|
■マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座体験談
今までは、花のエネルギーというものを半信半疑で受け入れていたのですが、プロ養成講座が始まってから、花のエネルギーだけではなく、人間や動物、色々な物質エネルギーを感じられる様になり、驚きと楽しさで心がいっぱいになりました。エネルギーの存在を実感できるようになってからは、自分の中で気づきが起こり始め、急激に人間関係が広がったり、仕事をする意欲も出てきたり、今まででは考えられない様な事が起こり始めました。
以前の私は、友人は好きだけど、人間が動物を殺して食べているという事や、人間の欲のために自然が破壊される事にとても悲しんでいて、限られた友人としか会っていませんでした。
その後、急に父親が亡くなり、生死を考える様になり、「何のために生きてるのか?」、「どうして死んでいくのか?」という事ばかり考えていて、頭の中は神秘学や宗教、哲学等で、外にも出ず、色々な本を読みあさる日々を送っていました。その頃の私には出口が見えず、精神病院に連れていこうという友人も現われていて、私の精神はボロボロでした。
一本の電話があり、その時、友人からフラワーエッセンスの話を始めて聞き、それが初めてのエッセンスとの出会いでした。とにかく、「何だろう?興味がある。習ってみたい」と思い、外に一歩も出られなかった私が、ポンッと背中を押された様に講座を申し込み、外に出るきっかけを作ってくれたのも、今振り返れば、エッセンスのおかげかもしれません。
マウントフジフラワーエッセンス基礎講座が終了して、間もなくプロ講座が始まったのですが、プロ養成講座は基礎講座で出会った人たちだけの集まりだったので、リラックスして受講できました。
第一回目に選ばれたエッセンスは、リンドウ(痛みを取り除く)、トネアザミ(不屈)、ムシトリナデシコ(地上の愛)、マルバアオダモ(防御の解除)、ツバキ(ダンシングハート)。
第二回目に選ばれたエッセンスは、サオトメカズラ(先祖・家系を癒す)、ムシトリナデシコ(地上の愛)、マルバハギ(過去を癒す)、フジザクラ(内なる美と和)、イカリソウ(人生の探求者)、ミゾソバ(ホワイト)(瞑想の広がり)、シャクナゲ(ペイルピンク)(慈愛)。
第三回目に選ばれたエッセンスは、ウツギ(浄化)、ハリエンジュ(聖なる酔っぱらい)、ツリガネニンジン(祈り)、シャクナゲ(ピンク)(この世の楽園)、キショウブ(挑戦)。このセッション時に、とても頭が痛くなり、体全体が土の中に埋もれた感覚になり、その反対に、首から上の部分は空に向かって昇っていくような感覚がやってきて、そこには龍の存在も感じました。とても不思議な体験をしました。
第四回目に選ばれたエッセンスは、ヤマブキ(ありのままの自分)、ヤブカンゾウ(ショックの解放)。
第五回目に選ばれたエッセンスは、シャガ(霊的な渇望)、フキノトウ(芽生え)、ヤマツツジ(与える事)、オダマキ(人間関係の輪を広げる)、ミゾソバ(ホワイト)(瞑想の広がり)、マツヤニ(豊かさ)、マツヨイグサ(愛と女性性)。
第六回目に選ばれたエッセンスは、マツヨイグサ(愛と女性性)、マルバアオダモ(防御の解除)、イタドリ(リーダー的先駆者)、センニンソウ(妖精の香)、モモ(分かち合い)、ハルジオン(新しい次元での自立)、ミゾソバ(ホワイト)(瞑想の広がり)。
第七回目に選ばれたエッセンスは、ウツギ(浄化)、リュウノウギク(気づきと終了)、ノハラサクフジ(集団の中での自立)、ダンチク(開拓)、トネアザミ(不屈)。
以上が、今回のプロ養成講座の中で選ばれたエッセンス達です。
テーマは全て異なるのに、ウツギ(浄化)とマツヨイグサ(愛と女性性)、トネアザミ(不屈)、ムシトリナデシコ(地上の愛)、マルバアオダモ(防御の解除)が2回ずつ選ばれています。また、ミゾソバ(ホワイト)(瞑想の広がり)は、3回も選ばれました。
この6種類のエッセンスは、たぶん私にとっても、とても必要なエッセンスだと思っています。私の家系はとても複雑で説明しにくいのですが、ウツギ(浄化)が必要というのは、大変理解できます。また、マツヨイグサ(愛と女性性)では、今まで女性という意識があまりない自分にとっては、大変必要なものだと思っています。ムシトリナデシコ(地上の愛)は、昔からの課題だと思っています。マルバアオダモ(防御の解除)については、自分自身の心の浄化という事で、心が楽になったのも、このエッセンスのおかげだと思っています。最後に、3回も選ばれたミゾソバ(ホワイト)(瞑想の広がり)ですが、自分の中で宇宙を感じたり、目に見えない存在を信じたり、心の広がりを感じる事ができる様になったのは、このエッセンスのおかげかもしれません。
自分が変わり始めたのも、エッセンスに関わり始めてからだという実感が、最近強くなっています。これからプロとしての認定試験もあり、覚える事が苦手な私にとっては、一年後位に試験を受けるかもしれないですけど、ゆっくりでも確実に覚えて、その間色んな経験を積みたいと思っています。パビットラさん、サンバドさん、面白くて楽しい講座をありがとうございました。これからもお世話になると思いますけど、宜しくお願いします。影で支えてくれたスタッフの方々や、一緒に勉強した仲間たちにも感謝でいっぱいです。
|
|
R・K
|
|
■マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座体験談
今回、マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座を通じて、受講生同士で実技を経験する中で、エネルギーワークのツールとして、またリーディングのツールとして、マウントフジフラワーエッセンスの面白さというものを、あらためて感じさせていただきました。
その中でも、今回のプロ養成講座で特に印象に残っているのは、第3回目の実技と、遠隔リーディングでした。
●第3回目の実技
第3回目の実技で、私がクライアント役を務めた時、「エッセンスに関する仕事をしたいのに、そういう状況にならない。」というテーマで、リーディングをしていただきました。
バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座を修了し、日本フラワーエッセンス協会®より認定セラピストの資格をいただいてから、早くも2年近い日々が経過しようとしています。その間、のべ100人近い人から相談を受けて、それなりに経験も積んできたにもかかわらず、いまだに対面セッションをする場も設けず、本腰を入れるに到っていません。どうもやる気が起こらないのです。
しかし、カウンセリングをしていく中で、すぐにあらわれてきたのは、やる気のなさよりも、やはり失敗することへの恐れでした。何が起こるかわからないセッションにおいて、どのような状況に遭遇しても動じないだけの自信と心持には、まだまだ到達していません。また、エッセンスに関する仕事に時間を割くことなく、それ以外の仕事ばかりにあけくれる毎日を過ごしているのは、おそらく、単なる逃避でしかないのだろうとも思いました。本当にエッセンスに関する仕事をしたいのならば、どこかで覚悟を決めなければならないとは、薄々と自分でも感じていましたが、そのことをより強く感じました。
カウンセリングが終り、その後のリーディングにおいて選ばれたのは、アメリカセンダングサ、オオキンケイギク、ワレモコウでした。
選ばれた種類について、マウントフジフラワーエッセンスのリーフレットを読みながら、そのクオリティと自らの状況を比較して、あまりにも合致しているのに驚きました。特に、第3チャクラ系のオオキンケイギクとアメリカセンダングサは、私の抱えている不安や恐れを解放して、自分の意図することを行動に移すことを助け、物事にチャレンジする意欲と、失敗や逆境にも負けないだけの忍耐力を育んでくれることで、自分の現状を打破することをサポートしてくれると思うと、とても心強い味方を得たような思いがしました。
その後、次の第4回までのわずか1週間の間に、様々な出来事が、猛烈なスピードで展開していきました。
以前に仕事でお世話になっていた方との再会があり、メールを通じて近況を報告したところ、その後間もなくして、何とその方から、新たな仕事に関する話が舞いこんできたのでした。その話は、それまで私が一番やってみたいと思っていたことのひとつでした。しかし、その仕事は、いままで自分が経験したことがないものであり、自分にとっては、新たなチャレンジとなるものでした。当然、不安や恐れを感じても不思議ではないケースなのですが、今回は、それが必然的な出来事であり、まるで、人生の流れにのっているかのような感覚があって、何の抵抗も感じることなく、あっさりと仕事を引き受けることができました。まったくと言ってよいくらいに、先行きに不安を感じないことが、自分でも不思議なくらいでした。そういったことを、リーディングされたエッセンスと合わせて考えてみると、すべてがエッセンスの働きかけかどうかはわかりませんが、少なくとも、とても面白いことだと感じました。
●遠隔リーディング
遠隔リーディングでの体験は、私にとって本当に貴重で、得難いものとなりました。
遠隔リーディングで、ある人(以下Aさん)に働きかけた際、まず1本目に選ばれたのは、マルバルコウでした。後に、リーフレットを開いてマルバルコウの定義を読んだ時、Aさんのテーマに直結したエッセンスだと直感しました。ただし、おそらくAさんが考えているものとは、違ったアプローチで問題を解決するものだと思いました。
2本目には、シャクナゲ(ペイルピンク)が選ばれました。このエッセンスがリーディングされた時、まず私の体を通じて、エネルギーの流れを感じました。それは、第3チャクラにあった滞りが溶けていき、ハートから上半身、さらには頭部を超えて大きくエネルギーが拡大していき、そのエネルギーにやさしく包まれているような感覚であり、そこには「愛」を感じることができました。その時、メッセージのようなものが閃いたのです。
愛されていることを、知って下さい。
愛に気づいて、愛を感じて下さい。
人は、誰もが愛されるに値する存在であること。そして、その人を守護する存在や導いている存在たちから、常に愛されていること。その愛に気づかず、認めず、拒んでいるのは、他ならぬ自分自身であること。それは、Aさんのガイドから、Aさんに伝えて欲しいメッセージのように思えました。
3本目には、シャクナゲ(ピンク)が選ばれました。このエッセンスのリーディング時には、自分の中心に1本の筋が通り、センタリングするような感覚とともに、大地とのつながりを感じることができました。そして、「もう大丈夫、安心して」という、メッセージとともに、やさしい感覚のようなものを感じることができました。
さらに、この時に受け取ったふたつのメッセージは、後日、Aさんにボトルを渡した際、その前日にAさんが瞑想中に受け取ったメッセージと、ぴったり符号するものだったのでした。あまりのシンクロニシティに、Aさんは、驚きのあまり怖いくらいに思ったそうですが、私自身は、そういうこともあるだろうと、ただ納得するばかりでした。その後、ミックスしたエッセンスをしばらく使用してもらってから経過報告を受けると、人との関わりにおいて、安心してハートを開くことを経験できたということで、私自身もとても嬉しく思いました。
こうした経験を通じて、マウントフジフラワーエッセンスに対する関心が高まってきました。そして、このきわめて興味深いツールを、是非まわりの人達にも使ってもらいたいし、試してみて欲しいと思うようになりました。
今後、さらにマウントフジフラワーエッセンスに関する勉強と経験を重ねることで、そのお手伝いができればと思っております。
|
|
東昭史
|
|
■マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を修了して
実は、今期のマウントフジフラワーエッセンス基礎講座に出るのは、あきらめていました。というのも、そもそも申し込んだのが遅く、キャンセル待ちの状態で、10月に入っても連絡がなかったからです。
10月2日の初日、「ああ、とうとう今日から始まるなぁ。やっぱり縁がなかったのかなぁ。」などと思いながら、横浜の石屋さんに出かけました。その石屋で、アクアマリンとソーダライトを買いました。
家に帰ると、留守番電話に、主催のハートサポートシステムさんからの伝言が入っていました。「急にキャンセルが出たので、今からもし来られるのであればどうぞ来てください。」との事でした。慌てて時計を見たら、5時半でした。思ってもいない展開に、とるものもとりあえず、家を飛び出しました。
今になって思うのは、もしかすると、石が私を導いてくれたのではないかということです。この機会を逃していれば、私はマウントフジフラワーエッセンスに携わることはなかったように思えるのです。(まぁ、それはわかりませんけれども。)
そんなこんなで始まったマウントフジフラワーエッセンス基礎講座でしたが、思っていたより本格的な内容だったので、初めはびっくりしました。
実習の時間が短いのに内容が盛りだくさんで、あせって自分の思うとおりにできなかったこともありました。今なら、それだからといってその時、適切ではないエッセンスを選んでしまったわけではないという事がわかりますが、自分を信じられず、選んだエッセンスに確信が持てないこともありました。そして同様に、相手に選んでもらったエッセンスが信じられない時もありましたが、やはり今なら、そのエッセンスがその時の私に必要であったという事がわかります。
第一チャクラの回で選んだエッセンスは、基礎講座のスタートにふさわしいマルバルコウとイカリソウでした。
驚いたのは、「まさしく私の現状だ!」と思ったエッセンスが、ちゃんと選ばれていたからでした。その時私は、生活はうまくいっているけれども、何かが違うと感じていました。「人生の探究者」という、イカリソウのテーマがぴったりきました。
マルバルコウにいたっては、ちょうどその次の週にインナーチャイルドのセッションを受ける予定だったので、あまりの偶然に「えーっ!?」という感じでした。
第二チャクラの回の講義では、「自分に対してイエスを言っているか?」の問いかけに、心が痛みました。なぜなら、自分自身を心地よい場所に置いていないことに対しての罪悪感と、心地よい場所に置かれていない自分を可哀想に思う気持ちが、出てきたからです。今まで、どれだけ自分を痛めつけてきたのかを考える時、自分をいとおしく思う気持ちでいっぱいになりました。
自分の感情が今、どのように動いているかということに目を向けられるようになると、以前のように物事に一喜一憂することが減り、感情に振り回されることなく、常に自分の内側を見ていくことができるようになったと思います。
第二チャクラの回で選ばれたエッセンスは、ダンチク。「あるがままである事。開拓精神。」
実習のとき、お腹にそのボトルを当てると、お腹から出てきたエネルギーがボトルを両側から包み込み、まるで愛しい人を抱いているようでした。出てきたイメージは、アンデスの山々にかかる雲の流れ。高原で語り合う恋人たち。男性の名前として、主人の名前がアルファベットで浮かび上がりました。この回の実習での選び方から、なるほどと思う反面、少々出来過ぎのような気もしないでもありませんでしたが・・・。
夫に、これまでずっと思ってきたことを伝えました。四年前にも、一度話し合ったことはありました。その時ははっきりした答えももらえず悩みましたが、私もそれきりその話題を出すことはなく、二人ともその問題にちゃんと向き合わずに、逃げていました。怖かったのでしょう、変わってしまうことが。もしかしたら、全てを失ってしまうのではないかと。別に生活には何不自由していなかったし、それ以外には何の不満もありませんでした。でも、たとえそれはたった一つでも、「何かが違う。」と私に思わせるには十分なことでした。今、改めて、それがいかに私にとって大事な問題だったのかということに、気づきます。自分の思いを彼に伝えなければ、ずっと現状のままだろうし、それは、自分をごまかしながら生きていくことと同じ。ありのままを話すと、夫はとても冷静に、まっすぐそれを受け止めてくれました。反応は、四年前とはまったく違っていました。私が変わったことで、彼もまた、変わったのです。
怖がらず、自分の気持ちに正直になることで、相手も同じように返してくれる。そんなコミュニケーションが出来たことに、私は喜びを感じました。事実、私たちの会話は、以前に比べて増えたと思います。夫は、その日起きた会社の出来事などを、話してくれたりするようになりました。共通の趣味ができ、それについて話す機会が増えたからかもしれません。何にせよ、一歩前進したのです。この先どうなっていこうとも、自分に正直であろうとする時、そこには何の恐れもありません。それぞれが自分らしく生きることが、一番大切なこと。愛されることだけを欲して、愛を与えるということを知らなかった私でしたが、結婚や家庭について真剣に考えることで、愛するという意味が、やっとわかった気がします。それを実行していけるかは、今後の課題です。
第三チャクラの回では、集団の中で権力ゲームに巻き込まれやすい私のパターンを反映するように、イヌキクイモが選ばれました。
今までの人生を振り返ると、学校や会社の組織の中で、必ずと言ってよいほど、どの時代にもライバル的存在がいました。良い意味でお互いを高めあっていければ、そういう存在がいることはとても有意義だと思いますが、実際はそういうポジティブな意味でのライバルとは違って、とても相手が挑戦的に感じられ、やることなすこと癇に障るようなそんな間柄なのです。最初はとても仲良しであったとしても、最後はいがみ合って終わってしまう人もいました。このパターンは、相手を変えながら、今まで何回も繰り返されてきました。
もちろん、今もまだそのパターンは解消されてはいませんが、前と一つ違うことは、自分を客観的に見られるようになったことです。そのパターンに陥ることがあっても、「今、自分がそういう状態にある。」ということがわかって、「この人の何が私をそうさせるのか?」ということを考えられるようになったことは、私にとって大きな進歩だと思います。
それはちょうど、イヌキクイモを飲み終わる頃でした。
ひょんなことから、海上自衛隊の艦鑑式(一般人も見物できる海上での部隊訓練)に参加することになった私は、その日の朝早く、横須賀にいました。戦艦好きの友人の誘いでしたが、私は全く興味が湧かず、ただ海が見たいという理由だけで、出かけて行きました。朝の海はとても気持ちよくて、やはり来てよかったと思いました。
出航の合図とともに船が港を出ていくとき、私は船の甲板に立って、敬礼をしながら見送る人たちを見ていました。海上自衛隊の制服が、朝の光にまぶしく輝いていました。白地に赤い朝日が描かれた旗が、風にたなびいていました。
楽隊の奏でる音楽が、一瞬遠のいたように感じたときでした。全てがセピア色に染まり、悲しさと悔しさの入り混じったような、なんともいえない気持ちになりました。「私は以前、この光景を見たことがある。」、直感でそう思いました。「かつて、同じように見送られながら戦争に出て行った。」と。無意味な戦争に行かなければならない無念さと、多分生きては帰れないという思いが私の中を駆け抜け、涙がこぼれました。現実に戻ろうとする意識とは裏腹に、だんだんと頭がボーッとして、体がだるくなりました。それからは、船が帰港するまで、ずっと寝ていました。
やっとの思いで家にたどり着いたものの、自分が自分でないような感じでフワフワとしていて、気がつくと、自分の周りに大勢の人の気配を感じていました。私に危害を加えようとしているのではなく、ただそこにいるという感じでした。もしかすると、一緒に戦った同士たちではないかと、ふと思いました。
それからの丸二日間は、何も手につかず、寝たり起きたりでした。
自分の体にようやくもどったと感じられたのは、ちょうど第四チャクラのエッセンスを選ぶ日でした。
第四チャクラの回で選ばれたエッセンスは、シャクナゲ(ピンク)と、モモでした。
シャクナゲ(ピンク)の「今ある事への喜び」は、まさしくこのときの私の心境を表していて、強烈な体験の後だったせいか、花のエネルギーがとても優しく感じられました。モモのエネルギーをハートで感じた時、ハートの奥底まで階段がスーッと伸びて、そこにあった暗いシャドーの部分に、光を灯してくれた気がしました。
第五チャクラの回で選ばれたエッセンスは、ニラでした。
ニラのエネルギーを感じている時、突然、虹が見えてきて、雨上がりのすがすがしい気持ちになりました。
長靴を履いた小さな女の子が、水溜りでスキップをしているのが見えました。その子が、幼い日の私だと感じながらじっと見ていると、その頃の純真無垢な気持ちを思い出しました。
第六チャクラの回では、ネジキが選ばれました。
第三の目で花のエネルギーを感じていく段階で、唯一扉が開いたのがネジキでした。扉が開くと、中から植物のツルが伸びてきて洞窟の壁を這い、そして穴の外まで伸びて入り口を覆いました。扉の中に足を踏み入れると、そこは理想の庭でした。緑が生い茂り、噴水があって、その周りを歩いていくと、向こうのほうに屋根の付いた六角形の建物があり、ラティス格子になっていました。その中にあるベンチに腰をかけて、ふと見ると池があって、その池の中には赤やまだらの鯉が泳ぎ、きれいな蓮の花も浮かんでいました。
すると、仏陀が現れました。私は仏陀の髭を見て、鯉の化身だと思いました。と、突然、仏陀が目をカッと見開き、私を見ました。何か見透かされたような気がして恐くなり、意識を現実に戻しました。とてもリアルで、不思議な体験でした。
第七チャクラの回では、自分の戻りたい過去まで行きました。
中学一年生の頃に戻って、セーラー服の胸のリボンを持ち帰りました。今も、ここにあるのを感じます。確かに、過去の癒しによって意識が変わったのか、自己憐憫の気持ちや両親を責める気持ちが、ずいぶん薄らいだ気がします。
エッセンスは、ホトケノザとシャガが選ばれ、それぞれの花の意味を通して、今回の過去の癒しの意味を知りました。確かにあの頃、周囲や私自身に違和感を覚えていたし、孤独でした。花のエネルギーは、そういう古い感情やパターンを手放し、新しく始める時期なのだと教えてくれました。
スウェーデンの金髪の乙女と、ローマのコロッセオで戦士をしていた毛むくじゃらの大男が出てきたのは、女性性と男性性の回の実習の時でした。
面白い実習でしたが、なぜ私は体の左側が全体的に弱いのかが、わかったような気がしました。なぜなら、金髪の乙女メアリーは大男の粗暴さに腹を立てていて、「あんたみたいな人、大嫌いよ。近寄らないで。」と、そっぽを向いていたからです。確かに、その大男ケンは、とげの付いた丸球を振り回して戦うだけの粗野な男に見えましたが、悪い人ではなさそうでした。それどころか私には、純粋で広い心を持っている人に見えました。
メアリーにフォーカスしながら、それぞれの花のエネルギーを感じていくと、しかめっ面になったり、クルクル回りながら踊ったり、白鳥に乗って大空に舞い上がったり、メアリーは、いろいろな表情を私に見せてくれました。中でも、悪女の一面を覗かせたのは、シロバナタンポポのエネルギーを感じているときでした。プライドの高さと、冷たい微笑み。何かをたくらんでいるような眼差し。まるで、私のシャドーの部分を投影しているかのようでした。
メアリーが一番自由で生き生きしていたのは、マルバアオダモの花のエネルギーを感じているときでした。頭に花の輪飾りを付けて、走っている後姿が見えました。野を越え、山を越え、海に出たかと思うと飛び込んで、海中を自由に泳いでいました。その姿に、私は今までのメアリーには無かった力強さを感じました。マルバアオダモのエネルギーを流すと、草むらでケンがメアリーの両手を持って、楽しそうに回しているのが見えました。メアリーもはしゃいでいて、楽しそうです。このまま、ケンとメアリーが、いつまでも幸せであるようにと願いました。
マルバアオダモのエッセンスを飲むにつれ、気づいたことは、気にしても仕方の無いことは、気にしないようにしようと思えるようになったことです。私は、他人のエネルギーに対して過剰に反応してしまうところがあり、自分のスペースを侵されたりすることがたまらなく嫌なのですが、そうかといって毎日家に閉じこもっているわけにもいかず、生きていくうえで、他人との接触は避けて通れません。また、自分を汚されることに対して異常なくらい神経質な私にとって、タバコの煙や風邪のウィルスなどは、耐えられないほどの要因ですが、そういったものを、この世から排除することは不可能です。それより、そんなことに捉われて自分の人生を十分楽しめないほうが、よっぽど窮屈でしんどいことなのではないか?そんなことを思ったとき、自分のそういう部分が、メアリーであったことに気づきました。メアリーがケンに心を開いたことによって自由になれたように、私も、いつか本当に、心から人生を楽しめるようになりたいと思います。
過去世の回の実習の時には、大正時代に生きたみのる(実)という64歳の大工さんが、今まさに、死の床についているところでした。淡々と過去を振り返り、頑固で、人を信じきれなかった自分を後悔している。でも今、自分の両脇には二人の人間がいて、温かく見守ってくれている。「人を信じ、愛を分かち合うこと。」それがこのときの学び。
次に映し出されたのは、二歳ぐらいの赤ちゃんでした。お母さんに優しく抱かれ、目と目でお話をしているようでした。お母さんの目の中に、真実の愛を見ていました。そしてすごく安心していて、幸せそうでした。
フジ(蕾)のエッセンスは、次のようなメッセージを私にくれました。「あなたは、愛される価値のある存在です。」
未来への旅へ。今度は、大勢の子供たちに囲まれた男性が、スクリーンに映し出されました。野原でかけっこをしたりして、楽しそうに遊んでいました。奥さんも、傍で笑ってそれを見ている様子。向こうのほうに、学校の校舎のようなものが見えました。大勢の生徒に慕われている先生といった感じでしょうか。大正時代に生きたみのるさんの学びは、花の癒しを経て、今まさにここで活かされていると感じました。
「愛し、愛されること。」=「愛を分かち合うこと。」
すばらしい旅に出られたことに、改めて感謝します。
このように、私のマウントフジフラワーエッセンス基礎講座は終了しました。
数々の映像や体験を思い返してみると、この二ヶ月間に、いろんなことが凝縮されていたことに気づきます。そしてそれが、さらに奥深く入っていくための、イニシエーションだったことも。ちょうど、38歳から39歳へと移行する時期と重なったことも、とても意味深いものに思えます。これからの人生を送る上での一つの節目のときに、マウントフジフラワーエッセンスに携われたことを、ただの偶然とはとても思えません。
これから、マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座までの一ヶ月半は、「私にとってフラワーエッセンスとは何か?」ということを、見つめていく日々になりそうです。プロとしてやるにせよ、やらないにせよ、私自身の成長のためであることには変わりはありませんが、もう一度自分を見つめ直し、新たなるスタートラインが、気持ちよく切れるようにしたいと願っています。
最後に、お教えくださったパビットラさん、サンバドさん、毎回エッセンスを用意してくださったスタッフの方々に、厚く御礼申し上げます。
引き続き、プロ講座でお世話になりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
|
|
松宮啓恵
|
|
■マウントフジフラワーエッセンス基礎講座体験談
マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受講して、一番うれしかった事は、毎回確実に、最適なボトルを選ぶことが出来たことです。以前に、マウントフジフラワーエッセンスの講座を受けた方の体験談でも、そういうことがあるということは読んでいましたが、自分にもボトルのエネルギーを感じる力がちゃんとあって、そういう自分の力をもっと信頼してもいいのだということが、確信できました。
自分自身をもっと癒す必要があると思っていましたが、基礎講座を受けている間は、つい最近まで、ずっと精神的に苦しい時の方が多かったです。あとからあとから、否定的な感じが重くのしかかってくる感じでした。後半になって気がついたのは、今まで自分自身を何かとても限定していて、「私とはこういう人」というワクを作って、いっしょうけんめいそういう形を演じて来たのではないかということでした。ウツウツとした状態が続いた後、自分で作りあげてきた自分像みたいなものも全部崩れてしまって、何も拠り所が無くなってしまい、かなり疲れてしまいました。
でも、矛盾するようですが、基礎講座を受けている時は、とても楽しく元気でした。静岡から通うにあたって、毎週木曜日は、家に着くのが夜中の三時頃になってしまうので、元気に最後まで通えるかちょっと不安でした。でも、今日は体調が悪いと思うような日でも、不思議と会場に着く頃には、元気になっていました。そして、今まで出会った場所や人の中でも、最初から基礎講座の教室やそこで出会った人達は、全然違和感が無く、そこにいるだけで元気が出ました。新しく出会った人達との間で、何か世界がとても広がったように思います。
それと、私はピアノを弾くことが仕事なので、自分が変化したことを、その時弾きたい曲とか、表現したいこととか、日常の中で好きで聴いている曲とかの変化でよく感じます。今回の変化はなかなか深刻で、途中の段階で、何を弾いても何を聴いても、虚しくなってしまいました。唯一、賛美歌のようなものだけ、辛うじて大丈夫でした。
それと、もう一つうれしい発見がありました。私は、小さい頃から音楽や絵を書くことが、とても好きでした。日常の中では、あまり瞑想をやったことがなかったので、最初は少し心配でした。でも、基礎講座の中で、ボトルを使った瞑想やチャクラを感じる瞑想をして、それを絵に書いたりした時のことです。その時、使った自分の感覚とかビジョンの浮かびかたは、子供の頃から、音楽を感じたり絵を書く前にイメージを浮かべていた時に使っていた感覚と、全く同じでした。自分が、どうしてフラワーエッセンスを通してエネルギーワークやイメージワークのような物に魅かれるのか、理解出来たような気がしました。
一番ビジョンがはっきりと浮かんだのは、チャクラの瞑想をして絵を書いた時と、女性性・男性性の瞑想をした時でした。
特に、女性性・男性性の時には、最後に二人はイメージの中で結婚してしまい、とても感動しました。知的な女性と、子供のように無邪気で、自然や動物を愛する原始人の男性の組み合わせでした。男性と出会って、とても驚いて遠ざけようとする女性に対して、男性の方はとても無邪気に近付き、自分が愛している森の仲間の小鳥を女性のそばにたくさん呼んで、プレゼントのようにしました。とても知的で、本を読んだりすることは大好きだけど、今まであまり自然や動物に関心のなかった女性の方は、そこで自然の恵みを感じることが出来て、初めて自然や動物に心を開けるようになって、今までよりももっと幸せになりました。そして、男性に対して感謝をして、その男性を愛するようになって、結婚しました。ボトルを男性に対して選び、それからもう一度瞑想すると、今までまるで原始人のようだった男性の姿が、みるみるうちに変化して、若い神様のように、とても神聖な姿になりました。家に帰ってから、絵本のように、最初から最後まで何枚かの絵を書きました。
ハートチャクラの回の講座を受けた次の日は、自分でもすごくいい表情をしていると思いました。娘にも、目がきれいになったと言われました。何か苦しみながらも、ふと気がつくと、対人関係でも変化がありました。人を受け入れられる心の許容量も増えました。
ナギナタコウジュのエッセンスを選んだ週には、重大な、断わらなくてはいけないような出来事が起こりました。今までだったら、不愉快なのになんとなく下手に出てしまって、はっきり言えなかったような事が、すんなりと言えて、自分でも驚きました。
自分が、基礎講座で選ばれたフラワーエッセンスを飲み続けることで、何となく、家庭の中にも変化が起きてきました。主人もとても理解してくれて、私の中にも、今までより家族に対して感謝の念が生まれ、家族とは一緒に成長して行く仲間なのだと思えるようになりました。お互いに、前よりやさしくなったように思います。
また、フキノトウを飲んでいたある日、十年位前に一度家族で行ったことのある場所に、十年ぶりで行くことになりました。そこに着いた時、今まで全然気にもしていないし忘れていた出来事を思い出し、急に涙があふれてきて、今だに全然癒されていなかった事に気付きました。そこから始まって、この二十数年間の、もう終わったと思っていた事やどうにか自分をなだめて解決したと思っていた事が、たくさん強い否定的な感じで出てきて、車の中でずっと涙が止まりませんでした。家に帰ってから、主人にその時どんな気持ちだったかを初めて話すことができて、話している時はまたちょっと思い出してしまって、主人に対して怒りがこみあげたりして、大分当たり散らしてしまいました。でも、その後、すごくスッキリして元気になりました。やっと昨日あたりから、今までの重苦しさが無くなって、新しい自分を感じています。フキノトウを飲んでここまで来て、本当に、今から新しい自分が始まる予感がしてきました。
今までと違うピアノの演奏。今までと違う人生が、少しずつ見えてきたような気がします。今は、ピアノ以外にもいろいろやってみたいことがたくさん出て来て、ワクワクしています。
一番最初に、「なんとなく最近ピアノが行きづまっているんだけど、どうしたらいいと思う?」と娘に相談したところ、「お母さんがピアノ以外で、今一番興味を持っていてワクワクすることを、まずやってみたらいいと思う。」と、マウントフジフラワーエッセンスの講座に通うことを勧めて応援してくれた娘に、深く感謝しています。「ボーナスが出た時に払ってくれればいいから」と、交通費と基礎講座の代金を、全額貸してくれました。自分を癒し、見つめ直す、とてもいい機会になりました。
基礎講座の全カリキュラムの半分を過ぎた頃から、一番最初に手に取ったボトルが、その日の選ぶ最適なボトルになっていて、選ぶスピードも、回を重ねるごとに早く確実になって行ったのもうれしかったです。
パビットラさん、サンバドさん、すばらしい講座をありがとうございました。こういう機会を作って下さった事に、深く感謝致します。
|
|
小川潤子
|