マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座グループワークリーダー養成の為の勉強会体験談
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★グループワークリーダー志望者が、専門教育を受け、現場活動していく上でのプレサポート実習の体験談です。
★性質上、多くの個人情報が含まれる為、掲載可能なものだけを、更に個人が特定されにくいよう配慮の上、掲載しております。



〜「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座」にヘルパーとして参加して〜
野山みずき
掲載日: 2011年 2月 8日


2010年10月期のマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座にヘルパーとしてサポートに入った中から、講義と実技実習でヘルパーに入った特定の回、そしてそれらに伴って起きてきた事柄などを中心に書いてみたいと思う。


●シェアリング・・・遠隔セッション(リーディング&ヒーリング)について
この回でヘルパーに入ったのは、前の回に行われた遠隔セッション(リーディング&ヒーリング)実技のシェアリングからだった。
クライアントモデルさんからのフィードバック(遠隔セッションの事、ミックスボトルを使用した経過の事等)をすでに受け取られた方、クライアントさんの状況とご自分の状況とが被ってきているのかも?と話される方、こんな不思議なエピソードがありましたと話してくださる方もあった。
この時、遠隔セッションに対する違和感を口にされた方はいなかったかと思う。このことが、私の内側に眠っていたある記憶を引き出した。

かつて、マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座の受講を決めた時の自分は、フラワーエッセンスについて学びたい気持ちこそ強かったものの、遠隔セッションへの違和感を拭い切れずにいた。将来マウントフジフラワーエッセンスセラピストの認定が取得できたとしても、セッションは対面だけでやっていきたいとさえ考えていたのである。しかしながらその「違和感」について、講師に相談することをしないまま、受講を開始してしまった。
マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座は楽しく、新しく学ぶことばかりで、わくわくせっせと通っていた。友人ができたことも楽しさに拍車をかけてくれたと思う。しかしその一方で、遠隔ヒーリングの手法に対する違和感は澱のように心の奥に堆積したままであった。結局そんな状態のまま、遠隔セッション実技の回を迎えてしまった。

ではそんなにも抵抗のあった遠隔セッション実技の手法ははたしてどうだったのか?といえば、クライアントさんのエネルギーボディ(サトルボディ)の状態が、それまでの対面セッションで練習していた時よりもはるかにリアルに感じられたのである。案ずるより生むが易しとはよく聞く言葉だが、この状態を経験することで、あっという間に認識の転換が起きてしまったのである。
私の抱いていた違和感は、手紙と写真だけで、なぜ会ってもいない人のリーディングやヒーリングができるのだろう?と言い換えてもいいだろう。
マウントフジフラワーエッセンスのセッションとは、エネルギーワークである、ということからみれば、対面であれ、遠隔であれ、核の部分では同じことなのだと今は思っている。

勿論、今回の受講生の方々がこの種の違和感を口にされなかったということをして、遠隔セッションに対する全面的な信頼を表すとは言い切れないだろう。皆の前で、そのような事を言い出すこと自体、かなり勇気のいることだという意見もあるだろう。
しかし、この回の会場内での、受講生の方々のご様子を拝見した限りでは、皆さん全員が、遠隔セッションの体験をとても自然に受け止めていらっしゃるように感じられ、すばらしいと思った。

さて、受講生の方々によるシェアのあと、講師のパビットラさんが、「ヘルパーさんからのシェアを」、と言われた。
そこでまず、受講生の方のお話をお聞きすることで浮かんできた自分の感想をお伝えした。このとき意識していたことは、受講生の方々への接し方が公平であること、言葉は短めを心がけ、コンパクトに伝えること、学びの場に参加させていただいたことへの感謝の気持ちを込めることの3つだった。これは、ヘルパーとしてマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座の場にいる間は常に大事にしていることでもある。
そのあと、かつての自分が遠隔セッションというものに抱いていた違和感についてもお話し、それがどんなきっかけでどのように変化してきたかをお話した。聞いてくださっている受講生の方々の中にも、大きくうなずかれている方も何人か見え、話している自分の心と体に落ち着きが生まれてくるのが感じられた。

それに続いて、リーディングの見立ての部分についての受講生さんからのお話があったことから、以下のエピソードをご紹介させていただいた。
それは、『遠隔セッションをする際に、最初のリーディングの段階ではクライアントさんのお手紙との関連性についてはっきりしない部分もあること。しかし、その後クライアントさんへのお手紙を書いている時に、セラピストに起こったことを通じて、リーディングされたミックスボトルに関する気づきが生まれたこと。クライアントさんへのお手紙の中で見立てのひとつとしてお伝えすることができたこと』だった。

 実は、今思うと滑稽な話なのだが、事前にパビットラさんから『ヘルパーとして話をして頂く時間をとります』とご連絡をいただいており、何を話せばいいのだろう?と講座前にはあれこれと考えていたのである。これまでにも、様々なヘルパー体験時やそれ以外のお手伝いの時などにも、何か一言と促される場面はあったが、その度にどきどきし、結果的に間抜けなお茶濁しのような話しかできなかったと思う。
そんなこともあって、この回の前から妙に緊張していた。が、いざ参加してみると、遠隔セッションについてということで、テーマもはっきりしており、しかも受講生の皆さんのシェアリングの後だったので、意外なほどにリラックスして『ヘルパーとして受講生の方々の前で発言する』という課題を行うことができたかと思う。


●実技サポート・・・モノの浄化について
さて、この回の実技では、遠隔セッションに続き、次のテーマである「モノの浄化」の実技へと進んでいった。
こんな時ついつい自分も一緒になってやりたくなってしまう。けれど、やり方を習っているのだから自分の家で実践すればいいのだと思いなおし、ここはじっくり皆さんの実習を拝見させていただくことにしようと心を決めた。
この段階になって、やっと受講生のみなさんについて座られている位置や、気づいたことなどのメモを取る余裕も生まれた。

そんな中、ある方のエネルギーペネトレーションペンダント(以下EPP)の持ち方が逆であることに気が付くが、実技中なので声をおかけすることができなかった。休み時間にお伝えしようと思ったのだが、そのきっかけも逸してしまった。そこで、後半のペアワークの時に、もしその方にとって必要な状態が続いていたなら、そのときに声かけしようと決めた。
するとはたしてその方は後半のペアセッションの時には正しく持っていらっしゃった。結果、その点については何もお伝えしなかった。
今思うと、たまたま正しく持てていたのだとすると、別の時にはまた間違えてしまう可能性もあるわけなので、重箱の隅をつつくようなうるさい人だと一時的にはご迷惑に感じられたとしても、言い方を工夫した上でお伝えするのがベストだったのか?とも思う。


●実技サポート・・・フルセッションについて
さて後半はいよいよフルセッション実技の時間。
受講生の皆さんは、スムーズにペアを組み、ほどなくワークが始まった。こんなところからも、受講生のみなさんのコミュニケーションのよさが感じられる。自分としては、最初のカウンセリングのところもお聞きしたかったのだが、残念ながらどのグループのお話も聞くことができなかった。時間の関係からか、どのグループもあっというまにテーマの合意が成立した様子で、クライアントさんは次々と横になっていかれた。

そこで、まずは講師席からみて、向かって左から1.2.3とし、右側は奥から4、出入り口から近いところが5と頭の中でマッピングしてヘルプに入ることにした。

第1グループのメンバーのうち、お一人とは別の機会にすでにお会いしている。そのときは無彩色系の服装をなさっていた記憶があるが、この日は華やかな色の柄ものの服をお召しで、雰囲気が変わられたように感じた。ワークの進みも早く、一番乗りでペアで役割交替されていた。こちらのペアとは直接お話しするチャンスがなかったがスムーズに進行されているように見うけられた。

第2グループの方に対しては、クライアントとセラピストのハラセンターの位置関係、クライアントとの接触の距離、ボトルの丁寧な扱い方などをお伝えした。

第3グループの方からは、挙手によりヘルパーを呼ばれるということがあった。(詳細は後述)

第4グループにも、すでに面識のある方がいらっしゃった。このペアの雰囲気は明るく楽しげで、勢いが感じられた。EPPの持ち方と回転のさせ方について少し介入をさせていただいた。

第5グループには先ほどの、こちらが2回声かけをためらった方が入っていらした。すでに記したとおり、この時点でのEPPの持ち方は正確であり、その後のご様子からも、ヘルパーによる介入の必要は特になさそうに感じた。
ペアになっていた方には、リーディングの際のボトルとの距離について提案した。結果、エネルギーをより感じやすくなったとのフィードバックをいただいた。

このワークのあと、自宅でも自分のためにマウントフジフラワーエッセンスを選んだ際、自分のボトルとの距離の取り方に同様の事が起こっていると気が付いた。一生懸命になるあまり、知らず知らずのうちに、対象との距離が取れなくなっているのだと感じた。この事に気づくきっかけをくださった受講生の方に改めて感謝をお伝えしたい。

このように書くと、5つのグループに対し、平均的に関われたかのような印象を受けるかもしれないが、実際には介入のタイミングを図りかねたり、迷っていたりと、ぎこちない動きをしていたのではないだろうか。
最初から、一つのセッション立ち会っているわけではないので、例えば、そのとき見ている場面や起きている状況について、ヘルパーの目から見て、何か変な感じがしているとしても、具体的な行動が選択できずにいたことが多かった。この、あれ?!という感じをどう表現したらいいのか、もう少し見ていた方がいいのか、即刻介入すべきなのか・・・・?あれこれと迷い、結局動けずにいた、ということもあったと思う。
つまり、あ〜これはどうも間違えて覚えているな〜と、はっきりわかる場合であればいいのだが、実際には、ン〜〜?これは今の段階でやることなのかな?ン〜〜セラピスト役の方は、今、何をやっているところなのだろう???と、あいまいなまま見続けて、結果、ヘルパーも、ただ見ているだけになってしまった、ということが少なくなかったように思う。

しかし、いつもヘルパーが正しいとは限らないのは勿論で、ああ、そういうことだったんだね、と納得し、介入しなくてよかった!と思えたシーンもあったりするので、これがベストなのだというようなものはなかなか出てこないように思う。

さて、今回のヘルパー実習で、最も多く関わらせていただいたのは、第3グループの方だった。
一度ボトルを手に取られるのだが、首をかしげて棚に戻したり、何本かボトルが保留にしてあったりして、リーディングの段階で大変に迷われているようにお見受けした。
受講生さんからの呼びかけをきっかけにグループに入らせていただいた。セラピスト役の方のお話によると、ボトルを必要としているチャクラがそれでいいか迷っている、ということであった。(弊社注:具体的な内容は削除させて頂きました)
ご了解をいただいて、私もエネルギーチェックをさせていただいたところ、やはりその方がリーディングされたチャクラに反応があるように思えたので、「私もまずは○チャクラに選ぶのがいいと思いますよ」とお伝えした。
さらに、「ご自分がエネルギーを感じたものをそのままミックスボトルの中身として受け入れてみてください。間違いということはないので」とお伝えした。
セッション後のシェアの際に、クライアントのテーマ設定と選ばれたボトルとの関連で迷った事を話されたが、クライアントの方からは、そのままでOKとのお話だった。この段階で講座終了時間を過ぎており、すでに流れ解散で帰られたグループもあったりして、さらに話を深めることは無理な状況だと思われた。クループ間のシェアリングの雰囲気は和やかで、調和的な印象だったこともあり、それ以上深く追求することなくご挨拶して一足先にグループから離れた。
その後第3グループのお二人も流れ解散となられたようだった。

その日の帰り道。雨がぽつぽつと降り出す中、一人自由が丘の駅にたどり着き、地元の駅に降り立つとJRが止まっているとのこと。迷ったが、立つのを覚悟でバスで帰宅することにした。何とかバスに乗れたものの、普段の利用者と振り替え客とで車内は大混雑。混乱が生じるかと思いきや運転手さんの指示の下、乗客同士譲り合い、穏やかな雰囲気で12時過ぎには帰宅できた。小一時間立ちっぱなしでいたせいなのか、講座の後だからなのか、疲れよりも妙な興奮が残っており、しばらく寝付かれなかった。


●まとめ・・・「フラワーエッセンスプロ養成講座」におけるヘルパーの役割について
今回ヘルパーとして参加して感じるのは、ハートサポートシステムのサイトに掲載されていた他のヘルパーの方の体験談にもあったように、「悪いところを指摘することがよいことだとは限らない」ということである。

この方の体験談を拝見した後、私にも同じような出来事があった。
去年の春頃から整形外科でリハビリを受けているのだが、患者の側からトレーナーを指名することはできないシステムになっている。その日のトレーナーから提案された運動は、私には大変に難しく感じられ、幾度かのむなしい努力のあと、できないとお伝えした。
すると、そのトレーナーの方から、『これができないのは運動不足だからだ、ジムでも何でも行ってもっと運動するように』といわれ、お説ごもっともと思う一方で、体が痛いから整形外科に来ているのになと思い、悲しい気持ちになった。このことがきっかけとなり、その医院から一時的に足が遠のいてしまった。
その後、体の痛みが再発し再びその医院にお世話になったのだが、リハビリの段になると、どのトレーナーさんに当たるのかについて、自分が過敏になっていることに気が付いた。トレーナーの方も、良かれと思って厳しい指導をされる場合もあるのだと頭ではわかってはいても、気持ちが付いていけないことがあるのだと身をもって知ったできごとだった。

ここで「フラワーエッセンスプロ養成講座」におけるヘルパーの役割について話を戻すとしよう。
たとえば、「認定試験準備」というはっきりした目的を持った有志による勉強会等の場合には、いわゆる『ダメだし』的関わりも必要になるかもしれない。しかし「フラワーエッセンスプロ養成講座」受講中はそれよりももっと別のあり方の方がよいように思う。
ではそれは何かと言えば、マウントフジフラワーエッセンスに親しんでもらうことを応援することだと思う。親しむと言うと何か手軽な遊びのように聞こえるかもしれないが、実際に起きることは深く多様で、面白い、楽しい、ばかりではいられない。(私もその一人だが)たとえば体からのメッセージとして時には痛みという形で変化を受け取ることもあるだろう。

 フラワーエッセンスは使用する人を護ってくれるものだと、以前、講師のサンバドさんから教えていただいたことがある。私も時々この言葉を遠隔のお手紙に書いたり、対面のセッションの場でクライアントさんにお伝えしたりしている。

実際の講座の中では、特にプロのフラワーエッセンスセラピストになる事を志望しているならば、セッションの手順、72本のボトルの意味など、覚えなければならない内容もたくさんあり、いきおいその修得に意識が向けられがちになるのは自然な流れともいえよう。実際、私自身、プロのフラワーエッセンスセラピストとして十分に機能していくためにはどうしたらいいのかなどと考え始めたら最後、気が付けば自分へのダメ出しスイッチ連打!の状態になっていることもある。

しかし、「フラワーエッセンスプロ養成講座」におけるヘルパーの果たす役割は、やはり応援に尽きるかと思う。受講生お一人お一人のプロセスの進行に静かに寄り添っていくことではないだろうか。あれこれ迷ってしまって選べなくなってしまう事も、多くの人が経験することであると思うし、クライアントさんのために一番いいことが起きるようにという願いから始まっている事なのだと思う。
今回のマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座のなかでは、このことを受講生の方にお伝えできなかったので、この場を借りてお伝えしたい。