バッチ博士のフジフラワーエッセンス プロ養成講座 体験談
直線上に配置

〜バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座体験談〜
バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座・プロ養成講座を受講して
平松 小百合
掲載日: 2005年 8月8日

私がフラワーエッセンスに出会ったのは、今から数年前になります。転職をし、なれない環境と初めての仕事についていくのが精一杯の、追われるような毎日を過ごしていたころ、書店でなんとなく手に取ったフィンドホーンのフラワーエッセンスについて書かれた本がきっかけでした。当時、自分自身が大きな転換期にあったことや、「どうやったら、活き活き生きていけるのだろう?どうやったらその人がその人らしく輝いて生きていけるのだろう?」ということを、なぜかいつも考えていたこともあって、その不思議な癒しの力について書かれた内容は私にとってとても興味深く、砂漠に見つけた泉のように希望に満ちた衝撃的なものでした。
なんとかフラワーエッセンスを販売しているお店を探し出して、興味のあるエッセンスを実際に試してみたりしましたが、これといった目立った変化もない状況のなかで、どこか期待はずれのようにがっかりした気持ちで、いつのまにかフラワーエッセンスの存在は頭の片隅に追いやってしまいました。今振り返ってみると、当時の私は、あまりにも状況が変化する渦の中にいたために、その繊細なエネルギーややさしい癒しの力に気づいたり、自分自身の変化を自覚することもできなかったのだと思います。今思うと、当時は内省、自分自身と向かい合うことに取り組まなければならない時期であり、気付かないところで、フラワーエッセンスのサポートをしっかりと受けていた時期だったと思います。

仕事を通して、笑いや感動するということが人を癒したり元気を与えることがあるのだと感じたことが、人の持つ治癒する力、その人そのものの生命力への関心につながり、再び医療の現場へ戻った時に、自然治癒力や癒しという分野に興味を持つきっかけとなりました。アディクションの治療に携わる中で回復過程を援助していく立場にあって、いつも感じていたことは、やはり「どうやったらその人の内側から回復の方向へと向かえるのだろう?」ということでした。そんな時、精神科や一部の医療の現場では、フラワーエッセンスを採用しているところもあるのだという現状を知り、再びフラワーエッセンスへの関心が深まっていきました。短期間ではありましたが、実際に採用している医療現場でその状況を目にする機会を得られたこと、自分自身もセラピストとして、必要とする人にフラワーエッセンスを紹介することができたらと思ったことが、今回の受講を決めたきっかけとなりました。

「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」から「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」を通して、4ヵ月の間、毎週新たなフラワーエッセンスのミックスボトルから花々のエネルギーを受け取りながら過ごしてきました。日々の仕事や生活に追われて慌しく過ぎていく時間の中で「今はこの花のエッセンスとワークしている」という風に、いつもフラワーエッセンスの意味やエネルギーに意識を向けるということは出来ていなかったのですが、そんな中でも、振り返るといくつかの大きな気づきや学びを体験しました。日常の生活の中で、まるで学びのレッスンが引き寄せられるように何かを体験することになり、その中で自分自身が気づく、感じることで学び、いろんな不要なものを開放していく、また、困難な状況や感情的につらい状況にいるときには、その状況を超えていけるような気づきがあったりと、まさにそのような癒しの体験であったと思います。

特に印象に残っている出来事についていくつか振り返って見たいと思います。
・5/10
選ばれたのはアグリモニーセントーリーでした。その頃、私は親しい人間関係の中で、相手の気持ちを尊重し理解しようと思う一方で、自分自身の気持ちを横におき、言いたいことを言えずに飲み込んでいるという状況でした。いつもなら仕方ないと思い自分が我慢すればたいしたことではないとやり過ごしているところですが、なぜか怒りのような感情が湧き上がってきて、気付いたら嫌なことは嫌だとはっきり自分の気持ちや考えを伝えていました。特に自分にとって重要な人間関係の中では臆病であり、物分りのいい人間であろうとしたり、自分を殺して相手の気持ちを尊重するという傾向にありますが、その奥には、嫌われることへの恐れ、愛されないことへの恐れがあるのだということに気付きました。強くはっきりと伝えた自分に驚き、違和感のような罪悪感のようなものも感じましたが、たとえ否定的なことでも、ありのままの自分を表現してよいのだと自分の中で確認出来たことで、それでよかったと思えるようになりました。自分自身を正直に見つめる、ありのままの自分を受け入れること、表現することをサポートしてくれるアグリモニー、自分の意思を外側に表現すること、自分自身でいることをサポートしてくれるセントーリーのエネルギーが私自身の問題に気付かせてくれました。

・6/6
バーべイン・ビーチ(他にチェリープラム・レッドチェストナット・ミムラス

・6/13
バーベインが選ばれました。調和が乱れた場合のパターンでは、自分の社会的・物質的環境に過敏、批判的になる、自分の信念を他者に押し付けようとする、他者を改心させようとする、とあります。これらの性質について、最初は自分に当てはまるのかしっくり来ないと感じました。批判的であったり、押し付けたりということはないと自分自身について思っていたのです。ところが使用を始めて間もなく、仕事に関して色々と混乱する事柄が起こりました。今までの自分の経験からは理解できない、納得できないことばかりで、差し出された要求や考えに対して「それはおかしい、非常識だ」「そんなことがあっていいのか」という、非常な怒りでいっぱいになっていきました。今まで飲み込んできたようなことが意識に上り、怒りとなんともいえない情けない気持ちになり、口から出るのは、他者への批判や状況への不満ばかりで、嫌なところばかりが目に付いてしまう、マイナス面にばかり焦点をあわせていってしまうというひどい状況でした。そんな中、自分自身も他者から正面から直接批判の言葉を浴びるということが起こりました。まったく予期していない身に覚えのないことで批判され、純粋に相手にとって良かれと思ってしたことが完全にあだになった上に「あなたは悪い人間だ」と印を押されたようで、大きなショックを受けました。安全だと思っていた環境が崩れ落ちてしまい、周りの人が信用できない、何を信じていいのかわからない、自分が今までしてきたことやあり方は間違っていたのか、ここでは通用しないのかと思い悩む、とても苦痛な状況になりました。しかし、その中で自分自身が自分の価値観だけを物差しにして周囲を見ていたこと、批判的に凝り固まってしまい、相手や組織の立場に対し寛容的にみることが出来ていないことに気付き、私を批判した人に対しても、自分自身が批判していることを鏡のように映し返して見せてくれたのだと思えるようになりました。周囲の状況を良い悪いと決め付けるのではなく、状況をそのままに受け止めて、その中で自分に出来ることをやっていけばいいと思えるようになり、たとえ周囲からどんな評価を受けたとしても、自分で自分自身に納得できていればそれでいいのだと自分に確認できたことで、苦しい気持ちがどこかへ溶けてなくって行きました。ぴんとこなかったことで、バーベインビーチについてほとんど意識することなく過ごしていたにもかかわらず、まさにこれらのフラワーエッセンスの「他者や自分のありのままを受け入れ尊重する、自由に表現することを許すことが出来るようにサポートする」エネルギーを受け取った期間であったと思います。

・6/20
セラトー・ウォールナット

・6/27
ロックローズ 

・7/4
オーク・スィートチェストナット

・7/25
ウィロー・スクレランサス
が選ばれました。
ここ最近の自分自身の状況を考えると、また新しいステップを踏み出していく変化の時期にさしかかっているのだと感じていました。将来についてこうありたいという方向は、はっきりしてきて見えてはいるのですが、そのためにどういうステップを踏めばいいのかという部分で、思うように前に進めないことへの焦りを抱えたり、ポジティブに考えたりネガティブに思えてきたりという、行きつ戻りつしている状況にあって、これらの花のエネルギーが、そのつどサポートをしてくれていたのだと、今振り返って感じています。自分自身に確信が持てなくなって、方向性に対してもぼんやりしてくるようで前に進めない困難さを感じ、自分の人生はいったい何なのだろう?何をすればいいのか?と混沌としてしまい、だんだんとそういったことに向かっていくことに疲れきって無力感にさいなまれた時期でしたが、今振り返ると、これらのフラワーエッセンスが流れるようにサポートをしてくれたように感じます。ちょうど、無気力のピークで真っ暗で道が見えないなぁと思っていた頃、ふと立ち寄った本屋で目に留まった本がありました。二冊の本との出会いは、こうありたいという自分の目標に私の思考の焦点を引き戻してくれると同時に、ワクワクする感覚を取り戻させてくれました。疲れきって、どこか犠牲者意識のような感覚をもっていた私に、自分の現実は自分が創っているのだという自己の責任について教えてくれ、自分で創造するという希望や明るさの感覚を与えてくれるものでした。これらのフラワーエッセンスのエネルギーからのサポートと、二冊の本との出会いに、驚くような共時性を感じています。フラワーエッセンスのメッセージが私に理解しやすいように、そのまま具体的に本になって届けられたような不思議な体験でした。

振り返ってみて、必ずしもいいことばかりではなく、気付かなかったことを引き出すような、どちらかといえば苦痛で困難な体験が多くありましたが、それらの過程を通して、必要のなくなったものを手放し、新しく必要なものを引き寄せたり、自分自身についての気付きや学びを通して、少しづつ成長し前へ進めるようになったのではないかと思います。自分の体験を振り返りながら、また、一つ一つの花の癒しの力について改めて色々な資料に目を通してみながら、フラワーエッセンスの奥深さを感じ、この世界にちりばめられた植物、存在のやさしさと叡智に感動するとともに、なんともいえない感謝の気持ちがわいてくるようです。

「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」の最初に、教室の中央に裏返しに並べられたフラワーカードの中から、自分の好きな1枚を選んでカードの花からのメッセージを受け取るというワークがありました。基礎講座を通してサポートしてくれる花として私の選んだカードは、レッドチェストナットでした。その時、レッドチェストナットのカードから受け取ったメッセージを、ノートの最初のページに書きました。
そこには「マイペースでいいのです。人はそれぞれのペースで成長しています。魂は完璧にそのペースを知っているのです。1人1人のペースで成長していくことを許しサポートしてください。決してせかすことなく、焦ることなく、成長していくことを許しサポートしてあげてください」というメッセージが記されていました。バランスを欠いた依存関係に関わるエネルギーの不調和を調和に導いてくれるフラワーエッセンスであるレッドチェストナットは、私が奥深くに抱いている恐れに気付かせてくれるとともに、自分のスペースにしっかりと留まり、中心に根ざし相手との境界をしっかりと認識した上で、恐れからではなく、純粋に愛情からの関わりやサポートが出来るようにと、いつもメッセージを送ってくれていたのだと思います。そしてこのメッセージはこれから先、他者をケアする、サポートしていく中で、またあらゆる人間関係の中で私をサポートしてくれるのだと思います。

仕事の関係でたびたび遅刻しながらも、最後まで講座に通うことが出来たのは、フラワーエッセンスのエネルギーが私の背中を押してくれた一方で、やはり、ご指導いただいた講師の方々、色々な状況の中で頑張って参加されていた受講生の皆さんのサポートの力があったからだと思います。本当にありがとうございました。4ヶ月という短い期間の中でも、フラワーエッセンスを通して、多くの人との出会いを通して、多くの贈り物を受け取ったと感じます。私自身が受け取ったように、将来、このやさしい花の癒しの力について、どこかで誰かに伝えていけるよう、手渡ししていけるように、これからも自分自身の癒しや成長に取り組みながら、フラワーエッセンスについての学びを続けて行きたいと思います。