〜「フラワーエッセンス基礎講座(パート1)」体験談〜
荻 宏枝
マウントフジフラワーエッセンスについては、いつの頃から知っていたものか、実は思い出せません。
気がつけば知っていました。
けれど、じかに見たり、試すような機会はなく、やはり日本の風土でつくられたフラワーエッセンスに親しみたいと、切望しておりました。
私は富士山麓に生まれ、育ちました。
富士山麓とひと言で言っても、ぐるりと広く、方位によって氣も波動も異なるのですけれど、自分と同じように、富士の水、土、滋養に育まれた植物たちですから、やはり身体にも心にも響きわたり染み通り、本当の自分自身に立ち返る力をもらえるのではないかという予感もありました。
ようやくの機会を得て、2013年夏に開催された「癒しフェア」に赴き、マウントフジフラワーエッセンスの無料ワークショップには日が合わず参加できませんでしたが、ブースでのミニ個人セッションをしていただくことは叶いました。
その際に選んでいただいたのは、ヤマザクラとウメ(ホワイト)でした。
私自身のテーマをフラワーエッセンスセラピストが共有して、的確なメッセージをおろす、という方法は、とても新鮮に思えました。
★弊社注:この方法は、ニューヴィジョンメッセージとマウントフジフラワーエッセンスのコラボセッションで行っているものです。
ブースでいただいた案内により、ようやく実際的学びの場、「フラワーエッセンス基礎講座(パート1)」への参加も実現しました。
バッチフラワーエッセンスとマウントフジフラワーエッセンスを共に学ぶことで、フラワーエッセンスの深みをそれぞれに理解できたように思います。
●第1回目
第1回目では、フラワーエッセンスについての概略、作り方、使い方、作用の表われ方などを学びました。
これまで自分でもボトルを作りましたけれど、滴数や、ボトルの洗浄法などはまったく自己流で、ただ洗っただけではボトルに染みこんだ波動までは消えない、それ以前に、ミックスボトルそのものが波動を放つほど強いというのは、認識の甘さを思い知らされる驚きでした。
液に触れるか飲むことで、やっと身に取り込めるのだとしか考えておりませんでした。
バッチフラワーエッセンスは、ネガティブな感情によりバランスを崩した心に作用し、ポジティブな面に気づかせてくれ、毒を毒で制する同種療法のホメオパシーよりも、自然で優しく、植物たちがどんな外見で、どのような環境にあっても、生命を謳歌して、ありのまま力強く生育する様を、そのままに、人それぞれの欠点も個性として肯定させてくれます。
マウントフジフラワーエッセンスは、さらに人の意識の深層にフォーカスし、自分の内側を見つめ、ありのままを許し、今のこのままであることの意味に気づかせてくれます。山を見つめ、山に向かうことで己の内面と語る山岳修験者のようです。
この日は、バッチフラワーエッセンスとマウントフジフラワーエッセンスから、それぞれ1種類のボトルを選ぶワークをいたしました。
バッチフラワーエッセンスはフラワーカードで、マウントフジフラワーエッセンスは、瞑想し直感で呼び合うボトルと出会います。
私は、バッチフラワーエッセンスからはクラブアップル、マウントフジフラワーエッセンスからはミゾソバ(ピンク)と引き合いました。
クラブアップルは、これまでずっと必要としてきたフラワーエッセンスでしたから、運命のようなものを感じましたし、ミゾソバ(ピンク)は、現在、ある人との大切な関わりの中でバランスを崩す時期となっていて、対人から仕事に渉ってまで混乱をきたし、まさに思春期の小娘のような有り様だっただけに、あまりに的確でびっくりしました。
このボトルは、この時、本当に必要だったのだと思います。
そうせずにはいられない思いで、仕事中もポケットに忍ばせ触れ続け、ことあるごとに口に含み続け、これまでにない早さで使ってしまいました。
これまで私は、フラワーエッセンスを、コップやボトルの水や飲みものに、数滴たらす飲み方をしておりましたけれど、このボトル以降、そのまま舌下に1滴含むようになりました。
この一時期、少しずつ自然な笑顔がもどり、周囲が柔らかく見えるようになっていました。
★弊社注:この講座では、実技の性質から、10ミリのミックスボトルから1〜2滴を舌下にたらす方法をとっています。エネルギー強度としては、30ミリから4〜5滴をたらすのと同様の作用があります。
変化というものは、自分の波動が変わるから起こるのか、周囲が変わるから自分にも起こるものなのか、その中心にフラワーエッセンスのボトルがあったのは確かに思われます。
●第2回目
2週間後の第2回目では、チャクラについて学び、そのあと、ペンデュラムを使ってバッチフラワーエッセンスを1〜6種類迄で選ぶワークをいたしました。
私は、実はペンデュラムに自信がありませんでした。
これまでに、大きな判断を何度かハズしたことがあるため、果たして信頼してよいものか、自分で疑ってしまうのです。
そのせいか、姿勢がつらくて集中できなかったためか、2種類しか選べませんでした。
そして選ばれたのが、ホーンビームとオークでした。
1回目のボトルが、あまりにぴったり!と実感できたのに比べると、本当にこれなのかな、と不信感を抱いてしましました。
自分が課題としている問題点とは違うと思えたのです。
そのことをシェアの場で口にしたところ、講師の方から言っていただいたことがあります。
「ペンデュラムを特殊なオリジナルチャートで選んでいるのだから、主観が入りこむことはない。
たぶん自分自身で問題と考えていることと、深層で今必要としている課題とは異なっている。頑張りすぎて疲れてしまって、氣枯れを起こしているんじゃないですか」と。
確かに、もう何か月も、考えてもどうしようもないことを悩み続けて、逃げるか踏ん張るかの判断もできず、頭と体が別々になってしまったようで自分がわからなくなり、脳ミソと魂の両方が、死にそうに枯れ果てているように感じることがありました。
2種類だけしか選べなかったことで、特にフォーカスしてアプローチしてくれたのかと思います。
バッチフラワーエッセンスを選んで数日後、おもむろに、もういいや、という気分になりました。
悩んでも落ちこんでも、しょうがない、あきらめなのか放棄なのか、もう頑張ろうと思うのやめた!と、全部さじをなげてしまいました。
誰にどう思うわれたって、もう知らないと、思いました。
結局それぞれがよかったのだろうと思います。
この頃からわけのわからない失敗が減り、だんだん、周囲や現実がしっかり見えるようになったと感じました。
●第3回目
第3回目は、楽しみにしていた、マウントフジフラワーエッセンスを選ぶワークです。
この回では隣の人とペアを組み、お互いにセラピスト役とクライエント役となって、ボトルを選び、ヒーリングを行ないました。
実際にクライエントに対するのと同じやり方の実践です。
大きな収穫を得た思いがいたしました。
選ぶボトルは1〜7種類迄です。
ペンデュラムは、今回私は、自分の手持ちのマカバのペンデュラムを使ってみました。
バッチフラワーエッセンスの時もそうでしたが、特殊なオリジナルチャートを使っているので私情が入りません。
特に、自分がダウンジングする時にはクライエントのためのものですから、客観的になれると同時に集中力も増し、これまでになく迷いなく明確に、ペンデュラムが動いてくれたように思います。
ペアを組んだ方は、すでにスピリチュアルカウンセラーの活動をしている人だったので、誘導がお上手でした。
選んでいただいたのは、オオイヌノフグリ、クサボケ、ニラ、ノハラクサフジ、フジザクラ、ボケ(レッド&ホワイト)、ダンコウバイでした。
どれも、これです!と突き刺さってくるくらい、的確に課題と希望を言い当てていました。
そのミックスボトルをエネルギーペネトレーションペンダント(EPP)に装着して、ヒーリングしていただきます。
自分がセラピスト役の時には、ボトルが自然にクライエントに作用して動き、やがて自然に止まります。
これほどに明確ですと、セラピストも自信を持って対せますし、クライエント自身も心地よくなれます。
自分が受けている時には、なんとなくですが、座っている自分の体が富士山の山容であり、天から地から、ラセン状のエナジーが山に向けて吸いこまれていくイメージを覚えました。
●講座を終えて
現在、第3回目の時につくったボトルを、まだ飲み続けております。
ゆっくり、今ほしい、と思う時に、日に数度摂取しているので、ゆっくり減っています。
問題点についてはまだ進行中ですけれど、以前のように、恐怖に萎縮して周囲が見えないようなことはなく、スタッフ仲間からは、目に見えて表情が明るくなったと言われるようになっています。
自分は自分、無理して頑張ってもなるようにしかならないので、あきらめたというか、少しだけ手放せたかなと思います。
問題は、今、解決するために起こっているのだろうと思います。
苦しいけれど、ここ数カ月のトラウマの見本市のようだった日々は、まだ途中だと覚悟しています。
その時々に、自分がどう有ることができるかです。
これからも継続して、フラワーエッセンスと共に――木々がただそこに根を張り、ありのままたくましく茂るように、花が美しくあろうと誇示せずとも、自然に光を放つように風に吹かれ、流れに任せ、ただ自分らしく、自然に有れるように、いつか明鏡止水に到達できますように、と願っています。
研究者として、身をもって感じ知識としてきた認識を、感性の分野で活かしたい、セラピストとして、表現者として、それが夢となっています。
ただ、ひとつ気をつけるべきことは、頭で考えすぎず、感じる心に素直になることだと思います。
私がフラワーエッセンスと出会ったのは、必然でした。
講師の方はじめ、気づきをくださる大切なご縁を、さまざまいただきました。
そう感じていられる今が、とても幸せに存じます。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いを申し上げます。
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