バッチ博士のフラワーエッセンス 基礎 集中講座 体験談
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私とバッチ博士のフラワーエッセンス
さくら
掲載日: 2006年 2月24日

1996年、米国ワシントン州の自然食品店で手に入れたバッチ博士のフラワーエッセンスの緊急時用エッセンスが、私が手元においた初めてのフラワーエッセンスでした。当時、精神的な要素の高い本を読みあさっていた私にとって、よく名前の出てくる緊急時用エッセンスを手元におくことで安心感を得ていたのではないかと、今なら思うことができます。
特にフラワーエッセンスを学ぶこともなく8年が経過した2004年、何故か今まで、真剣に興味をもったことのないフラワーエッセンスの世界にひかれはじめました。ネットで検索し、いくつかの資料をとりよせたものの、私が受講したいと思ったハートサポートシステムの「バッチ博士のフラワーエッセンス地方集中基礎講座」は未定となっていました。講座が開講される時にはその案内を送付していただく手続きはとったものの、月日は流れ、なんとなくフラワーエッセンスへの熱も薄れ始めた2005年夏、案内が届きました。その頃、友人にヒーリングを頼まれ、遠隔でのヒーリングを行っていたのですが、私の中では、言葉でうまく説明できないことを行うということに違和感を感じていました。目に見え、説明しやすくわかりやすいものは何かないのか?っと。そのようなこともあり、また自然の中が大好きな私にとって、フラワーエッセンスの働きを学ぶチャンスがやってきたことは、とてもタイムリーな出来事でした。申し込みを即座にすませた数週間後、なんと、マリオン・リーによるフィンドホーンフラワーエッセンスの講座があることを知り、「どうしてこんな急に?でもこんなチャンスはない。」と思い、二種類もだいじょうぶだろうかという不安はあったものの申し込んでしまいました。
そして10月。フィンドホーンフラワーエッセンスの受講会場で飛び交う聞いたこともないブランドのフラワーエッセンスの情報や、バッチ博士のフラワーエッセンスに関する情報。フィンドホーンの講習を受けた後の私は、「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」を受講する熱がすっかり冷めてしまいました。一番の理由は、バッチ博士のフラワーエッセンスはそれを作った時代の状況や人に対して変化がよく現れるわけで、今の時代にはあまり大きな作用がないようなこと。そして、マウントフジフラワーエッセンスが、日本にある植物から作られたものでやはり日本人にいちばんあうフラワーエッセンスであるということを知ってしまったからです。バッチ博士のフラワーエッセンスには奥深さがないのではないのだろうか?という疑問まで抱いてしまいました。この時、私の意見と同じ意見の人もいたことにより、私のバッチ博士のフラワーエッセンス熱下降に拍車をかけてしまいました。

そうはいうものの安い講習料ではないのでキャンセルする気にもなれず、11月の「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」に参加しました。サンバドさんには、フィンドホーンの会場でお会いしていたのですがパビットラさんにお会いすることは今回初めてでしたので、「やっと会える。どういう方なのだろう?」という気持ちの方がバッチ博士のフラワーエッセンス云々よりも先走っていました。
緊張しながら会場に到着すると、思ったよりも多くの参加者がいて驚きました。フィンドホーンの講習に参加された方を発見するとちょっとうれしくなり、またこのような緊張感が心地よくも感じました。フィンドホーンの時にはなかった緊張感でした。さて、講習がはじまりました。急ぎ足ですが、パビットラさんとサンバドさんお二人での持ち味を生かしたティーチングはとても興味深い内容のものでした。そして、講習が進むにつれ、私がバッチ博士のフラワーエッセンスに対して思っていた「奥深さがない」や「基礎の基礎でしょ。私はフィンドホーンをすでに学んでいるのに。」という高飛車な気持ちをとても恥ずかしく思いました。そして、フィンドホーンの講習がいかに駆け足であったことが理解でき、また通訳が入ることによって途切れ途切れだったエネルギーの流れが、この「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」にはないことが感じとれました。時間的に割愛されたのかもしれませんが、フィンドホーンでは学ばなかった細かいことが、この「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」にはたくさん含まれてもいました。この基礎の基礎こそが、フラワーエッセンスを学ぶ上で一番大事なのではないだろうか、という確信さえも私自身感じられました。
ボトルの選び方は多種多様でこれもまた新たな発見であり、フラワーエッセンスそのものの作用に半信半疑であった私でしたが、多くの体験談を聞くことにより、「まんざらではないかも。」という思いさえ出てきました。グループ別に自分に必要とするフラワーエッセンスを選んでいく作業においては、選ばれたボトルの内容を読み、一喜一憂していました。私自身が表面的にしか自分を理解してないためでしょうか、納得するフラワーエッセンスもありましたが、「どうして、このボトルが選ばれるの?」という腑に落ちないフラワーエッセンスもありました。それを受け入れることに抵抗している自分がそこに居るのも感じられ、自分の中で葛藤していた瞬間もありました。2日間の講習は私にとってあっという間で、覚えていないことも多々ありますが、受講してよかったと思えるものでした。

家に戻り、「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」でミックスしたフラワーエッセンスを飲み始めました。それまでフィンドホーンのエッセンスを飲んではいましたが、それは、長期戦のテーマでした。このフィンドホーン終了後に自分で選んだバッチ博士のフラワーエッセンスは、その時私が一番必要とするテーマに関するものだったのではないかと思います。選んだフラワーエッセンスは、ラーチ、ロックローズ、ゴース、ハニーサックル、チコリーの5種類でした。
「ラーチ」は、「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」開始の際にひいたカードで、テキストの「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」の第1行目に「自信のない人々に。」と書いてありました。「まさに、今の私だ!」となんのためらいもなく受け入れたカードです。
「ロックローズ」に関しては、内容を読んでもあまりピンとこなかかったのですが、ただ、「恐れ」を私自身がとっても持っているということには随分前から気づいていました。パニックすることはないにしても、暗い部屋にいる恐怖、一人でいる恐怖、金縛りにあったときの恐怖など、いつもではなくても、何故か突然恐怖にかられることがあります。ラーチとの繋がりもあるのでしょうか。恐れがあるために自信がもてないのかもしれないとも感じました。
次に「ゴース」ですが、これに関してはちっとも理解できませんでした。「希望を捨ててしまった人、絶望的な人、慢性的な抑うつに働きかける…」とありますが、特に心あたりがありません。顕在意識で気づいていないだけなのでしょうか?どこかで、希望を捨てている自分がいるのかと思うと悲しくもなりましたが、そのうちわかるかもしれないと思うことにしました。頭で理解できる範囲というのは限界があります。もしかしたら、何かをこのフラワーエッセンスがうったえているのかもしれません。
そして「ハニーサックル」は、「過去に生きる、ノスタルジックな傾向の人々に。」とあります。私自身、過去に生きているつもりは全くなく、現在に焦点をあてていると思っていましたので、少しびっくりしたフラワーエッセンスでした。ただ、内容を読むにつれ、「あの時、こうしていればよかった」という思いがフッと出てくる時があるような気もするし、過去に起きたショックな出来事があるがために、なかなか始められないこと、手を出せないこと、または、その分野には背中をむけていることがあるのは事実でした。ほめられるとやる気の出る私としては、怒られたりするとやる気を失ってしまい、それと同じでショックな出来事を経験すると、それが足かせのようになりいつまでもその経験にとらわれてしまいます。改めて自分の一面を、はっきりと認識することができたフラワーエッセンスでした。
最後のフラワーエッセンスは「チコリー」です。「相手を操作し、所有する条件付きの愛、利己的な偽物愛」という文章には、かなりショックを受けました。もちろん意識してこのようなことをしているつもりはありませんが、確かに、どこかで、期待していたようにもの物事が進まない時の怒りなど、知らぬ間に相手を操作したり、条件付きで何かをしているところがあるのかもしないと思うと、ちょっと落ち込みました。まだ子供はいませんが、これをなんとか解決していかないと、子供のみならず自分自身がつらいと思いました。ショックではありましたが、このフラワーエッセンスを選んだことは、自分を見直すよい機会になりました。

これらのミックスされたフラワーエッセンスを摂り始めてから、毎日自分の感情の変化などを日記に書き続けました。最初に口にいれた時には、「まずい!」と思うものでした。
そして次の日は、知人と話をしていたら、その方の怒りが出てきてしまい、フラワーエッセンスを学ぶということは、人の話をよく聴くことが大事であると学んだことを思いだし、話を聴こうとはするのですが、心の中で「フラワーエッセンスの処方を他人にするなんて私にはできるのであろうか…」という不安な気持ちが出てきてしまいました。2日目にして「怒り」を見せられ、自分の中の「不安」が表れました。

その後、約2ヶ月間、バッチ博士のフラワーエッセンスを飲み続けました。日記の中には「怒り」の気持がたくさん出ていました。2日目に知人が見せた「怒り」は、私へのテーマの投げかけだったのだろうかと思うくらい、「怒り」の感情は表れていました。身近にいる夫のみならず、あらゆる人に対して出てきました。その裏には、先に述べたフラワーエッセンスの内容である、「不安」、「恐れ」、「条件付きの愛」などが関係していたと思われます。読み返していくと、自分自身が愕然としてしまうくらい頻繁に「怒り」がこみあげていたようで、自分自身を変化させることはそう簡単ではないのであろうかと思うくらいでした。

フラワーエッセンスが終了した日、ふと「まだ飲みつづけたい!」という心の声が聞こえました。「バッチ博士のフラワーエッセンス大阪集中基礎講座」を受講する時、バッチ博士のフラワーエッセンスを軽視していた私にとっては、驚きの声でした。そして、時代が変わってもバッチ博士のフラワーエッセンスは作用し、それはそれを体験した本人のみがわかることであるということを確信しました。最初、フラワーエッセンスの作用を軽視していた私でしたが、そんな思いを持ったことが恥ずかしくさえもなりました。他人の意見は、それはそれで参考にするのも大事かもしれませんが、やはり経験することが一番大事であることを改めて思い知らされました。現在、またフィンドホーンフラワーエッセンスに戻り、摂り始めましたが、大きなテーマなゆえに自分自身の変化がわかりにくいところがあります。また機会をみて、バッチ博士のフラワーエッセンスをとりいれたいと思っています。
そして、10年前に手にとったバッチ博士のフラワーエッセンスを今私がこうして学ぶことなど、当時は全く想像もできませんでしたし、それに関する本を購入する自分自身に驚いています。今後も楽しむ気持ちを大事にし、マイペースで学んでいきたいと思っています。
ありがとうございました。