「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」ヘルパー体験談
N.H
掲載日: 2010年 10月 25日
フラワーエッセンスの講座を卒業してからは、他の方のセッションを見させていただく機会はまずありません。
今回「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」のヘルパーとして参加させていただいてのまず一つ目の収穫は、いろんな方のセッションを拝見する機会をもてたことです。
受講生だったときも拝見していますが、卒業して日本フラワーエッセンス協会®認定フラワーエッセンスセラピストの資格を取得し、自分なりにセッションしている今、講師のパビットラさんのデモセッションを改めて拝見できたことは、これからのセッションのあり方に大きなヒントとなり、更に深い内容にすることに結びついたと思います。
もちろん受講生さんのロールプレイングを見るのもとてもよい勉強になりました。
自分ならどのように進めていくかを考えながら参加していましたが、進め方はひとつではなく、10人いれば10通りの進め方があり、どの方法でも何らかの変化や癒しをクライエントさんに与えているのを感じました。もちろん内容の濃い薄いはどうしてもありますが、それでも、今までの自分にとってはカウンセリングをするうえでは必要性があまり感じられなかった質問や会話の中にも、結果的にはクライエントさんにとっては、癒しや気付きになりうるということ、自分の中で知らずうちに作っていた「こうでなくてはならないという枠」をもっとひろげてもいいのだということを感じました。
と同時にクライエントさんにとって必要な質問、会話、場というものを、しっかりと意識してセッションを進めるようになりました。
もうひとつ、今回は受講生ではなくヘルパーという立場でロールプレイに参加したことです。
細かく基本をチェックしていくこと、個々の受講生の方に合わせた伝え方、その人の今後のためになる伝え方が必要だということを念頭において、ヘルパーをさせていただきました。
受講生の方のロールプレイに参加させていただく機会は3度ありましたが、それぞれ個性や出来具合、進め方もさまざまで、その進度に合わせて、どこまで伝え、どう伝えるかはとても難しく感じました。
伝え方の具体的な特定の方法について、講師の方からはアドバイスされていましたが、実際始まってみると、なかなか難しく、ともすると出来てないひとに甘くなり、出来ている人にほど厳しくなってしまいがちでした。
自分のやり方、進め方という枠を外して「ニュートラルな状態」で、ロールプレイを見るということの必要性を強く感じました。
いま出来ていないところを「否定」ではない形で伝えるということ、本当のことだからといってストレートに言って言い訳ではないということ、受講生の方たちがその後より良い方向に向かっていけるような伝え方が必要だということを学びました。
これは余談ですが、ちょうどその頃、いつも化粧品を購入させていただいている方からお肌のお手入れをしていただく機会がありました。
その方は化粧品を進めたい一心からか、お手入れしながら、いかに私の肌の状態がひどいかを熱心に語ってくれました。ひどく乾燥していてしわがあってしみがあってたるんでいて・・・などなど。全部本当のことで決してうそではないのですが、あまりにもストレートに悪いところばかり言われたせいでなんだか自分の全てを否定されたように感じ、気分が落ち込んでしまいました。本当ならまたせっせっとお手入れに通うなり、お勧めされた美容液なりを購入するなり、なんらかの今より良い状態になるための肯定的な選択をしたほうがよいのがわかっているのですが、逆に何もしたくなくなってしまい、二度とその方のお手入れを受けに行きたくないと感じてしまいました。
そこで「はっ」と気づきました。
セッションにいらっしゃるクライエントさんへのフラワーエッセンスの説明でもネガティブなことをいうのではなく配慮を持った言葉で説明しなくてはいけないというのはこういうことだ・・・そして、受講生の方たちのロールプレイでも出来ていないことばかり伝えてしまうのはせっかくの学ぶ機会を奪ってしまうことになってしまうこともあるのではないかということです。
本当のことだったら何を言っても良いというわけではなく、本当のことだからこそ慎重に伝えなくてはいけないのだと考えさせられた出来事でした。
ロールプレイに参加し、受講生の皆さんの意見を聞き、自分の感じたことを伝え、最後に講師の方がまとめてくださる、その一連の流れの中で自分の感情やエネルギーが動くのを感じ、それらが表面にあらわれ、手放すという動き,変化が自分の中で起こっていました。
自分がセッションを受けているわけではないのに、まるでその場全体のエネルギーが一体となって癒しが起こっているようでした。
今回グループをリードすることに必要なことが少しだけわかったような気がします。
「教える」というのはただ知識が豊富にあればいいというものではないのだということを痛感させられた気がします。知識はもちろん必要ですが、その「場」を感じるということ、そして「伝える」力です。私の場合、まだまだチェックすることでいっぱいいっぱいで受講生の方の出来ていないところをただ否定してしまいがちになりますが、そうではなく、受講生の方がその後も更に学んでいっていただくためのサポートをさせて頂くのだという意識をもって伝えることが今の私に必要なことのひとつだと感じています。
ヘルパーとしてはまだまだですが、自分の中に多くの変化がありました。いずれは受講生の方の変化のお手伝いができればいいなと思います。
今回はヘルパーの先輩といっしょに学べたこともたいへん助けになりました。講師のパビットラさん、サンバトさん、ヘルパーさん、受講生の皆様、このような機会と学びを与えていただき感謝しています。