|
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第32回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―1》
マウントフジフラワーエッセンスからみたエネルギーボディー(サトルボディー)、エネルギーワークをテーマに、今回からは、第3身体(アストラル体)についてのお話に進んでいきましょう。
第3身体(アストラル体)は、第2身体(エーテル体)よりも高い振動を持つエネルギーボディー(サトルボディー)。第2身体(エーテル体)が、感覚、感受性、官能性といった「感じる事」と関わっているのに対して、第3身体(アストラル体)は知的です。思いや想念、また、自己イメージや人格と関わる次元なのです。
人に例えると、青年へと成長しつつある、あるいは青年に成長したような感じとも言えるでしょうか。
また、第2身体(エーテル体)が他者の気持ちや雰囲気に共鳴するように、第3身体(アストラル体)は、思いや想念の影響を受けるとも言えます。
思いも、エネルギーです。エネルギーワークの見地からみると、ある特定の思いを持つ事が重なると、そのエネルギーの周波数に、少しずつ第3身体(アストラル体)がなじんでいきます。そして、それが繰り返されるたびに、徐々にその周波数は習慣的なものになっていきます。
そうなると、外側の同質の思いの周波数に対しても、簡単に共鳴し、影響を受けるようになります。その思いを持つ具体的根拠がない時でさえ、気づいたらその思いに巻き込まれているといった事になるのです。
つまり、第3身体(アストラル体)に特定の思いの周波数が慣れ親しんでいくと、思考パターンというものへと、雪だるま式に育てられていくのですね。
ゴシップや陰口等の盛り上がりは、ある思いのエネルギーの影響を受け、巻き込まれた、気づきのない集合体であるとも言えるでしょう。
空間を漂う様々な思いのエネルギーから、自分の周波数に馴染むものを無意識的にキャッチし、第3身体(アストラル体)が慣らされていっているとしたら、ちょっと怖いですよね。
第3身体(アストラル体)が特定の思いの周波数にいつも取り巻かれていると、その思いのフィルターを通して、自他や世界、様々な物事を認識するようになります。
同じ事を体験したとしても、人によってどう思うかは様々です。古より多くの神秘家が語る「あなたが世界だ」という言葉が表現しているように、私達は、自分自身の思いを通して世界を認識し、世界と自分とを創造しているのです。
あなたにとって、世界とはどういったものですか?喜びに満ちた場所ですか、それとも、恐れや苦しみだらけのものでしょうか……?
実のところ、特定のフィルターで世界を認識しようとするポジティブシンキングといったものも、第3身体(アストラル体)をとても緊張させ、分離を引き起こさせます。いずれにせよ、そこに気づきがない限り、特定の思いに同一化した第3身体(アストラル体)は、世界や自分をまるごと“ありのまま”には見ていないのですから。
個としての自分自身の思いを明確にするサポートとして、マウントフジフラワーエッセンスのノハラクサフジがあります。
このフラワーエッセンスのキーサードは、《集団の中での自立》。
集団の中で自分自身を見失う事なく、自らの考えを表現するサポートをしてくれます。同じでない事、違っている事への恐れに対して、理解をもたらしてくれるでしょう。
責任や面倒が嫌で、集団と交わらなかったり、また、集団の中に入った時にはあえて自分を目立たなくしたり、周囲に適当に合わせてしまう人にいいでしょう。それは、自己確立が出来ていないというよりは、個としての自分を守りたいが故に、周囲に溶け込む保護色の服を着ているようなものです。
また、集団に依存しがちで、素顔の自分を表現出来ず、本心とのズレや葛藤に苦しんでいる時にもいいでしょう。転職や引越等で新しい集団に入っていく時期、特定の集団でしか自分を出せないという人にも。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第33回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―2》
知的な第3身体(アストラル体)は教育や文化とも関わる事から、文明圏の国のほとんどの人々は、この次元にいると言えます。逆に言うと、意識する事なくこの次元のまま一生を過ごす人がほとんど、という事にもなります。
私達が、自分自身の、あるいは他者や集団の思いというものに対して無意識であるなら、一般的には低いところでの思いで一致しやすいものです。
例えば、子供の世界だけでなく大人の世界にもあるいじめには、第1身体(フィジカル体)の本能的な部分をはじめ、様々な領域も関わっているかもしれませんが、第3身体(アストラル体)の領域において、それはより複雑性を帯びたものとなっていきます。
精神世界では、思考活動を邪魔なものと考えがちですが、湧き上がってきた疑問をそのままにせず、ひとりの個としてよく考え、識別し、選択し、行動していく事は、自分自身の人生に責任を持つという姿勢でもあり、更なる霊的成長の道のりの上でも大切な段階です。
私達は、知的な成熟を通り抜けて、無垢で智慧ある子供(!)へと戻っていくのですから。
私達が「思う」という活動を通して第3身体(アストラル体)の知性を磨いていく事は、それを超えた無条件の信頼(熟考する事なく信じ込むのではなく)、覚めた在り方へと開いていく事となります。それは、特定の思いの振動数への同一化を超えて、ありのままに世界を見るという事へとつながっていきます。
色を使った癒しは、自己イメージやパーソナリティとも関わる第3身体(アストラル体)の領域にとてもよく働きかけます。
好きな色というものが、その人のパーソナリティを表現している事は少なくありません。
好きな色とその対極にある補色(例 紫と黄色)を取り入れると、第3身体(アストラル体)のバランスに役立ちます。
すぐ出来る簡単な方法としては、ゆっくりと好きな色を吸う息と共に取り入れ、補色の色を吐く事。第3身体(アストラル体)と関わるみぞおちのチャクラから、それらの色が出入りしているのをイメージするのもいいでしょう。
呼吸とエネルギーボディー(サトルボディー)のバランスは深く関係しています。意識的に吸う息と吐く息をゆったりとおだやかにして、最終的に吸う息と吐く息の両方のバランスがとれていく迄、色の呼吸を行って下さいね。
自分自身のパーソナリティに同一化する事なく、注意深く覚めている気づきが深まっていくと、他者のパーソナリティについても理解が深まっていきます。色を使った様々なセラピーは、遊び心を持ちながら、パーソナリティのレベルへ の同化から一歩退いて、自他への理解を深めていく助けになると言えるでしょう。
他者からの評価や考えに影響されるのではなく、自分が自分を受け入れていくマウントフジフラワーエッセンスに、「自己肯定と許し」があります。
自分自身が不完全であるという思いは、私達を、喜びや楽しさとは逆の方向へと駆り立て、人生を複雑でハードなものにしてしまいます。
「自己肯定と許し」は、ありのままの自分自身へと開いてくれるボトルです。仕事、社会的地位、家族の中でのポジションをはじめ、日常の中で引き受けている様々な役割や、行った事に自分自身を同一化しない柔軟性をもたらしてくれるでしょう。
このボトルで、どこかにたどり着く必要のない不完全さを許して、くつろいで下さい。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第34回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―3》
第2身体(エーテル体)についてのお話の時に、肉体レベルの不調和や症状の多くが、第2身体(エーテル体)のエネルギーパターンの歪みと関係しているといった事を書きました。エネルギーの次元では、病の7割以上が、第2身体(エーテル体)の波長の乱れが第1身体(フィジカル体)へと伝わった結果、現れたものだと言えるでしょう。
そして、更にそれを遡ると、第3身体(アストラル体)にも何かが起こっている場合があります。つまり、第3身体(アストラル体)のエネルギー的な不調和が第2身体(エーテル体)へと伝わり、時間経過と共に第1身体(フィジカル体)へと降りて行って、肉体レベルで何らかの兆候として表現されるといった具合です。
また、第3身体(アストラル体)には、第2身体(エーテル体)よりもずっと過去の記録、今世という枠を超えた前世の情報がインプットされています。特殊な瞑想や伝統的な技法等で、何らかの状態が、いつ頃から、どこから生じているかを探っていくと、古の生の体験が、今世の自分に影響を与えている事が見えてくる場合があります。
前世については様々な考え方があるかと思いますが、治療現場において、前世があるという前提でパターンというものを取り扱うと、現実変化につながる事がある、といったふうに捉えておいて頂ければと思います。
ある種の状態にとっては、今世のパーソナリティだけを扱っても、治療が長引き、経過もいまひとつといった場合があるのです。
何年ものカウンセリングで変化のないクライエントに、短期のフラワーエッセンスやエネルギーボディー(サトルボディー)ヒーリングのセッションで変化が起こるのは、今世と、今世のパーソナリティを超えた領域にエネルギーレベルでワークしている事も、その理由のひとつなのかもしれません。
私がクライエントのエネルギーが解放されていくプロセスに立ち会う際、第2身体(エーテル体)を柔らかで流動的な触感として体験するのに対して、第3身体(アストラル体)は固定した観念のような、もっと強いものとして認識する事が少なくありません。
固定した観念、思いといえば、治療関係において、癒し手の特定の思いが、クライエントにエネルギー的に影響を与える事があります。
癒し手の人生観だけでなく、例えば、クライエントの担当医や家族に対する何らかの対立的な思いがカウンセラーにある場合、それが伝染したクライエントも、医師や家族に批判的な思いを抱くようになったりもします。
癒し手に気づきがなければ、彼等の隠れた思いは、実際の言葉を通して伝わるものもあるでしょうし、意識する事なく伝えてしまっている事もあるでしょうし、エネルギー的に伝わっていく場合もあるでしょう。
とりわけセッションの現場においては、操作や支配、依存といった第3身体(アストラル体)と関連した質について、覚めているが大切です。クライエントが個として自由であるスペースを侵害すると、その人が自分自身で考え、行動していくという第3身体(アストラル体)の健康的な特質の発動を、邪魔してしまうのです。
セラピストが、自分自身の思いについて、第3身体(アストラル体)の光と影の二面性について気づいている事は、クライエントを尊重するという事にもつながるでしょう。
ありのままの自他を許す事に役立つマウントフジフラワーエッセンスに、ヤマブキがあります。
ヤマブキのキーワードは、《ありのままの自分》。
ありのままの自分にくつろぎ、慈しむ在り方を選び取る為のフラワーエッセンスです。内側に一体感、柔軟性をもたらし、ユーモアをもって物事を見る事へと開きます。それは、内側も外側も、ただそのように在る事を許す事です。
自他のあるがままを許せない構え、線引きがある時にいいでしょう。過去の体験から培われた自分の信念、人生観の枠から出られないと感じる時にも。
また、様々な偏見、差別的な対立を溶かしてくれる働きもあります。
調和をもって外側と関わっていくサポートとして、第3チャクラにこのフラワーエッセンスをスプレーし、エネルギーフィールドで円を描くように時計回りにオーラマッサージするといいでしょう。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第35回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―4》
前回、セラピストの在り方と第3身体(アストラル体)とをからめたお話で、「自分自身の思いについて、第3身体(アストラル体)の光と影の二面性について気づいている事」といった一文を書きました。
そう、第3身体(アストラル体)には、自分自身のパワーとパワーの不在、強さと弱さの両方が存在し、私達にはその両方が必要なのです。
あなたは、どんな自己イメージを抱いていますか?
そして、どんな「私」を、外側に見せたがっているでしょうか?
ある種のコントロールで、自分でそう思いたかったり外側にもそう思ってほしい自己イメージに焦点をあてて、それが「自分」だといったポジティブな思いを持たせる事は可能です。他者との関係やビジネスの世界では、それは“うまく”機能するかもしれませんし、そのようなテクニックは多数あります。
でも、どのようなものに置き換えたとしても、見せるべき部分と隠すべき部分に自分自身を分断しているならば、エネルギーリーディングをしてみると、その人の第3身体(アストラル体)はとても緊張し、バランスを失っているでしょう。
そうだと思いたくない自分、あるいは外側にもそう思ってほしくない自分は、いつも同時にあなたの内に存在し、消滅してしまう事はないのです。
光のもとに出している顔と、光の背後の影の内に潜ませている顔と……。どちらかを選ぼうとするのではなく、その両方を抱きしめてあげる事は、二元性を超えていく事、瞑想の次元へと上昇していく事へとつながります。
第3身体(アストラル体)に内在する可能性でもある、選び取らない全面的な信頼で私達が人生を歩んでいく時、第3身体(アストラル体)もゆったりとくつろいでいるのです。
たとえそこに、両方を抱きしめられていない自分自身がいる時でさえ、損なわれる事のない全面的な信頼がある時……。
古い思いを解放して、ありのままの自分でいなければ、全て受け入れなければという新たな思いゆえに、またまた第3身体(アストラル体)が緊張し、くつろぎとは対極に行ってしまっているなら、そういったやり方とは全く違った次元の理解がある事を知り、その次元へと開いていく事が大切です。
光と関係するマウントフジフラワーエッセンスに、オオキンケイギクがあります。
《ゴールデンライト》というキーワードを持つオオキンケイギクは、閉じていた部分のエネルギーを活性化し、オープンしてくれるフラワーエッセンスです。開放の光が、凍っていたエネルギーを活性化し、動かし、解放します。
自分自身である事での喜び、幸福感を拡大してくれるこのフラワーエッセンスは、自己イメージであれ他者からの評価であれ、あらゆるものから自由である事への罪悪感に役立ちます。留める事への努力から、自然で自由な柔軟性、変化を受け入れる事へとシフトしてくれるでしょう。
オオキンケイギクは、自分自身を主軸として、自分自身のマスターになる愛と尊敬を育んでくれるのです。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第36回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―5》
前回は、こうだと思いたい、あるいは外側にこうだと思ってほしい「私」と、こうだと思いたくない、あるいは外側にこうだと思われたくない「私」について、書きました。様々な自己イメージや思いが第3身体(アストラル体)に存在しますが、それらをまるごとそのままに認めてあげる事が、第3身体(アストラル体)のくつろぎをもたらしてくれるのです。
第3身体(アストラル体)が持つ、自分自身の思いを行動に起こし、前へと進んで行く力は、霊的な自立の前に、現実世界での自立として大切な段階です。
第3身体(アストラル体)が発達している人は、思った事をすぐに行動として現実化し、実現していく力を持っています。ビジネスの世界で成功したり、リーダーシップを持っている人達は、その例だと言えるでしょう。
でも、もしも第3身体(アストラル体)の強さや力という側面だけを発達させて生きているとしたら、休息せずに走り続けている状態です。
強い自分は、走って、走って、走り続けて……。でも、それはとても不自然な事なので、いつかは息切れして、人間であれば誰もが例外なく必要な休息をとる為に、パッタリと倒れてしまいます。
バッチ博士のフラワーエッセンスについてご存知の方なら、オークのタイプの人がバランスを崩した状態だというと、分かりやすいでしょうか。
何かの目的の為に休みなく走り続けていたり、ポジティブな側面だけに意識を向けるワークをしている人達をリーディングすると、第3身体(アストラル体)のエネルギーが、ある特徴的な状態にある事があります。
そんな場合、セッションで第2身体(エーテル体)をリーディングしてみると、興味深い事に気づく事があります。第2身体(エーテル体)が持つ「感じる」という特質が、抑圧されている事が少なくないのです。
第2身体(エーテル体)が辛く不快だと感じている事を我慢し、第3身体(アストラル体)が走り続けている時、私達は、あたかもそれが良い事をしているかのように錯覚してしまう事があります。
第2身体(エーテル体)の人間的な感受性が第3身体(アストラル体)の力へと開かれていくと、他者との付き合い方にも、自分自身との付き合い方にも、ジューシーで細やかな豊かさがもたらされていきます。
それは、抱擁力、繊細な共感力、プロセスや無駄な遊びを楽しむセンスを持っている、しなやかさと柔軟性のある強さです。
また、自己イメージという切り口で見てみると、こうだと思っている、あるいは外側にこうだと見せている「私」が、弱くて力のない私である人もいます。
人間とは不思議なもので、第3身体(アストラル体)の光の下で露にしたい自分が、強いほうの私だとは限らないのですね。
そんな風に、私達は、自分の思いというものの影響を受け、自分のイメージを作り上げ、それにそって行動を制限していたりするのです。
たとえこの瞬間、強い私が表面に現れていたとしても、弱い私が現れていたとしても、それは本質とは違ったものです。つまり、次の瞬間には変わっていく能力を、誰もが自然な姿として持っているのです。
そしてまた、私達は、特定された思いでもなく、状態でもなく、感情でもなく、イメージでもないのです。私達は、それよりももっと大きな “何か”です。
第3身体(アストラル体)の質である、自分自身の強さと弱さに対しての理解をもたらすマウントフジフラワーエッセンスに、「パワーと実現」があります。
現実世界を、居心地が悪く、情容赦ないものだと思うような状況にある時に、役立ってくれるボトルです。
自分の欲求、意志を明確にし、内側の声に従って決断し、行動していけるよううながしてくれます。中心に定まり、バランスよく個のパワーを使っていけるようサポートしてくれるでしょう。人との関係の中で、理不尽なやましさ、弱さ、恥ずかしさ、罪の意識を感じるような状況に陥った時にもいいでしょう。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第37回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―6》
前回は、第3身体(アストラル体)の二元性というところから、どちらの自分を自分だと思っているか、思いたいか、どちらの自分を外側に表明しているか、表明したいかについて書きました。
私達は、両親、学校、社会等からの条件付けや評価から、世間に見せるべき部分と隠すべき部分に自分を分断しがちです。生きていくにはそうする方がよいのだと教えられてきたかもしれないその分断は、大きければ大きい程、第3身体(アストラル体)の緊張も大きくなり、実際は生きにくくなっていくのです。
少し本題からはずれるかもしれませんが、「ジョハリの窓」をご存知ですか?心理やカウンセリングのお勉強では必ず学びますし、第3身体(アストラル体)を刺激させるビジネスや経営におけるコミュニケーションの研修等でも、よく使われていますね。
第3身体(アストラル体)の特徴にそって簡単に説明すると、自分も他者も知っている私、他者が知っていて自分が知らない私、自分が知っていて他者が知らない私、自分も他者も知らない私、といった4つの面に私という窓を分割します。
自分自身の光と影の両方を理解し、ありのままを受け入れて表現していくと、生きる事や関わる事が楽になり、未知なる自分が開かれていきます。
第3身体(アストラル体)は、心理のレベルでも働きかける事が出来、自己理解や変容をもたらしてくれると言えます。
エネルギーの次元では、窓の全体性を許す事で、それを超えた領域へと拡大していく、とも言えるのかもしれません。それは、私達が作り上げている自己イメージから私達が自由である事の気づきへと、更に開かれていくものです。
また、第3身体(アストラル体)の領域は、様々な願望やトラウマといったものも含む自己イメージや思いの記憶の宝庫だとも言えます。マウントフジフラワーエッセンスやエネルギーボディー(サトルボディー)へのエネルギーワークでクライエントのこの領域を扱う時、思いがけない質のエネルギーや、美しい輝きがそこに埋もれていたりと、しばしばユニークな体験を受け取らせて頂きます。
霊能者と呼ばれる人々は、肉体を去った存在の第3身体(アストラル体)(時には第2身体(エーテル体))を、肉体を持たない個体として視ているのかもしれませんね。
何世もの情報がインプットされ、くつろぐ事が難しい第3身体(アストラル体)に働きかけるには、過去世を扱うといった方法もあるでしょう。
例えば、マウントフジフラワーエッセンスのセッションの場合は、過去世への退行を行う事もありますし、必要であれば、過去世に関連した種類がリーディングに出てきたりします。
エネルギーボディー(サトルボディー)ヒーリングですと、エネルギーボディー(サトルボディー)に入っている過去世のエネルギーを除去したり、パターンという領域に働きかける事もあるでしょう。
自分自身への信頼をもたらすマウントフジフラワーエッセンスに、イヌキクイモがあります。
イヌキクイモは、自分自身の権威、尊厳について意識し、内なるパワーを見い出す事を助けてくれるフラワーエッセンスです。
自分自身のパワーを表現する事への恐れや混乱の原因のひとつとなっている、権威や権力に対する信念を理解し、強さと弱さの両方の価値を認める事へと開いてくれます。
その役割が強者であれ弱者であれ、イヌキクイモは、権力ゲームに巻き込まれる状態に対して、意識的でいられるようにしてくれるフラワーエッセンスです。自分自身の内側にある相反する2つの力が、戦ってしまう傾向にもいいでしょう。
関係する過去のこころの傷、深いところにある複雑な劣等感、内側の弱くて小さな子供を許し、本来のパワーの在り処を思い出す事をサポートしてくれるでしょう。このフラワーエッセンスは、内側のパワーを統合し、引っ張り合っていた力を統合してくれるのです。
(つづく)
《エネルギーボディー(サトルボディー)とチャクラについて 第38回目の原稿より 第3身体(アストラル体)―7》
今回は、第3身体(アストラル体)についての最終回となります。
何らかのパターンを見つめたくて自分自身の内側に入り、その原因となる過去を探っていったとしても、いまひとつ思い当たらない事があります。そんな場合、今世以前、過去世から何かを持ち込んでいる可能性もあるでしょう。
マウントフジフラワーエッセンスのセッションでクライエントの第3身体(アストラル体)をリーディングすると、テーマと関連したエネルギーパターンの根が過去世にあり、幾度となく繰り返された類似の体験が持ち込まれているケースがあります。
個人の過去世を扱っていく場合、勿論エネルギーボディー(サトルボディー)の他の次元も関係してはいますが、大抵の場合、第3身体(アストラル体)には働きかけていく事となるかと思います。第3身体(アストラル体)には、過去世の情報がインプットされ、影響を与えているのです。
パターンに働きかける際、今世であれ過去世であれ、過去というものを扱う事で、癒しや変容がもたらされ、気づきへとつながる事があります。パターンとは、留まったままの過去のエネルギーが、現在に影響を与えているという事なのですから。過去の凍ったエネルギーを解放する事で、自然なエネルギーの流れが生まれ、今を生きる事にエネルギーを注げるようにしてくれるのです。
その一方、パターンの原因を追究し、分析する事自体が“目的”になり、それと戦ってしまうと、癒しや変容には直結せず、新たな信じ込みとなる事もあるでしょう。時には、クライエントがつらい思いで長期間を費やしたとしても。
感情や心理のレベルだけではなく、微細な次元も含め多次元的に開かれているエネルギーワークの世界においては、マインドレベルで原因を追究したり分析して、つじつまを合わせる事は必須ではない、と経験を通して感じています。
例えば、マウントフジフラワーエッセンスのエネルギー調整により、過去の凍りついたエネルギーの溶解と新しいエネルギーの再配置が自然に起こる事で、その意味が分からなくても、癒しがもたらされた雰囲気をクライエントが体感し、日常に戻った後、気づきや現実変化が無理なく起こっていく事があるのです。突然降ってわいたかのように、気づきの方がやって来た!といった感覚も。
これは、過去のエネルギーを留める為に、いかに私達がエネルギーを使っているかという事でもあります。今ここで使えるエネルギーの力量が拡大する事によって、本来のその人の可能性や潜在性の力が、自然に発動するのですね。
そんな事からも、マウントフジフラワーエッセンスをクライエントにリーディングする際には、「あなたの○○な部分にはこの種類を」、「あなたの◇◇チャクラは〜〜です」、「この原因は、△△です」といったふうに、クライエントを分断して分析したり、水平的にラベリングする次元ではなく、それとは違った在り方を大切にしています。つじつまを合わせ、ラベリング出来ると、私達はそれが確定したものかのように感じ、安堵するものです。でも、それは単なる“考え方”でしかありません。命あるそれぞれの人は、それらを合わせた以上のもっと大きな存在であり、今この瞬間も、多角的な次元を生きているのです。
クライエントをラベリングしない事で、セッションの質は変化していきます。
自己や他者への固定したラベルは、限られた過去から来るものです。でも、物事は、人、環境、場、出来事、集合的な事柄、三次元世界以外の領域をはじめ、様々なものが繊細な織物のように織り込まれ、起こっていたりもします。
生も人も、神秘と矛盾に満ち、それ自体が大きな力を持っています。絶えず変化し、様々な可能性が、瞬間瞬間に、例外なく誰に対しても開かれています。
つじつまを合わせる為に分析したり、気づかなきゃと自分や他者を追い込んでしまうと、第3身体(アストラル体)は新たな戦い、分離、緊張、制限を作ってしまうのです。
第3身体(アストラル体)にあるラベルへの同一化から自由になった時、疑いを超えて無条件の信頼が生まれた時、どんな世界、自分、他者が現れて来るでしょうか・・・。
再生を待つプロセスに役立つマウントフジフラワーエッセンスに、アメリカセンダングサがあります。
活動がいったん休止されている時期の為のこのフラワーエッセンスは、やがてはやって来る動きの為に休息し、力を蓄積してくれます。
長期の否定的状況、慢性的な低迷状態、自分をとても弱く感じて落ち込んでいる時、物事がことごとく上手くいかない時等に使用するといいでしょう。
|