マウントフジフラワーエッセンス プロ養成講座体験談
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千尋
掲載日: 2008年10月 20日



 「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座の時以上にワクワクした気持ちで、マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座を毎回楽しんでいた。通う大変さよりも、楽しさが先に立って、講座前よりも帰り道の方がすっきりしているという事も良くあった。

 「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座の実技では、毎回ペアを組んで互いにリーディングをしていく。カテゴリー別の数本の中からマウントフジフラワーエッセンスを選んでいくマウントフジフラワーエッセンス基礎講座と違って、初回からいきなりフルセットの72本全部の中から、マウントフジフラワーエッセンスを選んでいった。正直、自分に出来るのだろうかという不安もあったけれど、実際にやってみると、不思議とこれで良いという感覚が感じられた。
 私はこの時、『変化を乗り切る』というテーマでマウントフジフラワーエッセンスを選んでもらった。この1年あまり環境の変化が目まぐるしかったが、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座の終わり頃からは、今度は内面の変化と浄化が激しく行われていると感じていたからだ。
 この時に選ばれた、マウントフジフラワーエッセンスは、イカリソウ(人生の探求者)・ネジキ(隔離)・ミツバツツジ(ハートの翼)・モモ(分かち合い)・フジ(霊的な交流)の5種類。
 この初回の週は、他人からの影響、特に支配について、改めて考える出来事があった。私はバッチ博士のフラワーエッセンスでいうところの、セントーリーのタイプで、支配のパターンに入ってしまう事が今までの人生でよくあり、その事に気づいてからは、自分では気をつけていたつもりだった。けれども、それでもまだこびりつくように残っていた支配のパターンに気づいた。自分一人で物事を進めていくことの怖さ・自分への自信のなさから、支配のパターンにしがみついていたんだと感じた。これからの自分の人生は100%自分で責任を持って、自分で進めていくんだと改めて決意した。そう決意した途端、驚くほど心が軽くなった。今振り返ると、ネジキによって、自分とそうでないもののエネルギーがセパレーションされ、支配について気づき、新しい自分へと一歩進めたのかもしれない。

 講座の第2回目から、クライエント役が横たわった状態での本格的なフルセッションスタイルでの実技練習となった。
 2回目、3回目とセッションの実技を重ねるうちに、少しずつ自分なりのコツがつかめてきた。自分が選ぼう、自分が何かしよう、と思うと途端にリーディングに不安が出てブレてくるので、無心で、クライアントさんに必要なマウントフジフラワーエッセンスは必ず選ばれると信じようと思った。その後も回を追う毎に、自分はただ空っぽになって、出てくるものをただ受け入れよう、そんな想いが強くなった。

 講座の第4回目のフルセッションの実技練習は、私にとってはユーモアのあるプレゼントがたくさん隠されていた。まず、ペアを組んだ方と私のテーマの大筋が一緒だった。偶然の一致に思わず2人で笑ってしまった。しかし、それぞれに選ばれたマウントフジフラワーエッセンスは、1本も重なることはなかった。例えテーマが同じでも、それぞれの人によって根本となる原因が違うということ、表面的な判断ではなく深い部分にある原因を探る為にマウントフジフラワーエッセンスのセッションがあり、リーディングによってその人に最適な種類が選ばれるということを実感した。
 この回で選ばれたマウントフジフラワーエッセンスの中に、エゾノコリンゴ(内面の浄化)とリンドウ(痛みを取り除く)があったのだが、前日に無性にリンゴが食べたくなり、前夜と当日と2回に分けてリンゴを食べていたのだった。さらに、講座会場に行く道すがら花屋さんに立ち寄った時に、リンドウに目を奪われ、リンドウが欲しいなあと思っていたのだった。その2種類は特に欲して先取りしていたのだろうか。思わぬシンクロニシティに、またも笑みがこぼれる。

 マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座も折り返しを迎える頃、主人の父の危篤の知らせを受け、急遽遠方の田舎へ行かねばならなくなった。講座の第5回目を欠席する連絡を入れた折に、講師のサンバドさんより、バッチ博士の緊急時用エッセンスを使用すると良いとのアドバイスを受け、ちょうど手元にあったので使用した。いつ帰れるかどうか分からない状況でマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座が続けられるか心配だった。が、急にふと、学ぶという事が今の自分に本当に必要な事であれば必ずやマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座に戻れるだろう、そうでなければ、もう一度マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座に申し込み直して学び直そう、そういう気持ちが湧き上がり、今の状況を冷静に受け入れている自分がいた。緊急時用エッセンスの影響だけではなく、ありのままの自分を見つめるという姿勢は、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座を通じて、自然と養われていった感覚のようにも思う。
 結局、義父は帰らぬ人となったが、その際も緊急時用エッセンスを入れたお水を持参していて、家族皆に回して飲んだお陰なのか、比較的冷静だったように思う。
 第4回目のセッション実技で作ってもらったミックスボトルとミックススプレーを持参して、2週間くらい引き続き使用していたが、今振り返ると、リンドウエゾノコリンゴがその間ずっとサポートしてくれていたようにも思える。

 そういう理由で、講座第5回目、第6回目は、個人補講を受けることになった。第5回目のプログラムにあった、講師のパビットラさんのフルセッションのデモンストレーションを拝見することが出来なかったのが本当に悔やまれるが、とにかく再び学べることが嬉しくて嬉しくて、自分がどのくらいマウントフジフラワーエッセンスの勉強がしたかったのか、改めて思い知らされた感じ。

 第5回目と第6回目の連続の個人補講と同じ日に、さらに引き続き迎えることになった第7回目。この回は、一番印象深く忘れられない回になった。
 「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座と併設して行われていた、日本フラワーエッセンス協会®認定マウントフジフラワーエッセンスセラピスト対象の「マウントフジフラワーエッセンスグループワークリーダー養成の為の勉強会」。この回では、その勉強会に参加されている、既に協会認定のセラピストとして経験豊富な方々が、それぞれのペアにサポートとしてついてくださり、エネルギー等のチェックや指導を受けられた。そばにいらっしゃるだけで、温かいエネルギーを感じて安心する。

 2週間休んでいる間に、自分の感覚が鈍ってしまっているのではないかという不安や、皆に差をつけられてしまっているようにも思えたが、マイペースでやろうと決める。
 先に自分がクライエント役として、マウントフジフラワーエッセンスを選んでもらう。何かを思い出せそうなのに思い出せないような感覚が数週間つきまとっていたので、『制限なく思い出す』というテーマで選んでもらう。
 セッションが始まると、ハートが重苦しく、今にも飛び出してしまいそうな嫌な感覚がする。そのままの感覚を味わっていると、ふと去年見た夢を思い出した。それは自分の家族と思われる人々に殺されかけている恐ろしい夢。それから、自分が家族に対して見えない壁のようなものをずっと感じていたことが浮かんだ。
 その途端、2つの事が繋がり、私は過去世で家族に殺されたんだ、だから今世では家族に対して警戒しているんだ、家族が冷たくしていたのではなくて、自分が警戒したり大げさに冷たく感じていただけなんだ、全て自分の誤解なんだ、という想いが胸に溢れ、涙が出てきた。その後しばらくして、突然胃の辺りに「ガクっ」という衝撃が走り、右足の方へ抜けていった。それからは、ハートが存在感を示すように温かくなった。とても心地よく幸せな気分だった。最後には、翼の生えた人が今にも飛び立ちそうに天を見上げて立っていて、スポットライトを浴びるように光を浴びているイメージが浮かんだ。この時に選ばれたマウントフジフラワーエッセンスは、ボケ(対極の統合)・シロバナタンポポ(男性エネルギー)・ツルマンネングサ(知恵のきらめき)・オオケタデ(日常と霊性の統合)・ヤマザクラ(レットゴー)・シャガ(霊的な渇望)。
 次に私がセラピスト役となってセッションした後、サポートについてくださった協会認定フラワーエッセンスセラピストさんより、アドバイスを受けた。『まるで薬剤師のよう』という指摘は、ショックではあったが、それ以上に的確な言葉が見当たらないくらいに的確な表現で、鏡で自分の姿を見せられた感じ。
 私はセッション時はリーディングよりもカウンセリングが重要だろうという考えでいたのだが、実際はセッションでカウンセリング、リーディングと同時にヒーリングも行っていて、その間にも必要な癒しが起こっているとのこと。ヒーリングの重要さを再認識させられた。その重要性は、まさにその直前に自分がクライエント役の時に、素晴らしい体験として自分の身をもって感じたので、言うまでもない。
 また、セッション時に少しでも考える余地があるとブレる元だと思い、考える余地がいっさいないくらいのスピードで行うように取り組んでいたが、その結果、相手のエネルギーを深く感じたり、交流を楽しんだりする事がおざなりになっていた。マウントフジフラワーエッセンスは、相手に必要なものが必ず選ばれるだろうという感覚に頼りきり、自分の中に慢心があったのだろう。セッションもまた人と人との交流の場。それはまた、セッションだけに限らず、自分の中の、自分と他者との日常における交流の問題をも示しているようにも思えた。厳しく暖かいアドバイスを聞きながら、その場自体が1つのセッションのような気づきを得られて、話を聞くだけで泣きそうだった。フラワーエッセンスセラピストの在り方を目に見える形で示された気がして、本当に勉強になった。こんな素敵なセラピストに自分もなれたら。
 若干は落ち込んだが、今この時に自分の問題点を浮き出させてくれたことに深く感謝し、今はまだマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座の途中なんだ、これから受け止めた言葉を刻んでさらに良いセッションになるよう努力すれば良いんだと、自分が取り組むべき課題と目標に向けて進もうと思った。
 その日ペアを組んだ方は、ペアを組みたいなと思ったら、声をかけてもらったという必然を感じたペアだったが、本当にそうで、彼女は私とは対照的で思いやりに溢れたセッションを行っていて、彼女の姿からも私は学ぶことがたくさんあった。言葉に尽くせないくらいに、素晴らしい回だった。彼女と組めた事にも、心より感謝。

 「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座での一連のレッスンは、マウントフジフラワーエッセンスを学ぶということよりも、自分の感覚を磨いて、自分の内面を見つめ、自分を浄化していく過程において必要な学びだった。受講する前と今では、自分の中の感覚が全く変わり、気持ちのありかたや物事の捉え方がゆったり大きなものに変化しつつあるように思う。マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受講中は、反応が肉体を通して現れることが多かったが、マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座に入ってからは、ストレートに内面的な部分に焦点が当たるようになったように思う。

 「マウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座終了後も、そこで終わりではなく、新たに始まる気がしている。今後も、マウントフジフラワーエッセンスと共に、楽しみながら自分の道を進んでいこう。

 最後に、講師のサンバドさん、パビットラさん、講座で一緒だったみなさん、ありがとうございました。素敵な時間を共有出来たことを嬉しく思います。