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「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」を受けて〜
マイコ
掲載日: 2010年 3月 2日
私が「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」を受講することになったのは、昨年9月に、あるヒーリングの勉強会で出会った方とバッチ博士のフラワーエッセンスの作用についてお話していた時、他にも「マウントフジフラワーエッセンス」という、日本で作られた、とっても精妙なフラワーエッセンスがある、と教えて下さった事がきっかけでした。
え〜、素敵!日本人が発見したフラワーエッセンス!そんなものがあるの?という驚き、そして、それを作られた方から直接学べるという二重の驚きで、とても興奮しました。それも「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」の初回が私の誕生日の日から始まるというのですから何やらおしくみを感じ、「もうやるしかない」と思い、申し込みしました。
私は、3歳の時に「生きる事って、どうしてこんなに辛いんだ・・・」と感じていた事を記憶しています。
私の両親は、共に末っ子で、幼い時に親に先立たれた為、親類に預けられ、大人の顔色を見ながら育ちました。親の愛情をたっぷりと受けられなかった為なのか、特に、母は自分の感情の赴くままに、赤ん坊である私に父に対する不満を愚痴り続け(おしめをしている赤ん坊の私にもそれが解っていました)、それは現在も変わっていません。
父は激情型で、怒り始めるとどんどんエスカレートしてしまい、感情が鎮まりにくく、その気持ちを引きずってしまう気弱な人間のように見えました。ですから、私は5、6歳の頃から、父から受ける殴る蹴るの暴力で、死の恐怖を感じたこともあった子供時代でした。
思い出しても一番辛かったのは、私が母の思い通りにせず、反抗的な言動に及ぶと、母は「あんたなんか産むんじゃなかった」「あんたなんか死ねばよかった!」と度々罵られたことです。
高校生の頃「自分は親にも欲しがられない人間なんだから、生きている価値はない。私が死ねば皆が幸せになるんだろう」と死ぬ方法ばかりを考えていた時期もありました。
でも、沢山の友人や素晴らしい沢山の本に助けられ、又、叔母の励ましがあったことetc.で集団の中にあっては3枚目でひょうきんな自分を演じて、早く家を出たいという本心を隠して楽しそうに過ごしていました。
社会人になってからは、精神世界のヒーリングをはじめ、あちこちへ顔を出すようになって、少しは自分を肯定できるようになりました。今でも、生まれた事の意味を探求し続けていますが。
20歳の時に始めて断食道場に行ったことがきっかけで、マクロビオティックをはじめ、更に様々な勉強をし始め、そのどれもが今まで知らなかった真理の世界をかいま見せてくれて、知る喜びを味わいました。その喜びが今もいろいろと勉強し続けている原動力のように思います。
そして、マクロビオティックで知り合った友達と「自然食品店」を始め、そこで玄米の炊き方etc.の料理の指導などもしていました。
「お店」をやっていたおかげで、様々なセミナー情報も得易く、レイキ他、色々な勉強もしました。
その一つに「アロマテラピー」がありました。先生はイギリスでアロマの勉強をしてこられた方で、イギリスにいた頃のお話の中に、バッチ博士のフラワーエッセンスがあったのです。
「イギリスではセルフヒーリングは当たり前に行われていて、特別な事でもなく、精神状態をフラットに保てないような時には、スーパーの棚に並んでいるバッチ博士のフラワーエッセンスの中から、今の自分に必要な種類を自分で選んで、誰もがセルフヒーリングしているんですよ・・・」というようなお話で、それをを聞いた時「私が探していたものはこれだ!」と思いました。
そのセミナーの帰りに、バッチ博士のフラワーエッセンスについての書籍を買って帰り、夢中になって読みました。「これで私は救われる!」とバッチ博士のフラワーエッセンスに出会えたことに心から感謝しました。
そして「aromatopia19号」のフラワーエッセンスの特集で、パビットラさんのお名前も知り、そこに載っていたお写真から何故か強烈な印象を受けました。それから10年以上も経って、そのご本人から教えて頂けるなんて本当に不思議な気持ちでした。
バッチ博士のフラワーエッセンスのフルセットも直ぐ求め、もっと知りたいと、勉強に行ったりしました。勉強すればするほど、フラワーエッセンスに魅せられていきました。
もっと深く勉強して、私の周りにも沢山いるインナーチャイルドが傷ついて苦しんでいる人を少しでも楽にしてあげるお手伝いをしたい、その為に、勉強して、ぜひ専門家になりたい!と思いました。でも、その頃はそういった機会はなく、様々な理由で諦めざるを得ませんでした。
その後は、本を読んで、もっぱら自己流の使い方で、自身や友人、我が家の4匹の犬達のケアに使っていました。しかし、あくまで自己流ですので、自分の中のインナーチャイルドを癒しきれていないこと、そして、グラウンディングがしっかり出来ていない為、簡単に動揺し、結局、直ぐに自分を責めている自分がいて、ネガティブに動く心を持て余してもいました。
それが、偶然(では無いですよね)、冒頭のような出会いを頂いたおかげで、「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」に通えることになり、始まるのを楽しみにしていました。
今回の課題は、まずはなんと言っても、「インナーチャイルドの癒し」です。そして、「両親を許して楽になりたい」、「自分を愛せること」、「自分に自信を持てるようになりたい」、「愛の人になりたい」ということでした。
でも、私はオーラやエネルギー体といった、肉眼で見えないものが見えたり聞こえたりするという体験をした事がありません。ですから、こういったエネルギ―ワークをしても、何も感じないのでは・・・という大きな不安がありました。このことに関しては、8回目が終わった今も、肉眼で見えないものが見えたり聞こえたりはしない事に変わりは無いのですが、それぞれのボトルを握った際にカラダや心の奥に起こる変化がはっきりと感じられて、その事に大変驚いています。
そればかりではなく、見えたり聞こえたりする事に大きな意味を見出す事はあまり意味が無い、と思えるようになりました。これは大きな収穫でした。
また、「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」の直前に90歳代の義母が入院することになり、一応「長男の嫁」という立場でもあり、病院の見舞いやら、煩雑な事象に対処する場面も増えていました。自分が掲げた課題にジックリ取り組む?つもりが、義母の入院により、ミックスボトルをきちんと飲むことすら出来ないことも度々あり、この2ヵ月半は、次々と起こる現実に平静でいられない心の変化を持って「マウントフジ・フラワーエッセンス基礎講座」に通ったように思います。
この文を書くにあたって、1〜8回までに選んだマウントフジフラワーエッセンスの特徴を読み返してみると、義母の入院から葬儀後の落ち着いた状態になるまで、自分では認識していなかった自分の心の在り方が読み取れて、それも興味深かったです。
●第1回目
マツヤニ (豊かさ)
クサボケ(生の肯定)
マルバルコウ(生命エネルギー)
オオケタデ(日常と冷静の統合)
義母の突然の入院という状況で「最後まで続けられるかしら?」という心配と期待と半々の心持ちでの第1回目でしたが、この回のリーディングで作ったミックスボトルを暇さえあれば飲み続けていましたら、焦る気持ちが落ち着いている自分を感じました。
この回のミックスボトルはきちんと真面目に飲んだ所為か、深く眠れて、とても穏やかに、そして幸福感で過ごせていることを度々感じました。
以下、第2回目〜第8回目にリーディングされたマウントフジフラワーエッセンスです。
●第2回目
エゾノコリンゴ (内面の浄化)
補助講座、翌日の本講座と連日の疲れもあって、瞑想に入ると、眠くて眠くて仕方がなく、半分寝ていたようで申し訳ないことでした。
●第3回目
ヤマブキ (ありのままの自分)
ツルマンネングサ(知恵のきらめき)
●第4回目
ツバキ(ダンシングハート)
オダマキ(人間関係の輪を広げる)
●第5回目
リンドウ(痛みを取り除く)
●第6回目
ネジキ(隔離)
アイリス(善きもの)
●第7回目
シャガ(霊的な渇望)
ツリガネニンジン(祈り)
ハリエンジュ(聖なる酔っ払い)
ホトケノザ(インスピレーションと解放)
スピリッツ(触媒)
●第8回目
フキノトウ(芽生え)
キリ(絆)
マツヨイグサ(愛と女性性)
イタドリ(リーダー的先駆者)
特に印象的だったのは、第4回目に、第4チャクラに対応するマウントフジフラワーエッセンスからのミックスボトルを頂いてからのことです。
ミックスボトルを飲み始めて10日位経った頃、久しぶりに(妹家族と住んでいる)母から電話がありました。会えば傷つき、その想いが長く尾を引く事がイヤで、母には近づかないようにしていたのですが、「大腿骨の骨頭が磨り減ってしまい、痛くて歩くのも大変で父の世話もままならない」と言う事を訴える電話でした。
電話を掛けてくる時も、終始父の愚痴ばかりでしたから、いつもはうんざり、と言う気持ちで相手をしていたのです。ところが、この日はとても優しい気持ちになって「それは辛いね〜」というような応対をしている自分に気がつき、驚きました。そして、その後も、ミックスボトルを飲むたびに母のそけい部を想像して早く良くなったらいいな、と思っていました。
そして1週間ほど経ったころに、母が明るい柔らかい声で、「痛みがなんだかとっても軽くなったのよ」と言うのです。
まずその声に、そして、嬉しい報告をしてくれたことに驚いたのです。嬉しい事を自分の方から報告してくるような人ではないので、「!!!???」という思いでした。そして、その報告を聞いて心から喜べた自分を感じ、嬉しい感動でした。
そして、第7回目の第7チャクラの回では、マウントフジフラワーエッセンスを使って、過去を癒す為のペア実技を行いました。
私がクラエント役になった時、母から「あんたなんか生むんじゃなかった」「あんたなんか死ねばよかった」と言われた過去に、ある技法を使って働きかけたときのことです。
今までだったら、その時のことを思い出すだけで、悲しみと寂しさの入り混じった感情がこみ上げてきて、「辛いよ〜誰か助けて〜」という心の叫びで涙が溢れてきたり、時には嗚咽してしまうこともあったのですが、その時は、悲しみの気持ちが沸きあがることはほとんど無く「もうこの問題はいいか!」と思っている自分に出会ったのです。
その後も、悲しさや寂しさから開放されている自分を感じています。
今回の課題であった、「インナーチャイルドの癒し」と「両親を許して楽になりたい」という2つに大きな伸展があったように思えて、とても嬉しいです。
残りの「自分を愛せること」、「自分に自信を持てるようになりたい」、「愛の人になりたい」という課題にも「インナーチャイルドの癒し」という課題はベースにある訳ですから、これからもお花のエネルギーの助けを借りながら、相互に影響を感じ合っていく作業を続けて行きたいと思っています。
マウントフジフラワーエッセンスを与えて下さった、パビットラさん、サンバトさんに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。