バッチ博士のフラワーエッセンス 基礎 通信講座 体験談
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〜フラワーエッセンスにおける今後の展望〜
今本和子
掲載日: 2008年11月 27日


 私は以前、通信教育でアロマセラピーの勉強をしました。
 アロマセラピーは皮膚や粘膜を通して体内に吸収されたり、又、脳内へと伝達されて、肉体面と心理面両方に作用を及ぼします。芳しい香りのオイルやそれを用いて行われるトリートメントなどは非常に心地よく、またそれによって、抱えている悲しみや苦痛が軽減されてゆく事は、素晴らしい癒しであると思います。
 私自身もお風呂の湯船にオイルを垂らしたり、テイッシュペーパーにオイルを含ませて掃除機に吸わせ掃除をしたりしていましたが、そうする事で一日の疲れを心地よく流してくれたり、肉体的なトラブルを穏やかに解消したりしてくれる事は何物にも変えがたい心休まる経験でした。
 ただ、オイルによっては禁忌作用があり、妊婦や赤ちゃんに使ってはいけないものもあります。また、香りと言うものは非常に主観的なものなので、或る人には好まれるそれが、もう一方の人にとっては好意が持てなかったりすることもあり、作用だけを考えていればよいと言った単純な理解では結果が得られない難しい問題もあります。
 消費期限も長いもので半年、短いものになると三ヶ月と限定され、しかも、同一のオイルを長きに渡って使用する事は良くないとされている為に、個人的に使おうとするとどうしても量的な問題と時間的な問題が合致せずに不本意ながら残ったオイルを廃棄するしかないと言う残念な経験もしました。
 そんな経験をした後でのフラワーエッセンスとの出会いでしたが、自分で使ってみて一番に感じたことは、アロマオイルが五感と体に優しく作用するのに対して、フラワーエッセンスはダイレクトにしかも強烈に五感を超えて作用する、と言う事でした。ですから、オイルとは根本的に使用目的が違うのではないか?と感じます。
最近はアロマオイルを老人医療施設で使い高齢者の方のメンタルヘルスケアに役立てたり、皮膚疾患などの改善にも使われ始めています。また、チャイルドケアとして少量のオイルを使ったベビーマッサージなどを取り入れる病院さえ出てきています。
 オイルの作用はエネルギー体の深部まで到達するものではない(私の主観です)為、第三者の判断で使うことが出来ます。つまり、短い期間で驚くような、しかもエネルギーの深い部分での反応が少ない為に、本人の明確な意思がなくとも安心して使うことが可能ということなのです。現在、オイルが幅広く利用されている理由の一つには、この事も大きな要素であると考えます。
 翻って、フラワーエッセンスを使うに際して大切な事は、本人の明確な意思が必要であると言うことでしょう。
フラワーエッセンスは作る過程においても、全く人工的な作用がなされません。そのほとんどがピュアな水と太陽エネルギーだけで作られる為に、エネルギー的にも植物のそのままの力が内蔵されていると感じます。つまり、私達生き物のエネルギー体に対して植物の生のエネルギーがダイレクトに、また強烈に作用すると言うことでしょう。
 フラワーエッセンスは、単なる気分の転換や肉体的な諸状態に温和に作用すると言う事ではなく、その人のエネルギー体に作用する事でマインドを調節し、マインドを調節する事で、間接的に抱え込んだ肉体的な兆候にまでも光を当てていくものと思います。作用を認識して使うことに同意が必要なのがアロマオイルと明らかに違う点でしょう。
 しかし、フラワーエッセンスを使うことを自分の意思で決定若しくは同意し、その働きかけを知ると、深層部に感じる変化やその早さには他に類を見ない驚きを覚えます。
 その為に、フラワーエッセンスは内面の深い洞察を必要とする人や原因がわからないとされる肉体的な疾患がある人にとっては、エネルギーレベルで大きな影響力を発揮すると考えます。
 例えば、長く閉じこもりがちでありながらも現状を打破したいと考えている時、現代において大きな問題となっているいじめる側いじめられる側の人間関係。特に最近増えている虐待の問題では、夫婦であれ親子であれ、する者とされる者の両者における諸問題があります。薬物やアルコール、その他多岐に渡って持ちうる依存の症状など。そして現代的なストレスを解消や軽減したい時においてなどです。また、肉体的に長く病院にかかりながらも思わしい回復が見られない時などは、何かしら感情のブロックがあるのかもしれません。それらにフラワーエッセンスは、その作用を発揮すると思います。
 ここで一つ考えたい事があります。現代において、心療内科は非常に大きな役目を担っています。前に記したものの他にも、家庭内暴力の被害者として苦しむ人。出口のない閉塞間の中で己を見失っている人。最近、流行語のように氾濫する統合失調症と診断される人達。これらの人々が、内面の葛藤や苦悩からこうした心療内科を受診し始め、今やこれらの診療は昔のように隠れて行われる事のないオープンな領域となりつつあります。そのような活躍の反面、患者の多くは沢山の薬を使用し、その副作用に苦しんでいるといった側面もあるようです。
 病院に行き受診をするという行為は、完治させたいと言う本人の意思が形となって表れたものです。医師から与えられた薬を服用すると言う行為も、本人の症状を克服したいと言う願いがあっての事だと思うのです。だとするならば、これらの人たちにフラワーエッセンスを使ってみるという選択肢があっても良いのではないでしょうか。
 フラワーエッセンスは薬ではありませんが、あえて人工的な薬のように例えば、間違って使ったとしても害がないと言います。また、アロマオイルのように禁忌作用もありません。たとえ急激な内面の変化が生じたとしても本人の意思が前提としてありますから、処方の前段階や途中においても詳しい説明が可能であり、対処も迅速に行えると考えられます。
 現代における肉体的精神的な疲労や障害は大体において自己の深い内面性が起因しているものが多いのではないでしょうか。癒しと言う言葉が氾濫したり、過去や自然への回帰、これらの事で郷愁を誘われる人々のなんと多い事でしょう。
 アロマオイルがストレスや精神的・肉体的疲労を予防する為に使われる穏やかな作用とするならば、フラワーエッセンスは現実にストレスにつかまってしまった状態や一人では抜け出せなくなってしまったエネルギー枯渇状態の、厳しい状況で威力を発揮するものだと思います。
 今はまだ個人の嗜好で試されたり、セラピーでセラピストが使用するにとどまっていますが、将来的には治療としてもフラワーエッセンスが広く利用されればと思います。