〜バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座体験談〜
大見由美
掲載日: 2006年 6月15日
バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座を大阪での集中講座で受け、この4月から東京で通学形式のバッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座を受講しました。バッチ博士のフラワーエッセンス基礎大阪集中講座で、凝縮した時間を持ち、その後、レポート提出までの3ヶ月間を、その凝縮したフラワーエッセンスがゆっくり、ふんわりと静かに広がるように自分を包み、シンクロが続き多くの気付きを得、自分が変わっていくのを感じました。
今回の東京での通学のバッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座では、夜の18:00〜21:30という時間であるため、主婦であり母親である私は、夕食その他の配慮をして出かけ、23:00頃に自宅に戻る事になり、振り返ってみるとその事も1つの課題であったように思います。
母親が夜出かける事はあまり無い暮らしをしてきた為、最初は遅く帰ってくることに私も子供も抵抗がありました。遅く帰ると、台所のシンクには山のように積まれた器、散らかったままのテーブルが待っていました。初めは胸が痛み、そのうちに文句を言い始め、中盤には文句でなく「ここまでやっておいて」と話しておけばよいのだと思うようになり後半にはやっていなければそのまま私は手を出さずに任せる事にし、最後には片付けてあるようになりました。そして夜のバッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座を受けることでの子供達に対する変な罪の意識が消えていきました。
このこと1つをとっても、自分がこの間に変容し成長したのだと実感します。自分勝手な思い込みで、罪悪感を持ち、自らを責めてしまう悪い私の心癖が明らかになった上に、それを解消する為に問題に取り組めたのは凄い事です。
毎回ひとつのテーマを決めてフラワーエッセンスを選び、持ち帰るのですがそうそうテーマもなくなってくるので「テーマ探し」も1つのテーマになっていきました。自らを内観するチャンスであり、整理しているような感じでした。
そしてその時にテーマとして選んだボトルが、本当にその1週間のテーマになりシンクロが起きてきたのは不思議でした。次々とシャボン玉が弾けていくようにテーマにあった事柄が起きてきます。子供との事を幾つかテーマにしたのですが、そんな時は、翌日に早速子供とケンカしてしまったり話し合いになったりして、その問題が方向性を持って動き出していくのがわかり、時には怖くなるくらいでした。
1回はあるテーマで選んだ1種類のボトルが「緊急時用エッセンス」で自分としてはそれ程緊急事態でもなく深刻な状態だとも思っていなかったので「変だな?」と思いながら持ち帰って飲んでいました。すると急に友人が亡くなり、その動揺は自分が思っているよりかなり激しく大変な状態であるということが、ボトルを飲みたくなる自分がいたことで客観的に理解できたり、また頻繁にその緊急時用エッセンスのボトルを飲むことで乗り越える事ができたという事がありました。心臓の高鳴りや、食事が喉にとおらない状態、手の震えもボトルを飲むことで治まり、落ち着きを取り戻せたのです。まるで次の週を全て見通し、予知して与えられたボトルかのよう思われ、感謝したものです。
バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座では心理学とカウンセリングの勉強をしましたが、とても理解しやすく、役に立つ物ばかりでした。心理学の講義は、そのときは学問ですが、その後のカウンセリング実技になくてはならないものであることが後で良く理解できました。
大変なのはカウンセリングです。セッションを実際行う事は本当に難しく、真剣勝負です。くじでロールプレイのセラピスト役、クライアント役の順番を後半に決めたのにも関わらず、私は初回のセラピスト役の方のピンチヒッターを自ら買って出てしまい、ただ闇雲にセラピスト役を行うこととなりました。
ロールプレイのセッションではカウンセリング時間がオーバーしてしまい、フラワーエッセンスの意味を伝えたところで終了時間となってしまいました。ロールプレイは受講者同士で公開の中行われるわけですが、どのクライアント役もテーマが深刻な事が多くて驚きました。でも実際には、もっともっと大変なのだと覚悟することにもなりました。
緊張している上に、クライアントさんのテーマも大きく、短い時間に全てを掴む事は大変なことです。クライアントさんの話される事全部が大事なように思えてメモすることに必死になり、どの言葉が重要でポイントになる感情を表しているのかが全く見えなくなっていました。自分ではオウム返しのつもりで話した言葉もオウム返しではなく、自分の言葉になってしまっていました。感情面に深く入っていこうと思うのですが、周りをぐるぐると回っていたり、外堀をただ埋めているだけでなかなか核心に近づいていかない苛立ちや不安感で、ついつい押し付けや自分流のまとめを入れてしまいました。
なんとかテーマを絞り、確認を取ってボトルを選びました。必死でフラワーエッセンスの意味を説明していた時、クライアントさんがテーマについてご自身で気付きがあり、「あーそうだったんだ!」とぱあっとお顔が明るくなり笑顔がこぼれた時にはとても嬉しく、ほっとしました。クライアントさんに助けられなんとか終了することができました。
セラピストはクライアントの横か一歩下がるくらいの位置に立っているはずなのに、私はすぐに一歩前に出てしまうのです。少し前まで教職にあった私は、どうも前から引っ張ってしまうクセがしっかりついているということが良くわかりました。何とかその人を楽にしてあげようと思う余りに、あれこれと答えを並べ立て用意してしまうのです。他の方のロールプレイセッションを見学していた時に、自分と同じクセのあるセラピスト役の方を観察するチャンスがあり、とてもよく自分を知ることができました。相手の気持ちを察しすぎて、ついつい自分流の解釈をいれて言葉を発してしまうのです。これを意識して直していくことが大きな課題です。
ロールプレイでのカウンセリングを見学していくうちに、「ここでオウム返し!」というタイミングが少しずつ見えてきました。また、同時に「言葉」という物の力、「言霊」とでもいいましょうか、その一つ一つの「言葉」や「沈黙」のその力の強大さを知りました。心から恐れを感じました。この恐れは、私の「お守り」になると思います。
セラピストはクライアントの心に寄り添って同調しつつ、一方では自分を確固たる位置においてセッションの状態を静観する。クライアントの問題はセラピストが答を提示するのではなくてクライアント自身が答を持っていて、それはこちらが全く予想もしなかった所にこそ気づきの答があるのだと知りました。
長い間私は、人に良い答を提示してあげたいと、良い答があれば人は気づき、助けられるのではないかと思っていたのです。そしてその良い答を探して歩き回り、良い答を与えられる人間になりたいと必死だったのです。でも、一番の答は、その人だけが持っていたのです。それを、自分で見ることのできる表面に引き上げてあげるお手伝いをするだけでよかったのです。一緒に歩いていって、そしてその人が自分で答を見つけたときに心からの笑顔で喜んであげられる人間になりたいと、今は思っています。
フラワーエッセンスのセッションでは、糸が絡まって解けなくなってしまい、バランスの崩れてしまったクライアントの糸をテーブルの上に広げ、どこがどうなっているのかを見せることによってクライアントが糸口を見つけ、フラワーエッセンスの力を借りて自ら解決し、そのエネルギーバランスを整えていっていただくお手伝いをすることなのではないかと理解しました。
このバッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座の勉強は、まさしく今までの自分自身の心癖、思いなどを分析し、整理し、調整していく内観の旅であったと思います。
本当に転びそうな位前のめりで飛び込んだバッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座でやっと立ち止まる事を知り、バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座で椅子に座り、周りの景色を眺めお茶を飲み深呼吸をしている。そんな私になりました。
日々起こってくるシンクロや不思議な出来事に導かれ、新しい私はゆっくりと歩き始められそうです。
たくさんの気付きと学びを与えてくださった事を心から感謝いたします。ありがとうございます。