「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」体験談
N.H
掲載日: 2010年 8月 25日
●第1回目
「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」の第1回目。
自分に必要なバッチフラワーエッセンスをリーディングするにあたり、テーマとして選んだものは『初対面の人とも自分らしくいられて楽しくコミュニケーションできるようになる』というものでした。
私は人と関わる事は好きなのですがどちらかというと苦手です。何度かお会いすると気軽にお話できるようにはなりますが、それもすべての人というわけではないですし、ましてや初対面となると確率がさらに下がります。
様々な集りの会などに参加していて思う事は、他の人は初対面から打ち解けていけるのに私は壁を作ってしまう傾向があります。それをもどかしく思っていましたし、出来ない自分をどこかで追い込んで絶望とまでは言わないまでも、落ち込んでいました。
今落ち着いて向かいあってみると、人と比べるという癖があるのだと気づきました。
その時選ばれたフラワーエッセンスは、エルム、クレマチス、スイートチェストナットでした。
エルムは理想主義と関わるもので、完璧であろうとして不可能なものを成し遂げようとするフラワーエッセンスです。自分が行っている事と自分自身を同一化する傾向がある人に選ばれます。
私は人と比べて『もっと打ち解けるべきだ/もっと楽しく深い話もして交流すべきだ』という理想を掲げ、そう出来ない自分に鞭を打ち、そんな自分はまだだめだと思い込んでいました。
ありのままの自分に価値があるのだということ。人とのコミュニケーションがすぐに深くできなくても、それが私らしさなのかもしれないということ。人と比べても仕方がないこと。基準は自分の中でどれだけ進歩できたかということ。そんなことを感じました。
クレマチスは、現実と想像の世界の間を行ったり来たり彷徨っている人で、いまここの現実世界に興味を持たず、問題が生じると自分を閉じて未来の世界に逃げてしまう人に選ばれます。
人との会話の途中でも、いつの間にか違う世界へ行ってしまったり、空想の世界へ入ってしまい、話が途中で分からなくなったり聞こえなくなったりしてしまうことがあります。現実生活よりも、精神世界の方が興味がありますし、現実をないがしろにしている傾向があると再認識しました。都合が悪いとシャッターがおりて、自分を閉じて空想の世界へ入り、感覚を鈍くしていたような気がします。グラウンディングや行動することが苦手で、ふわふわ歩いてしまうのもクレマチス傾向なのかもしれません。いまここの自分の体に意識をもってこれるよう日頃から気をつけたいと思います。
また、空想だけでなく、実際行動してみることを少しずつ心がけるようになりました。
スイートチェストナットは変容/解放と関係し、絶望しきっていて希望を捨て耐えられる限界に達している、暗闇の中にいる状態で選ばれます。しかし自殺するタイプではなくどこかに光があることを知っていて、光とつながることをサポートし安心と信頼を与えてくれるものです。
この状態でこのフラワーエッセンスが選ばれたことに少し驚きましたが、確かに絶望していたと思います。思うようになれない自分に対してあきらめもありました。やはり何より必要なのは自分の中にある光を信じることであったと思います。
一週間の使用期間中で、新しく知り合う人との交流はありませんでしたが、何度もこうして再認識していく中で、自分の中の思い込みが少しずつ剥がれていっている気がします。
●第2回目
第2回目のテーマは『今の自分に必要なフラワーエッセンスを選ぶ』というものでした。
第1回目の結果を吟味する最中、体に異変を感じて病気ではないかと落ち込んでいました。元来、体は弱く体調も昨年から落ちていたので、自分なりにとても心配もしました。
選ばれたのは、ロックローズ、オーク、エルムでした。
ロックローズは凍り付くような恐怖、極度の混乱、パニック、死と再生のような命を失ってしまうような恐怖に遭遇した時に用います。体の異変はそのときの私にとって、死の恐怖さえ感じていました。表面上は冷静を保っていようとしていましたが、内面では強い感情が波打ち、絶望を感じないよう一生懸命自分を律していました。
ロックローズを飲むことによって、その強い感情がやわらげられて乗り越えられたように思います。
エルムは今回2度目のチョイスで、オークも以前からよく選ばれていたもので、どちらも頑張るタイプのフラワーエッセンスです。
オークは戦わなければ葛藤しなければ動かなければ生きていけないという意識「〜しなければならない」という考えに捕われていて、走り続けて絶望しても止まることが出来ないタイプです。
今私は仕事をしていないので、何か仕事を始めなければ自分を認めることができず、体調不良で思うように物事が進まないことに対しても気持ちばかりが焦り、不必要にエネルギーを消耗していました。何を目指し、どこへ向かいたいのかさえも自分でわからないまま、ただ、やってやりつづければ、どこかへたどり着けるのではないかと思っていました。
以前に比べると自己実現と称して様々なワークへ参加することもなくなり、自分の時間が持て体を休めることもできますが、思考でも忙しく自分を責め立てていました。
ただ楽しむために、ウインドサーフィンなどしていますが、遊びばかりしていては進歩がないと、もうひとりの自分と葛藤しています。
ただあるという状態を受け入れるために、自分のジャッジする思考をチェックしたり、瞑想を取り入れていこうと考えています。音楽を聴いたりしていて深くリラックスできると、いまの等身大の自分を大切に思えたり存在することへの感謝の気持ちも湧いてくるので、私に必要なのはリラックスする時間を増やすことだと思います。
●第3回目
第3回目のテーマは『ありのままの自分を受け入れ前に進むのに必要なフラワーエッセンス』でした。
リーディングされたのは、ワイルドローズ、ビーチでした。
ビーチは寛容性と関わります。他人を判断したり批判し視野が狭く物事の美を見出せず、否定的な側面ばかり見てしまいます。
以前から人や自分をジャッジする自分が嫌いでありながら、続けてしまうループにはまっています。
また、人との関わりの中で、そんな自分がばれるのが嫌で、他人を入り込ませないように壁を作っていたのかもしれません。その壁というのは、他人をジャッジしてあの人はこの程度だとか決めつけて、一線を引く事で、自分が傷つかないよう守っていたのかもしれません。
過去において他人から傷つけられたことや自分を尊ぶことができないので、自分の殻に閉じこもって、自分は他の人より勝っていると思い込むことで、自分が認められなくても傷つかなくてすむように。ここでも、人に認められる事が自分を受け入れるために必要だと感じていたのです。
ワイルドローズは生が自分を無視していると感じすべての人生の出来事を放棄し、生きることへの興味を失い絶望し無気力になっている状態です。
このときは、前回から引き続き体の異変をある意味受け入れ、絶望して諦めていました。もう私には何も出来ず、運命を受け入れるしかないと思い、医者へ行って辛い処置を受けるより、このまま死んだほうがいいと思っていました。投げやりな状態でした。
こんな状態が続きましたが、先日医者へ行き、心配ないと診断されて、再び命をいただいたような感動を味わいました。
生きているというのは、どういうことか。
死とは、どういうことか。
私とは、何なのか。
なんのために、生きるのか。
なぜ、私がいるのか。
生かされている自分がいて、さまざまな体験している。
これが良い事これが悪い事と判断し、上がったり下がったりしながら、日々流れていく。
こうなるべきという理想に追いつこうと自分に鞭を打つ戦いはもう終わりにしたい。
今生きていることに感謝し、日々のたわいもない出来事をただ受け入れ、判断せず、楽しんで生きる。
他人の評価は横に置き、自分が日々の些細な進歩にも気づき、認めていく。
いまの等身大の自分を受け入れていくこと。
これまでの自分も許すこと。
小さな自分の声に気づくこと。
感情は溜め込まないこと。
安全より挑戦を楽しむこと。
波があることを受け入れること。
人をコントロールしないこと。
必要以上に心配しないこと。
自分を信じること。
他人の力も信じること。
すべてはうまくいっていると信じること。
受け入れること。
リラックスしていること。
自分の意見を伝えること。
他人の意見も受け入れ、必要なければ流すこと。
表現を楽しむこと。
さまざまな自分の体験を楽しむこと。
客観的に見る自分をつくること。
中心にいられるよう意識すること。
そんな事を感じています。
この回のロールプレイの実習では、セラピスト役を行いました。
ロールプレイでは、クライアント役の方とのカウンセリングのステージが、とても早くに終わってしまいました。クライアント役の方の話に深く入る事を躊躇し、表面上さらりと聞いてしまいました。普段の会話でも知人の深い話に突っ込みをいれるのは苦手です。できれば、相手が気持ちのいいまま会話が終わってくれれば良いとか、怒りを当てられたら困るとか、深く入り込んで悲しませてこじらせたくないとか、興味本位に取られたくない等、いろんな理由から避けていました。
今回ご一緒したクライアント役の方はオープンな方だったので、むしろ、聴いてほしかったと言われ、とても残念なセッションになってしまいましたが、この失敗を生かしたいと思います。
また、話す速度が速いのでゆっくり話す練習をしたいと思いました。
●第4回目
第4回目のテーマは『本来の自分とつながるフラワーエッセンス』でした。
選んだのは、レッドチェストナット、アスペン、アグリモニーでした。
レッドチェストナットは共依存の問題と関わっており、他人のパターンに精神的に巻き込まれ、感情やマインドを投影してしまうものです。繊細で心配性で人に対する深い恐れ、愛される事への恐れを抱いている場合があります。
私の母は典型的なレッドチェストナットタイプであったと思います。その傾向を私も持っているのは薄々気づいていましたが、本来の自分とつながるために必要だと出て、納得した部分があります。
人との関わりの中で、いつも中心にきてしまうのは、他の人はどう感じてどう思っているのかが大切だったのです。自分の気持ちや感じ方を見ていないので、いま自分はどう思っているかさえ分かりずらかったのだと思いますし、人に質問されても自分の答えがすぐ出てこないのはこのためであり、常に自分は何を感じているのかを観察するよう心がけたいと思いました。
アスペンは感覚や思考では予測できない恐れや不安、理由のない不安に用いられます。
本来の自分とつながりたいと思いながら、どこかで恐れていのでしょうか。本来の自分を見る事を恐れているのでしょうか。
いずれにしても勇気を持ち、起きてくる事を信頼するという事が必要なのだと思います。
アグリモニーは外側を楽しむだけで、自分自身を楽しむことが出来ない人々に有効です。本当の自分より幸せそう、楽しそうに見せた方が愛されると思っています。自分の感受性や敏感さを抑圧しています。そして内と外があまりにも違うので自分のエネルギーが分離され苦しんでいます。自分自身に価値を置いておらず、深いところでの自分への信頼がないのです。
周りの目や人の感情ばかり気になり、自分がどう感じているかという一番大切な部分が抜け落ちていました。
自分を大切にしようと感じるままに行動すると、わがままなのではないかと自分を責めたり、心が狭いのでないかとか、こんな事を感じる自分はいけないとか等、悩む事はありますが、ありのままの自分を受け入れつつ違なる方法を挑戦しつつ、検討してみようと思います。
●第5回目
第5回目のテーマは『仕事について前進するために必要なフラワーエッセンスを選ぶ』でした。
選んだのは、ホリー、ワイルドオートでした。
ホリーは愛と反対の強烈な感情、憤怒、敵意、嫉妬、嫌悪、羨望、猜疑、憎悪、復讐心、恨み等強い否定的な感情があり、苦しみや欲求不満に陥っている時に用います。裏切られる事を恐れ、深い愛に入って行けない時、人は自分ともうまくやって行けない。内側が熱くなっていて、何をしていいか分からない状態です。
私以外の人達は、すでに楽しく仕事を始めたり輝いているのに、私はまだ何をしたいのかもつかめないままでいると羨んでいましたし、そんな競争の中にはいきたくないと思っていました。また、人から裏切られる事も恐ろしかったですし、どう見られるかも恐れていました。私の内側ではいろんな感情が渦巻き、何をしたら良いか分からなかったのでしょう。
新しい感情は見つけるのは容易いですが、古い感情を見つけるのは骨が折れます。
感情の解放のワークとして、枕をたたいたり、一人で怒鳴ってみたりしていますが、根気がいりそうです。
ワイルドオートは生の目的でたくさんの中から何を選んで良いか分からない状態です。
私はなにか奇抜な事をしなければと思っていたのかもしれません。目標もなく、どこへ向かっていいのかわかりません。なにか大きな事を成し遂げなくても、身近なありきたりの事を続けたり、深めて行く事が大切なのかもしれないと思うようになりました。
あらためて思うと、人との関わりが苦手だが好きだということ、精神世界に興味があること、自然が好きなことが、いつも私の近くにあります。
この回のロールプレイの実習では、クライエント役を行いました。
クライエントとしてのセッションのテーマは『自分を保ちながら人と関わる』でした。
選ばれたのはクレマチス、エルム、チコリー、レッドチェストナットでした。
今回初めてのチコリー。
相手を操作し所有する条件付きの愛、利己的な偽物の愛のパターン。被害者になりやすく、傷つけられた、避けられたという感覚を持ちやすい。
こんなにしてあげたのに、そんなに傷つく事を言わなくてもいいでしょ。。。というパターンが私には確かにあります。
相手にすることは、見返りを求めていたのだと、いま気づきました。どれだけ相手にしても、あげっぱなし。という大きな愛を持ちたいものです。
相手の感情は相手の自由だということ、そして自分の感情も自由なのだと言うこと。
愛の見返りではなく、愛を与える側になること。
与えても減らないこと。
与えるだけ気持ちがいいこと。
そんなことを思いました。
これから、さまざまな事を楽しんで行きたいと思っています。
この「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」へ参加できたことを本当に嬉しく思います。
講師のパビットラさん、サンバトさん、スタッフの方々に心から感謝します。