★「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座グループワークリーダー養成の為の勉強会」の体験談は、性質上、多くの個人情報が含まれる為、個人が特定されにくいよう配慮の上、掲載しております。
〜マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座グループワークリーダー養成の為の勉強会に参加して〜
野山みずき
掲載日: 2008年11月 5日
今回参加した「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」のカリキュラムの中で、「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」で、ヘルパーとしての現場研修をしました。
最初に「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」受講生の皆様に対し、貴重な学びの場に同席させていただいたことへの感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。
この体験談を書く前、ハートサポートシステム(有)のサイトで、「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」受講生の体験談を拝見し、あのときの感動が今またリアルに甦るのを感じています。
私がヘルプさせていただいた受講生のフルセッション実技が終わり、セラピスト、クライエント、私の3人で直接顔を合わせての振り返りは、初めてお会いした者同士であるにもかかわらず、深いところでの触れ合いとなり、時間があっという間に過ぎてしまいました。その意味でも、「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」のカリキュラムの都合上、最終日は後半のフルセッション実技に同席できず、残念でした。
一般的に、ヘルパーあるいはアシスタントという言葉からは、リーダーの意を汲み、参加者のニーズに沿って臨機応変に立ち働く姿をイメージされる方も多いのではないでしょうか。しかし、「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」でのヘルパーに与えられた基本的課題は、「黒子としてあれ」でした。ヘルパーはなにかをしようとしないこと、ただあの場にいた参加者がそれぞれのセンターにとどまり、自分の内側への探求を深めて行くことをヘルパー自らの存在を通して援助するように、ということでした。(と、私は理解しました)そしてそのとき自分の中に何が起きるかに気づいてみること、というものでした。
私は他の心理療法も学んでいるのですが、そこではセラピストはクライエントの内的な探求が、安全に深められていくことを援助します。クライエントの目の前にただすわっているだけで、そのような雰囲気を醸し出している人になるにはどうしたらいいのだろうと漠たる飢えを感じていました。「黒子であれ」というこの課題は、実は私が切望しながらも、言語化さえできずにいた状態だったのです。
時間になり、わくわくする気持ちといくらかの不安を感じつつ、「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」の講習ルームから、「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」会場になっている階へ降りて、フルセッション実技をヘルプさせていただくことになったペアの傍らに、まずは静かにすわってみました。
セッションがはじまるとすぐ、セラピストがクライエントに深い関心を寄せているのが伝わってきました。その姿から、真剣さ、まじめさ、やさしさ、清潔感、初々しさなどが私のほうにも自然と流れてくるようでした。そのエネルギーを深く味わっていると、自分がますますリラックスするのがわかりました。
一方で顕在意識の目や耳のほうでは、同時に「あの浄化の方法は・・・」とか、「あの質問の仕方は・・・」などと、チェックは怠りないつもりなのですが、黒子でいることが心地よく、何の介入もしないままエネルギーチェックまで進んでいきました。
ヒーリングの時に、チャクラのリンク創造と調整のステージで、その前後でエネルギーの状態が一変したのに驚きました。始めはエネルギーが粘性を帯び、チャクラにも一部固くしまった部分も感じられたのですが、リンク構成以後は全体に透明感が増し、明るくなり、大きく広がっているのがはっきりと感じられました。それでも黒子という立場上、それをお伝えすることもなく、ただ傍らにいて幸せ感に浸っていました。
セッションが進むとともに、二人のエネルギー交流が深まるのが感じられ、あたかも一幅の絵画を目の前にしているかのようでした。殊にクライエントのエネルギーボディ(サトルボディ)ポイントの上にボトルのエネルギーが浸透し、瞑想的なヒーリングスペースが深まる様子を見つめるセラピストの姿は慈愛に満ちていて、風邪で休んでいる子供の寝顔を見つめる母親を連想しました。私はエネルギーを香りで受け取ることがしばしばあるのですが、この時も甘くかつ爽やかな香りがはっきりと感じられました。
結局何の介入もないまま、クライエントがヒーリング瞑想からさめ、起き上がった時点で自然に3人でのシェアリングになりました。
では黒子たれ、は私にとってどうであったのか、といいますと、動きのある黒子というよりは、道端の苔むした道祖神のイメージに近かった気がします。実際その画像がまぶたの裏に浮かんでいました。男女が寄り添い、穏やかに微笑みを浮かべている小さくて素朴な石の彫り模様がいまでも思い出されます。ヘルパーがこのような状態でいられたのは、セラピストが非常によく勉強されている方で、初期導入のみならず、最後のヒーリング瞑想にいたるまですべて暗記されていて、傍らにいる者まで、自然に瞑想状態にいざなわれたことによる結果かと思われます。
セッション実技には、2日間を通じて3回同席させていただき、ヘルプさせていただいたわけですが、確かに、「あ、ここのところをセラピストさんに伝えたいな」と感じる瞬間にも何回か出会いました。それは、どの方にもあったわけで、マウントフジフラワーエッセンスの意味や手順をよく覚えているかどうか、などの習熟度とはまた別の部分でのことです。特に、クライエントのエネルギー状態を確認させていただいたときなどは、それを強く感じました。
そのため、セッション実技の現場ヘルパー2日目、積極的介入の課題が付加された回では、セラピストの方に、「この部分のエネルギーを感じてみて」などと動作で合図を送ったところ、そこの部分に対し、さらにボトルが選ばれる、ということにもつながりました。もっともすべてうまくいったというわけではなく、もっと明確に言語化して伝えれば良かったと思う場面もありました。そして、実習されているペアの邪魔をすることなく、かつ積極的に自信をもって介入できるまでにはまだまだ経験が足りないと思いました。
反省すべき点はもうひとつありました。初日、3人で振り返りをしているときのことです。クライエントから普段は起こらない身体の痛みが起きたという話がありました。そのとき、とっさに「まだ痛みは残っていますか?」と私が直接クライエントに尋ねてしまいました。後日、フォローアップとして行ったセラピストへの文書でもお詫びしましたが、まずはセラピストがクライエントに対応するべきで、ヘルパーがセラピストを飛び越えてしまうのは過剰介入だと反省しました。
どのようなかたちであれ、他の方の学びのプロセスにたち会わせていただくのは簡単なことではなく、さらにそれを文書にして伝えるのはさらに難しく、私の文書は、かなり長いものになっていました。
このようにアツク語ることが果たして受講生のためになるのだろうか、自分が書きたいことを情熱のままに書き連ねているだけなのではないか、と書いたものを読み返しつつ、書き直しつつ、自宅でもずっと考えていました。そして最終的には、もしも自分がこの文書の受け手であったなら、この文書をもらってどう感じるだろうかと思いながら読み返し、そのあとは受け取ってくださる方のお気持ちにお任せしようと決めました。
2回目のセッション実技の現場ヘルパーに入る前、「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」参加者だけの、現場ヘルパーの振り返りがありました。その際、他のヘルパーの方々の文書を拝見する機会がありました。
そのとき、ある参加者の文書を見て、こんな文書を私ももらいたいなと思いました。そのときはなぜかということまではよくわかりませんでしたが、あとになってはっと気づいたことがあります。レジメはその場で回収しているので、その具体的な内容や語り口は記憶していません。にもかかわらず、その書き手の方のお顔を思い出すたびに、その文書の印象が思い出されます。それは、「この人は私を攻撃しない」というものです。肯定的で、安全なスペースを提供してくれているのです。セラピストとして人とかかわる上で、自然にそのような雰囲気を身につけていらっしゃることが、すばらしいと感じました。
マウントフジフラワーエッセンスのセッションはエネルギーワークであるとはよく聞く言葉ですが、今回はそれが現実の体感覚として経験できました。視覚としては、一幅の絵の前にいられたこと、触覚としては、クライエントのエネルギーの渦が熱感覚にも似た感じでわかり、しかもそれをセラピストと共有できたこと、臭覚としては花の香りがあったこと、などです。また、直接の「肉体的痛み」として私が受け取ってしまったものもあり、自分にとっての 境界線 という明確な課題をも突きつけられたワークでもありました。このようなさまざまな不思議を、これまでずっと自分ひとりの経験として内側にしまいこんでいました。不思議を味わうのが目的ではないのですから、それでもいいのかもしれませんが、今回、「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」受講生の方々におあいしたことで、フラワーエッセンスワークというものをもっと多くの人に紹介したいという気持ちが強くなりました。またリーダーのトレーニングがあったらぜひ参加させていただきたいと思います。
受講生の皆様、ご指導くださった講師のおふたり、ともに学んだ認定者の方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。