう。
 あなたの内側に在る可能性の種。それは意外と、弱点や欠点だと思っているものの中に、あるいはその側に、隠れているのかもしれません。
 隠れた宝を見出させてくれるリンドウは、霊的な成長を求めている人々にとっても、役立つサポーターになってくれるでしょう。
 また、このフラワーエッセンスは、ネガティブ指向にも有効です。こころのどこかに、過去、未来、自分自身に対する否定的な見方があり、ふとした時に、落ち込み、悲しみ、あきらめ等がやってきやすい人にいいでしょう。
 リンドウには、様々なレベルでの痛み、滞りを流してくれる、エネルギー解毒としてのパワフルな作用もあります。飲用の他、オーラやチャクラにスプレーするといいでしょう。

〔リビングライトエッセンスから〕
●第1の聖なる光
 スターサファイアのジェムストーンの振動を基盤に、「第1の聖なる光」であるサファイアブルーのエネルギーがインプットされたエッセンスです。
 「第1の聖なる光」は、宇宙、存在との大いなる調和のうちに人生を生き、表現し、創造していく為に、個人の意志を、源の意志と結びつけてくれます。
 聖なる意思、宇宙の真理と調和した真のアイデンティティー、真の道を指し示してくれるこのエッセンスの目的は、自分自身に内在する神性を見出す事。私達自身、そしてその行動の全てが、宇宙の表現である事に気づき、内なる神性が望む道に沿って歩んで行けるように、意志を強めてくれるでしょう。
 人生の目的、何をしたいかが不明確であったり、どちらの方向に進んだらいいのか分からない時にいいでしょう。
大きな決断の時にも。

〔ブルーの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●エネルギー身体の浄化と解毒に
 スプレーボトルに、30ミリのミネラルウォーターに対して、リンドウを1〜2滴たらします。
 痛みを感じるチャクラ等、特定の部分の周辺にスプレーし、深い呼吸と共にリンドウのエネルギーを広げましょう。
 ヒーリングの現場で使うのも、お勧めです。セラピスト、クライエント、ヒーリングの空間に、重宝します。セッションの前後に、使用するといいでしょう。

●エネルギー身体の保護に
 エネルギーを感じやすく、繁華街や病院に行くと重くなる、人と話した後に疲れる等、外側の環境で気分が変動しやすい人、肉体的な不快感として感じる人等に。
 30スプレーボトルに、ミリのミネラルウォーターに対して、リンドウを1〜2滴たらします。
 出かける前に、よく不快感を持つ部分の周辺、あるいはオーラ全体にスプレーし、深い呼吸と共にブルーの振動が広がっていくとイメージしましょう。私達の保護オーラの色、そして、真っ暗な宇宙から見た地球の色であるブルー。そのブルーの光のベールが、すっぽりと包んでくれているとヴィジュアライズして下さい。
 毎日習慣的に行うなら、寝る前にベッドの中で、出来る限り光が入らないよう部屋を真っ暗にして、ブルーの光のベールが全身を包み込んでくれているイメージと共に、眠りについて下さい。エネルギーが変化していく3週間を最低の単位として、続けてみましょう。エネルギーレベルで、保護オーラが少しずつ育っていきます。
 眠りのバランスがよくない人も、お試し下さい。安眠、ストレスの軽減にも、ブルーは作用してくれるのです。ただし、鬱状態の時には、たくさんのブルーに囲まれる事は、避けたほうがいいでしょう。「ブルーな」気分が増してしまいますから。

●人生の目的にコミットするサポートに
 人生の目的と関係する、あるいは象徴するモノを、用意しましょう。
 例えば、自分の作品、計画表、目的を描いた絵や文字、目的を象徴する尊敬する人の写真、関連する書物、何でもOKです。
 「第1の聖なる光」を30滴、その日に使う量の蒸留水かミネラルウォーターにたらしたものを、スプレーボトルで噴霧します。その時、サファイアブルーの色をヴィジュアライズするといいでしょう。
 まず、自分自身のオーラフィールドに。
 次に、象徴するモノのエネルギーフィールドに。
 その次に、部屋の空間に。
 モノに噴霧する際、素材によっては、直接スプレーがかからないよう注意しましょう。
 全てに噴霧したら、エッセンスのエネルギーによって、あなたと目的が、同じスペースの中に、ブルーの光のベールによって包み込まれるのを許しましょう。
 3週間、寝る前に、とても大切な儀式のように、このプロセスを行って下さい。それと共に、本来の才能を光の下に現してくれるリンドウのフラワーエッセンスを、併行して飲む事をお勧めします。

(エネルギーワークについて)
 今回のシリーズでご紹介しているような色とエネルギー身体との関連性について、エネルギー身体への働きかけ方については、マウントフジフラワーエッセンスの講座でも学べます。ご質問を受けたので、記しておきますね。
http://www.floweressence.co.jp/Lecture/MF.html
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第14回目の原稿より
 今回は、ヴァイオレットについてお伝えしましょう。

 かつて、児童画の色彩研究の世界では、ヴァイオレットは、心身が不健康で不安定な状態の時に子供が選ぶ色とされていました。読者の中には、幼稚園や小学校の頃、むらさきいろのクレヨンを使おうとすると、お母さんに止められた記憶があるという年代の方もおられるかもしれませんね。
 そう、ヴァイオレットは、狂気を表現する「病んだ色」として恐れられていたのです。

 と同時に、古の時代には、高貴な色、一般人には使う事の出来ない「禁色」でもあったヴァイオレット。染料の原料が希少だった事もあり、特別な者だけが身に付けるのを許されていたのです。例えば、日本では天皇の色であり、淡いヴァイオレットは、皇族や公家に許された色でした。冠位十二階の最高位の冠の色であり、高僧の袈裟の色でもあり……。

 そんな歴史もあってか、多少は変わってきたものの、現代も他の色と比べて気軽には使いにくい色であり、一般の人には、敬遠される事も少なくないヴァイオレット。でも、精神世界の多くの人達、そして芸術家には、何故だか愛されている色、ヴァイオレット。
 あなたは、ヴァイオレットが好きですか?

【高貴の色ヴァイオレット】
 ヴァイオレットは、地のレッドと天のブルーが出会った色。レッドの物質性、活動性、能動性と、ブルーの精神性、沈静性、求心性。この対極の質が結びつき、高められたのが、ヴァイオレットなのです。

 そして、太陽の光から、私達が視覚を通して認識出来る色の中で、レッドが最も長い波長と低い周波数を持つのに対して、ヴァイオレットは、最も短い波長、究極の高い周波数を持っています。エネルギーの世界からみても、高貴な振動を持つ色と言えるのかもしれません。

 ヴァイオレットは、チャクラでは、第6チャクラ、あるいは第7チャクラといった、高位のチャクラの振動と関連付けられています。上位チャクラの最初である第5チャクラのブルーから始まった精神性や崇高さが更に高まり、精神的、霊的な領域に意識を向けさせてくれる色だとも言えます。優美さ、気品、威厳をもたらしてくれるヴァイオレットは、やはり高貴な色なのでした。

 自尊心をもたらす色でもあるので、自分の価値を認め、信頼し、愛するのにもいいでしょう。自分の気持ちを受け入れ、変容していくサポートにも。

 また、かつて「病んだ色」とされていたヴァイオレットは、確かに疲れた時や回復期に作用する癒しの色でもあります。実際、ヴァイオレットの波長には、DNA、RNAを修復してくれる作用があるのです。
 精神疾患、神経疾患にも。脳に作用し、精神のバランスを取り、ストレスを緩和するヴァイオレットは、メンタルな領域の癒しにも有効なのです。私達のヴァイオレットのエネルギーのバランスが崩れた時、それは、現実と切り離され、狂信、妄想、幻想として表現される事もあるかもしれません。

【ヴァイオレットの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスフラワーエッセンスオブザブッダフィールドから、ヴァイオレットの特質を持っている種類をご紹介しましょう。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●フジ
 私達日本人には、とても馴染みのある花です。ヴァイオレットの蝶のような花を連ね、下から上へと次々に咲いていくフジの花。あの花弁が風に散る様は、とても美しいですね。
 フジのキーワードは、《霊的な交流》。内側の解放と開示をうながし、世界観を拡大してくれるフジは、「私」という制限を超えた『私』へと開いていく為のフラワーエッセンスです。
 フジは、プライドが邪魔して、他者と気軽に交流出来ない人、距離をおいて孤立しがちな人に有効です。そのプライドは、野心や欲望をストレートに泥臭く表現する事には使われません。ヴァイオレットが持つ高貴な振動のごとく、ソフィスティケイトされたもの、美しいもの、稀有なるもの等として、独自の美学、哲学、自意識を通して表現されるのです。そんな内側にある確固としたものの固さ故に、こうである「私」という縛りが、可能性を狭めてしまっている事も。
 フジは、外側に対して隔てる壁を解放し、人間関係、才能の表現等、人生のあらゆる領域における可能性に柔軟性をもたらしてくれます。
 地上的な姿に抵抗のある人には、人生の幅を拡大してくれるでしょう。時には俗っぽい事も気軽に楽しむ自分、生活臭のある自分を許し、そんな姿を他者に見せられるようにしてくれます。それと共に、そんな地にあるものを許しながら、あらゆるものの中にある神聖さに気づきながら、霊的な領域へと上昇していくサポートをしてくれるでしょう。

●アイリス
 このフラワーエッセンスはブルーヴァイオレットの花から作られていますが、アイリスの仲間は170種程あり、死や宗教的事柄と関係が深い植物です。ギリシャ語のIris(イリス)は虹という意味で、花が虹のように美しい事から。
 アイリスのキーワードは、《善きもの》。暗示をほどき、高い次元へと意識を向ける在り方を定着してくれます。
 このフラワーエッセンスは、様々な領域から影響を受けて揺れ動き、精神を消耗してしまう人の為のものです。言葉、態度、人、環境、エネルギー……。ありとあらゆるものを感じ取り、不安定になったり、ハートを閉ざしたりしてしまうのです。突如として豹変し、感情を大爆発させてしまう事も。否定的な気分や暗い考えがどんどん肥大し、頭から離れなくなる事もあるかもしれません。
 また、高い次元を感じる事が得意なものの、自分自身の感情の問題や社会的立場とのギャップに欲求不満や怒りを感じ、密かに悩む人にも有効です。
 サイキックリーディング、雑誌の占い……、何であれ、外側からの情報による暗示にかかりやすく、混乱しやすい人にも。運が悪い、ここぞという時にいつも失敗する等、ネガティブな自己暗示のパターンにも役立ちます。
 エネルギーフィールドにヴァイオレットの振動が強い場合、外側からの影響で不安定になりやすく、感情の爆発、思考の堂々巡り、精神的な不調和等として表現される事があります。澄んだヴァイオレットのエネルギーフィールドが、濁ったレッドの不調和な質に傾きやすい事も。アイリスは、そんな影響を受けやすい人が、より高いものとチューニングを合わせていく本来の質をサポートしてくれます。感情を安定させ、地に足を付け、高次元の世界と同調する能力が、日常の中で、肯定的な形で活かせるようにしてくれるでしょう。

〔フラワーエッセンスオブザブッダフィールドから〕
●ツンベルギア

 ツンベルギアは、ヴァイオレットとイエローの補色を持つ花です。
 第3の眼、内なるヴィジョンに働きかけるこのフラワーエッセンスは、内省、内側を見つめるサポートに役立ちます。ヴィジュアルタイプの人が使用すると、よりクリアなヴィジョンを受け取れるよう助けてくれます。
 直感と理性のバランスを整え、マインドを明晰にしてくれるツンベルギアは、思考に偏りがちなパターンにも役立ちます。頭の中で考える事から、実際に経験する事へと開いてくれるでしょう。
 また、人々と関わる上で、操作や依存を超えた友愛の質を高めてもくれるフラワーエッセンスです。第5チャクラ、第6チャクラを刺激して、感情を超えた関係性をサポートしてくれるでしょう。
 第6チャクラとその他のチャクラのコネクションを整え、様々な事柄、自分自身を観る事を刺激してくれる働きも。
カラーセラピーのサポートにも有効です。

〔ヴァイオレットの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●否定的な感情や思考を抑えている時に
 フジとアイリスの組み合わせは、強い否定的感情に陥った自分を抑えている時に有効です。抑えてはいても内側で乗っ取られた感情によって、今ここで行う事や考える事に焦点を合わせる事が難しくなったり、特定の思考にはまり込んでしまった時にもいいでしょう。
 スプレーボトルに、30ミリのミネラルウォーターに対して、フジ、アイリスを各1〜2滴たらします。
 全身のエネルギーフィールドにスプレーした後、ボトルをハートに軽くあてて、ゆったりとした深い呼吸を続けましょう。
 重さや深刻さを解放し、軽さとスペースを与えてくれます。起こっている感情が来ては去っていく周辺の出来事である事、一時的なものにすぎない視点へと転換してくれるでしょう。

●スペースの波長合わせと安定に
 ヒーリング、リーディング、瞑想、芸術活動をはじめ、あえて日常から距離をとったスペースを創造したい時に。特別なスペースのエネルギーを保持し、安定させてくれます。
 スプレーボトルに、30ミリのミネラルウォーターに対して、アイリスを1〜2滴たらします。
 ヒーリングルーム、瞑想ルーム等の部屋、空間にスプレーしましょう。
 部屋のそれぞれの4つの面を、メインの面(部屋の中心的なものが置いてある面、大きな窓のある面等)をフロントと見立てて、そこからスタートして右回りに。4面全てにスプレーした後、天井と床にもスプレーします。
 何らかの方法で特別なスペース作りや波長合わせを行っている人は、その作業の前にスプレーして下さい。別の色のポマンダーを、その後に使用して頂いても結構です。
 自分の居場所がない感覚のある人、人間関係で過剰反応してしまう人、感情や気持の安定が必要な人にもいいでしょう。自分自身のエネルギーフィールドにスプレーして下さい。

●孤立感、距離感に
 スプレーボトルに、30ミリのミネラルウォーターに対してフジとツンベルギアを各7滴たらします。
 ハートから頭頂にかけて、オーラフィールドにスプレーしましょう。
 他者に対して、気持を素直に表現出来ない、感情を隠してしまう、考えすぎて行動を躊躇してしまう時にいいでしょう。
 他者との距離感、孤立感に苦しんでいる時にも。計算、操作といった動機なしに、他者と関わる事自体を楽しむ事へと、意識をシフトしてくれます。
 パートナーとの深い官能性、溶け合いにも。
(つづく)
 

《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第15回目の原稿より

 今回は、純粋な光の色、ホワイトについてお伝えしましょう。
 あらゆる色の源であるホワイトは、どんな色にでもなれると共に、あらゆる色のエネルギーを高めてくれる色。他の色の個性や働きを、強調したり補強したりしてくれるのです。

 ホワイトは、全ての色の集合体であり、結合であり、純粋な光。
 ホワイトの光には、あらゆる色が含まれていると共に、その光は、全ての色を反射するのです。

【純粋な光の色ホワイト】
 きれいに洗われた白い洗濯物、殺菌された白い食器等、清潔というイメージのホワイトは、浄化と深く関係しています。

 統合された色であるホワイトは、死の色であり、再誕生の色でもあります。霊的な完成であり、花嫁の純潔であり、無垢な子供の心を表現します。
 それは、赤ちゃんのようなピュアな魂と、究極の成熟を遂げた魂が、似ている事を思い出させてくれます。純粋な魂としてこの世界に根を下ろした私達は、この世界での経験の環を一巡し、また純粋な魂として宇宙に解き放たれるのです。

 ホワイトが持つ純粋性は、そのまばゆい光の下であらゆる偽りを剥がし取り、隠していたものを明らかにします。時には、情け容赦のない浄化を促す事も。
 そして、その浄化は、新しいスタートをも意味します。
 辛い事を忘れたい時、気持を切り替えたい時、再出発を望む時、私達は、よく「真っ白にして」、「白紙に戻して」といった表現をします。死とも誕生とも関係するホワイトは、今迄のものを完全に浄化し、まっさらにしてくれる浄化とリセットの色なのです。

 ホワイトの浄化が強すぎる時には、例えば、ショックやトラウマならオレンジでという風に、他の色からスタートするのもいいかもしれません。

【ホワイトの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスとリビングライトエッセンスから、ホワイトの特質を持っている種類をご紹介しましょう。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●防御と浄化と刷新(オーラスプレー)
 *アカツメクサ、ウツギ、ウワミズザクラ、シシウド、タチツボスミレ、ネジキ、フジ(ツボミ)のミックス
 *飲用タイプ(フォーミュラー)とエネルギーフィールドにスプレーする外用タイプ(オーラスプレー)がありますが、今回はオーラスプレーの使用を前提としています。
 エネルギー身体やチャクラの浄化に有効です。
 その名の通りこのボトルは、浄化して新しいスペースを創造すると同時に、外側の影響からの保護としても作用します。また、エネルギーが洩れ出さないサポートとしても働いてくれます。
 エネルギーに敏感な人、外側からのアイデアや感情に巻き込まれ、自分を見失いがちな人にいいでしょう。影響を受けやすい不安定な時期、護られた感覚が必要な時の保護にも。エネルギー的、あるいは物理的に汚染された環境にいる時のプロテクションとしても役立ちます。
 「防御と浄化と刷新」は、エネルギー身体にインプットされた、古いエネルギー情報の解除にも有効です。内側に蓄積されたもう解放してもよいエネルギーを手放す事で、浄化されたスペースを育んでくれます。そして、新しいスペースに、新しいエネルギーを招待する下地作りをしてくれるのです。
 自分に属するスペース、オーラフィールドを拡大し、定着していく為にもいいでしょう。
 このボトルは、人だけではなく、モノの浄化、情報の刷新にも役立ちます。特別な空間の結界、境界線作りにも最適です。瞑想ルームやヒーリングルーム等、特別な空間を浄化した上でのエネルギーの保護と保持にいいでしょう。

●浄化外用
 *ウツギ、ウワミズザクラ、エゾノコリンゴ、シシウド、マルバアオダモ、アイリス、スピリッツのミックス。
 元々は講座実技用であったこのボトル、口コミで多くの方からお問い合わせを頂き、一般の方への販売が決まりました。浄化し、本来の状態に戻す為の、エネルギーレベルのクリーニングともいえる“浄化専用”のストックボトルです。環境等から後天的に蓄積された古い情報(感情や思考のエネルギー等)、人工的に加えられたエネルギー等からの影響を除去、解除します。
 セラピー、ヒーリングの最中、前後に使用すると、空間、セラピスト、クライエントのエネルギー浄化に役立ちます。  センターやハートのスペースからはずれた時、様々な情報に混乱した時、焦った時等に、ニュートラルに戻る為にもいいでしょう。
 場所、土地、モノ等の浄化、フラワーエッセンスのボトルの浄化にもいいでしょう。フラワーエッセンスの他ブランドにも使用可能ですが、ブランドによっては他社製品の併用を認めていないものもありますので、それぞれの指針に従って下さい。
 *このストックボトルは、パワフルな浄化専用です。
 浄化以外の働きかけもしたい場合、例えば、プロテクションの為のグラウンディング、結果創造等には、「防御と浄化と刷新」がいいでしょう。家族関係等、集合的な事柄には、「個人や集団の過去を癒す」をお勧めします。ただし、強い浄化が必要な時には、まず、このボトルを使ってニュートラルなスペースを創造し、その後、呼び込みたいエネルギーを持つボトルを使うといいでしょう。

〔リビングライトエッセンスから〕
●第4の聖なる光(純粋なる調和)
 外側との調和、同調と、自分自身のバランスをとって、明確にしていく為のエッセンスです。内側の調和を促進させる事で、外側の不調和を減少し、共鳴の場を拡大してくれます。
 職場、学校、家庭等で、不調和な雰囲気になってきた時には、緊急時用のエッセンスのように、頻繁に使うといいでしょう。
 再統合の為のこのエッセンスは、焦点をあてたい事柄、変化を望む人生の事柄に対して、光をあててくれます。意識的にし、クリアにしていく事をサポートしてくれるでしょう。

〔ホワイトの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●年末の浄化に
 煤払いから年末にかけて、今年のエネルギーの汚れを洗い落とし、新たな年を浄化された状態で過ごしましょう。
 スプレーボトルに、30ミリのミネラルウォーターに対して、「浄化外用」を14滴(「防御と浄化と刷新」のオーラスプレーなら6〜10ミリ)をたらします。
 全身のエネルギーフィールドにスプレーしましょう。お風呂の後、寝る前、起きてすぐ、気分転換したい時、浄化が必要だと感じた時、いつでも使用して下さい。
 空間の浄化には、部屋の中、外の敷地等を、左回りに歩きながら噴霧していきます。
 直接かかると変質したりシミになったりするモノについては、離れた距離からかからないようスプレーする等、ご自身の創造性を使って工夫下さい。
 また、「浄化外用」には、同じ振動をインプットした石鹸も開発されています。年末の時期に併せて使う事で、より浄化のプロセスがスムーズになっていくでしょう。
 この組み合わせは、年末の浄化が目的の場合、12月からスタートして、最長2月初旬頃迄続けます。
 日々の生活で浄化の為に使っていきたい方は、日常的に使用下さってOKです。

●エネルギーの調和と再統合に
 喧嘩、争い、誤解、ギクシャクした感じが外側で起こっていて、調和的なエネルギーが必要な時に。内側を整え、外側との関係性に調和をもたらしてくれます。
 また、来年に向かうにあたり、光をあててクリアにしたい事柄、意識的になりたい事柄等、特定のテーマがある人にもいいでしょう。
 来年は変わりたい、目的を明確にしたいといった少し抽象的なテーマでもOKです。このボトルは、明確化にも役立ってくれるのです。
 「第4の聖なる光」を30滴、その日に使う量の蒸留水かミネラルウォーターにたらしたものを、スプレーボトルで頭頂からオーラフィールドに噴霧します。その時、ホワイトの光をヴィジュアライズするといいでしょう。
 関係している人がいれば、彼等のオーラフィールドにも。部屋の空間、テーマを象徴するモノにスプレーするのもいいでしょう。直接かかると困るモノについては、かからないよう注意深くスプレーして下さい。
 変化が出て来たり、落ち着いてきたり、はっきりしてきたと感じる迄、必要に応じて数分〜数ヶ月、お好きな期間だけ使うといいでしょう。
(つづく)


《マウントフジフラワーエッセンスと虹の七色のエネルギーについて 第16回目の原稿より
 今回は、地上に戻った光のエネルギーが浮き立っていく春には似つかわしくない色、ブラックについてお伝えしましょう。

 光の三原色が出会うとホワイトになるのに対して、色の三原色が出会うと、ブラックが現れます。
 光の世界にはない色、ブラック。
 ブラックと聞いただけで、居心地が悪い感じ、怖い感じ、不吉な感じ、異質な感じ、触れてはいけない感じ、一歩引きたい感じ、避けたい感じ、浸食された感じ、抵抗したい感じを、受けた人も多いかもしれません。それらの瞬時に起こった変化と反応は、まさに、ブラックがもたらすエネルギーでもあるのです。
 このメルマガにブラックの文字を書いている私も抵抗があるくらい(?)、ブラックのエネルギーが私達に与える影響は、少なくないのです。

 光の三原色を混ぜ合わせると、レッド、グリーン、ブルーの光が反射し、ホワイトに。
 ホワイトは、あらゆる色の源、結合、集合。全ての色を反射し、放射します。そして、私達の内外で、様々なものを顕わにしてくれます。
 また、ホワイトは、どんな色にでもなれると共に、あらゆる色のエネルギーを高め、その個性や働きを強くしてくれます。

 それに対して、色の三原色を混ぜ合わせると、レッド、グリーン、ブルーが吸収されて、何も反射されなくなり、ブラックに。
 あらゆるエネルギーを吸収し、隠し、沈黙するブラックの闇……。その闇の中には、あらゆる色が潜んでいます。何があってもおかしくはないブラックの闇には、表面に現れてはいなくても、全ての可能性が眠っているのです。闇の沈黙と保護の中で、静かに休息している、底知れない可能性……。

 浄化と反射のホワイトに対して、保護と吸収のブラック。
 対極とも思えるこの2つの色は、対極の作用をしながらも、共に、近寄りがたいという質を持っています。
 曖昧さのない、時にははね返すように、全てを照らし出すまばゆいホワイトの光。
 全てをその内に取り込み、包んでしまう、得体の知れない未知なるブラックの闇。
 違った表現をしながらも、共に全てのものがそこに在るともいえるのです。

【闇の色ブラック】
 ホワイトが、様々なものを白日のもとにさらし、本質でないものを浄化し、強烈な変容をうながしていくのに対し、ブラックは、その中で静かに休む事を許してくれる質を持っています。
 ブラックの死と弔いのエネルギーの内で休眠する事で、ゆっくりと変化への準備は熟成していきます。その静止した沈黙は、あらゆるものを包み、何であってもはね返す事なく吸収し、保護してくれます。準備が整う迄は静かに待つ事、休む事、あるいは、より深く沈んで見つめる事が許されているのです。

 吸収し、隠してしまうブラックは、全ての色を否定もします。
 思春期、反抗期の子供達がブラックを好む背後には、かたくなに内に閉じこもり、光を拒絶し、遮断している状態があります。逆に、外側から押さえつけられた子供が、ブラックを好むようになる事も。でも、時がたてば、ブラックの休眠に飽きて、光や色を求めるようになるでしょう。
 ブラックの衣服を身に付けると、その吸収力故に、肉体に色のエネルギーが届かなくなります。シワが増える、肌の老化が進むといった説は、よく聞かれます。若い年代の時にはブラックを好み、年をとるほどに、若い頃は抵抗のあったピンクをはじめ、きれいな色を身に付けたくなる女性が少なくないのも、何となく納得出来ます。
感情をあらわにしないほうがよいフォーマルな席にも、ブラックのエネルギーは役立つと言えるでしょう。

 ホワイトとブラックには、無限の可能性があります。でも、モノクロームの世界だけでは、豊かになりません。物質界のたくさんの色彩は、私達のこころや身体や人生に影響を与え、調整し、体験を厚みある味わい深いものにしてくれるのです。

【ブラックの特質に役立つマウントフジフラワーエッセンスの例】
 今回は、マウントフジフラワーエッセンスから、ブラックの特質を持っている種類をご紹介しましょう。
 とはいっても、ブラックそのものに対応する種類がない為、「死」、「闇」といった側面からみていきたいと思います。
 ブラックには、お葬式や死のイメージがあります。日常生活をストップして、死のプロセスへと深く意識を向ける色であるブラックから、「喪の作業」を思い起こすのは私だけでしょうか。最愛の人、あるいはとても大切な何かを喪失した変えようのない事実を受けとめ、乗り越えていくプロセスに、ブラックは寄り添ってくれるのです。
 また、ブラックの闇の中で休眠する状態は、光の世界へと出でる準備をしながら、子宮の中で眠る胎児のようなイメージも浮かんできます。
 人生のとてもつらい時期、人はまぶしすぎる光を拒否し、全ての動きを止めて、刺激の少ない闇の中でうずくまりたくなる事もあります。無理せず休息する事が、その時に最も必要なのかもしれません。そして、全ての色と光を遮断して闇に沈んだ後、見えてくるのは光です。たとえその光が遥か先であったとしても、その光と無理せず出会う為の休息と安全なプロセスを、ブラックはサポートしてくれるのです。

〔マウントフジフラワーエッセンスから〕
●「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」
 「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」は、タチツボスミレ、ヤマザクラ、ハリエンジュ、マルバアオダモ、ディヴァイン、ハクモクレン、ハナダイコン、ミツマタが既にミックスされているコンビネーションボトルです。
「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」は、何をしても変えようのない「死」という現実に向き合う為のボトルです。
 私達=肉体ではない、肉体を超えたものである、というところへと誘ってくれるこのボトルは、逝った者にも、見送った者にも、人間に限らずペットロス等にも役立ちます。
 肉体を離れた存在の為に、様々な節目に使用するといいでしょう。古より言われている節目の日は、エネルギー身体のプロセスにとって、重要な敷居のようなものです。死後の節目(49日等)〜一区切りついたと感じるまで使用するといいでしょう。
 また、このボトルは、見送った人の為にも使えます。「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」は、喪失体験による喪の作業にも役立つのです。
 もうこの世界にはいないとしても、人々の記憶として、その人はずっと在り続けます。それは、その人がかつて存在していたという証であり、人々へのギフトです。
 このボトルは、大きな体験、死に値するような体験、解決策のない問題にも働きます。あらゆる喪失感や、別れをはじめとする喪失の道を選んだ時にも。戦うのではなく、受け入れる事、融合する事へと、時の流れと寄り添いながら、優しくプロセスを補助してくれるでしょう。
 宇宙、存在、根源との分離感がどこかにあり、生きる事、肉体を持ってここにいる事への鈍い抵抗、嫌悪がくすぶっているという人にも。
 霊的プロセスにおける神秘体験、非日常的な体験にもいいでしょう。体験から得たものをたずさえて、日常に着地する事を助けてくれます。

●アイリス(ヴァイオレット)
 アイリスは、死や宗教的事柄と関係が深い植物です。ギリシャ神話では、天と地を結ぶ女神アイリスが虹を渡り、死んだ女性の魂を天国に案内すると言われています。ギリシャ語のIris(イリス)は、虹という意味。虹は、高次の白い光が地上に届く時に分かたれた色。
 虹の7色を味わいながらも、その背後のおおもとの光がいつも共に在る事の信頼。ブラックの回に虹の7色、ホワイトの光と関係するアイリスというのも、面白いですね。
 アイリスは、死、宗教的な事柄と関係する儀式に使用するとよいフラワーエッセンスです。
 聖地でエネルギー酔いしてしまう等、宗教的な事柄に圧倒されてしまった時にも。
 内外の光と闇の影響を受けやすい人にも役立ちます。内側の天使と悪魔に翻弄されがちなら、アイリスを試してみるといいでしょう。
 暗示にかかりやすかったり、悪いアドバイスや占い結果を気にしすぎる人にも。
 また、自分の居場所がない感覚にも役立ちます。きゅうくつさ、緊張感、孤立感を持つ人にいいでしょう。

●キブシ
 他の花が咲く前に早春の山を彩るこの花は、無彩色の冬景色を、柔らかなイエローの光色で彩ります。でも、この花のイエローは、輝くようなイエローではありません。まだ光のエネルギーが弱々しい頃、でも確かに日々光が強まって行く頃、そんな早春の光のエネルギーも入ったこのフラワーエッセンスは、とても優しく、柔らかです。
この花の果実は、黒色の染料に使われます。
 イエローは、光を連想する色であると共に、エネルギーの世界では死とも関係しています。イエローのガラスボトルに入れた水を光の下に置いておくと、早く腐るのだとか。お釈迦様がイエローの僧衣を選んだのは、ある意味での死を意味する、輪廻の輪から離れる事と関わっているからという説も。
 キブシは、家族の問題、死に関する事柄を癒してくれるフラワーエッセンスです。
 また、何かに絶望し、何度も打ちひしがれた時、もう一度希望を取り戻させてくれるフラワーエッセンスでもあります。闇の状態に希望の光をあて、呼び覚ましてくれる不死鳥のようなフラワーエッセンスなのです。

〔ブラックの特質に役立つフラワーエッセンスの使用例〕
●死と関係する体験に
 スプレーボトルに、「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」のオーラスプレーから5分の1〜3分の1、ミネラルウォーターを5分の4〜3分の2程を入れます。30ミリのミネラルウォーターに対してなら、オーラスプレーから6〜10ミリとなるでしょう。
 「Prem Chivitraa(死後のプロセスに光をもたらす)」には、少し香がついています。
 全身のオーラフィールドにスプレーしましょう。お風呂の後、寝る前、起きてすぐ、それ以外は、必要だと感じた時、いつでも使用して下さい。
 空間には、気になる部分、スプレーしたい部分に、直感で噴霧します。特になければ、全体を。
 直接かかると変質したりシミになったりするモノについては、離れた距離からかからないようスプレーして下さい。
 使いたいと思う期間、使って頂いて結構です。

●死や宗教的儀式に
 スプレーボトルに、アイリスを、30ミリのミネラルウォーターに対して1〜2滴入れます。
 儀式の前に、ハートチャクラを中心に、全身のオーラフィールドにスプレーしましょう。スムーズに、内的プロセス、外的プロセスを進んで行けるようにうながしてくれます。儀式空間、儀式で使うツールにも、スプレーするといいでしょう。
 闇、邪悪なものに対する恐れにも。空間、全身のエネルギーフィールドにスプレーしましょう。

●闇のプロセスにいる時に
 スプレーボトルに、キブシを、30ミリのミネラルウォーターに対して1〜2滴入れます。
 とてもつらい時期、闇の中にいるような状態の時に。休息を助けてくれます。充分な休息の後、無理なく闇から光へと進んでいけるように、エネルギーを蓄えてもくれるでしょう。
 自分に属する部屋の空間、全身のオーラフィールドにスプレーして使います。気になるチャクラ等があれば、その部分を念入りに。
 寝る前、起きてすぐ、それ以外は必要だと感じた時、いつでも使用して下さい。必要な期間、じっくりと使いましょう。